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現役ゲイ風俗経営者と、元ボーイのあたいが話した 〜「風俗に入店する人間は、ほんとうに冷静なのか?」
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あたいと同い年で、ゲイ風俗の経営をしている友人がいる。
フランチャイズやグループの店長(管理職)としてではなく、個人経営で一国一城の主人をやっているやり手だ。
彼との出会いはゲイバーだったと思う。お互い酔っていて定かではないけれど、いつのまにか同じ店で飲んでいると隣に座ってくるような間柄になった。もう2年ほどの付き合いになる。
最近はゲイバーじゃない一般のバーでもよく顔を合わせる。そこもあたいの行きつけの店だ。あたいが紹介したら彼もその店に足繁く通うようになった。多分あたいのことが好きなんだと思う。だからあたいの著作を5冊買わせた。彼のゲイ風俗の控え室に置いてボーイに読ませまくれって言っといた。これが本当の布教。
彼もあたいと同様、元々はゲイ風俗でボーイとして働くいち従業員(ボーイ)だった。
彼はボーイ時代にできたツテと、その期間にガッツリ貯めた貯金を使って自分の店をオープンさせたらしい。
ちなみにあたいとは同郷・同グループではないので、現役時代に彼がどれだけ売れていたのか詳しくは知らないけれど、入店後の最初の一年で300万円以上は貯めたっぽいので、ゲイ風俗市場では上位の売り上げに入るだろう。
(ゲイ風俗のニッチさや安さは、コミックエッセイ「ゲイ風俗のもちぎさん」シリーズの書き下ろしコラムにも記述している)
彼と深夜にバーで顔を合わせると、いつも他愛ないことばかり話す。
だけど他にお客さんがいない時は、互いの職種や経歴の共通点からか、あるいは互いの立場がゲイの世界でやや特殊であることが共通しているからか、必ずと言っていいほど「ゲイ業界の近況と今後」というものを語り合ったりする。
彼と話したことは、あたいにとって有用で、記録として残したいものだから今後も記事にしていくだろうけれど、今回は三つのテーマについて話したことを取り上げたい。
風俗経験者として、そして風俗経営者と、風俗についてエッセイや発信をする者として、《当事者感覚を持ちつつも今は従事者ではない》という立場から話したことを書く。
「風俗に入店する人間はほんとうに冷静なのか?」
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天然温泉旅館「もちぎの湯」
ここはあなたの宿であり、別荘であり、療養地。 あたいが毎月4本以上の文章を温泉のようにドバドバと湧かせて、かけながす。 内容はさまざまな思…
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