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MOTHER's DIAMOND ワイングラスが出来るまでVol1

前回は「製品ブランド名」を作っていただいている作家さんのことを書かせていただきました。
今回は「製品ブランド名」が出来たきっかけを書いていきます。
 
20年弱ダイアモンドの世界に身を置いて悩んで考え抜いて2017年末から2018年の初めにかけて生まれたダイアモンドとは何か?Vol1,2に書いた「永遠普遍なダイアモンドに想いを込めて大切な方にプレゼントし受け継いでいく」とは実際にどのようにしたら、様々な人に伝わるのかと想像を膨らませながら生活していた時のことです。

当時2018年は卸業だったのでダイアモンドのルースやメレー(中央宝石研究所のグレードを着けない小さいダイアモンド)を企業や小売店さんにそのままの素材で販売することや、メレーは品質ごとにアソート(振り分け)し、ある程度のロットごとに販売、各社のOEMで製品を作って納めることなどが主な営業活動でした。
実はこの時から現在それぞれの製品に使用するダイアモンドはコツコツためていました。
品質も高く希少性が高い部分、弊社材用仕入れの2~3%程度でマーケットの流通量が少なく急に集めることが難しいからです。
もし、品質を変えることになってもこれだけ高品質で揃っているロットならどうにかなるだろうと考えていました。

その時の課題はゴールドとプラチナに代わる新しいダイアモンドの器としてのパートナーを探すことでした。
受けとった人が喜んでくれて、ご使用いただける機会も多く、贈る人も満足していただけるコンビネーションは普段の生活(仕事しかしてなかったので)からは中々、見つかりません。
ダイアモンドだけ先にお客様に持っていただいて、タイミングの良いときにエンゲージに作り直す?
このアイディアだけだと喜ばれるシチュエーションではないです。
友人のエンゲージリングなど作成させていただく機会に友人がダイアモンドを選んでジュエリーにして納めた経験からジェエリーにする前にお客様が喜んで使ってもらえる物がいいと考えていました。

どういうシーンがあるのかと考えているうちに客観的に見ることが出来る方法がないかと探しているうちに思いつきました。
女性誌です。
その中にヒントがあるのではと思い、最初は恥ずかしかったですが勇気をだして買ってみました。
「Oggi」「Domani」「Precious」などなど。
それぞれの特徴とこのような素敵な方に弊社の製品を持っていただきたい、また相応しい会社にしなくてはと誓う、きっかけにもなりました。
機会があれば今回の内容も書いていきたいと思います。

様々なシーンの写真が雑誌の中にあり、ふと食事のシーンに目が留まりました。
カップル、ご夫婦、本人と両親で楽しそうに会食しているそれぞれの写真でした。
お酒が飲めるとお洒落で羨ましいなと、記念日にワインって素敵だな、
でも二十歳になってお酒を試してみても結局飲めるようになれなかったなと、
その時、全部のワードが繋がりアイディアがでました。
お酒、成人式、ワイン、成人式のお祝い、結婚、結婚婚約指輪。
2019年の春、寒い冬を超えて桜が満開のときでした。

ワイングラスの中にダイアモンドを入れることが出来ればプレゼントしてもらった後、様々なシーンで使っていただける。
もし割れてしまっても全てまとめて持ってきて頂ければガラスとダイアモンドを分けることは簡単なので、ジュエリーにし贈ることもできる。

成人式のお祝いにご両親からプレゼントされたワイングラス、
初めて飲んだお酒はご両親と一緒に飲んだ20年もののワイン。
そして、結婚するとき
あの時もらったダイアモンドを使ったリングを着けて結婚式へ

このようなきっかけでワイングラスの構想が誕生しました。
いただいたグラスが割れないとダイアモンドを取り出せない問題点は残っていますが、
まずは作れるかどうかトライすることが先だと、
作っていただける人を探そうと切り替えました。

そして前回、お話した作家さんの出会いにつながります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2024年9月20日
MOTHER’s DIAMOND
BRAND MANAGER

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