回想
過去を振り返る時に、あれから…と考え出す。
こんなことが起きなかったら…
こうならなかったら…
と思ったって、なってしまった過去は変えられない。
そうして今が作られている。
運が悪いとか、巡り合わせが悪かったとか…
後悔しても始まらないのは分かっていても考えてしまうものだ。
考えはバーチャルでリアルではない。
なのに、考えに取り込まれてしまうとバーチャルがまるでリアルのように誤認してしまう。
厄介だ。
もうすでに60年近く生きていると、そんなことの繰り返しだ。
生きるというのはそうゆうことだ。
だだ生きている。
そう達観できるまで生きていくだけなのだろう。