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「生きる力を育てる旅育のススメ」

こんにちは。中曽根陽子です。
夏休みいかがお過ごしですか? 
コロナでなかなか出来なかった夏休みのお出かけも楽しんでいらっしゃるでしょうか?

私の日常やプライベートも絡めながら、私が日頃思っていること、
関心を持っていることをお伝えし、皆さんのお考えも聞いてみたいと思って始めたYoko’s eye。

先日、旅行ジャーナリストの村田和子さんという方にお会いしました。
村田さんは、「旅は子どもの脳にとって最高の刺激体験」といい、旅育という言葉を生み出された方です。

仕事を兼ねてということもあったのですが、息子さんが小さい時から月に1回はあちこちに親子で出かけ、9歳の時には日本全国を踏破するほどだったそうです。
息子さんは現在京都大学の3年生ですが、小学6年生から中学受験の勉強を始めて、最難関校の一つ栄光学園と学芸大学世田谷中学校に合格したという逸話の持ち主です。
村田さん曰く、「遊びと学びの境界線がない子」だそうで、好奇心から何にでもチャレンジした結果なんですね。

別に、受験に有利だから旅育をお勧めするわけではないですが、旅先でいろんなことを体験していたことが、受験にも生きたのは事実です。
そんな長年の経験から導き出した、旅を子どもの探究力を育むチャンスにするためのヒントを聞いたので、その一部を紹介しますね。

村田さんは旅は子どもの脳を育て、生きる力を育むとおっしゃっています。
確かに旅で様々な体験をすることは、子どもの感性を刺激しそうです。でもさらに旅を旅育にするにはコツがあるようです。そのポイントは次の3つ。

1.子どもを旅仲間として尊重する
2.旅の計画や準備は子どもと一緒にする。
3.子どもに役割を与える。

普段は親が子どもに教えるという縦の関係かもしれませんが、旅では親子は一緒に旅する仲間です。だから、親自身も旅を楽しむことが大事。その上で、自分が気づいたことを子どもに伝えることで、自然に子どもも、見つけたことを教えてくれるようになります。こんなやりとりを通して、子どもの興味関心は広がるそうです。

また、旅で特に大事なのは事前の準備。旅の作戦会議を開いて一緒に旅のプランを考えると良いと村田さんは言います。とはいえ、全てを子どもと考えるのは大変では? そこで教えてもらったのは、親が予算や日程を踏まえた上で、「A案とB案どっちがいい?」というように、選んでもらうのでもいいということです。これなら、やりやすいし、子どもも、自分が決めたという満足感で、旅を倍楽しめそうです。
そして、「どんなことでもいいので、子どもに役割や目標を与えると良い」と村田さん。旅先では計画通りには進まなかったり、アクシデントが起きたりします。その時に、次にうまくやるにはどうしたらいいかを一緒に考えることが大切だとか。

これは、私も勧める探究力と失敗力を育てる関わり方と同じだな!と思って嬉しかったです。実際村田さんの息子さんも、旅を通して、いつの間にか、チャレンジする力が育ったそうですよ。
 子どもにいろんな体験をさせてあげたいと旅行をする家庭は多いと思いますが、親がお膳立てした旅に、ただついて行くだけになっているケースは多いかもしれません。でも、旅には子どもの探究力や失敗力を育むチャンスが溢れています。そして、旅のいいところは、親も一緒に楽しみながら、自然にそんな力を育ことができるところです。
旅を子どもの生きる力を育てる旅育にするため、ぜひ上の3つを心に留めて、お子さんと旅に出かけませんか?

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