VOl.3「そこに愛はあるんかい?」イモ二イが教えてくれたこと
こんにちは
昨晩、ウワサのクラブハウスで「イモ二イ」こと井本陽久先生にお話を聞く時間を持ちました。
テーマは、「どの子もその子らしく輝く、教育と子育て」だったのですが…
私達に投げかけられたのは、「そこに愛はあるんかい」という問いだったように思います。
いや〜、イモ二イの話は奥が深くて、一夜明けても、私の心の中にいろいろなさざ波が起きて、ずっと考えています。
とりあえず、このまま流してしまうのはもったいないので、心に残った言葉を忘れないうちに残したいと思います。
(いもいもの取材もしたので、まとめはまた後日)
以下私が拾ったイモ二イ名言録。
「(子どもを)ほめるは、対等じゃない」
「ほめると叱るは同じ。コントロールだ」
「子どもたちが、ジャッジされずに自分が思うようにやれる場所が今はない。学校が必ずしも安心していられる場所になっていない」
「親たちは、先のことを考えて不安でしょうがない」
「学校教育は、ジャッジすることを前提にして、何かを身につけさせなくてはならないというプレッシャーの中で、多くの先生が葛藤をしている」
「子どもたちが考えていることは一人ひとり違う。僕がしてきたのは、それを一つも逃さないように集めて、子どもたちに返すことをしてきただけ」
「いもいもの目的は、子どもをなんとかしようというところに置かない。子どもをみる大人が、子どもをみる心を変えること」
「子どもの良いところを伸ばすというのは、大人の価値観だ」
「能力をを引き出そうとするのは、大人の都合。その子の持っているものをそのまま、事実として返すだけ」・・・などなど。
そして、私が受け取ったメッセージは、タイトルの「そこに愛はあるんかい?」
つまり、子どもが輝くためには、
「子どものことを、心から愛しいと思えるように大人がなること」
それだけだということ。
心から愛しいと思えたら、その子のダメなところもそのままダメでいいよと受け取れるようになるということなのでしょう。
ジャッジをしないというのは、そういうことだと言われたように思います。
イモ二イは、鎌倉市にある、栄光学園中学高等学校の数学教師をしながら、「いもいも教室」を主宰しています。
いもいも教室は、当時井本先生が出入りしていたはなまる学習会の教室に、名古屋からわざわざ通ってきてた一人の生徒の保護者から「ここが無くなったら困る!中学生になっても通えるところを作ってください」という一言からスタートしたそうで、一切成り行きなんだとか。
最初は、数理的思考力教室から始まったいもいも教室も、今は幾何・論理・対話 表現コミュニケーション あそびてしごと 森の教室と種類も増えていて、内容も「子どもたちがありのままに輝くこと」を主眼とした授業に変化しているそうです。
なぜなら、ありのままを認めれば、子どもたちは自ら最高に輝くから。(ホームページより)
深くて、哲学的な時間でした。
「いもいも」については、こちらを御覧ください。