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「世界と繋がる庭」を引き継いで
こんにちは。
この度、マザーハウス名古屋本店の店長を引き継ぎました、浅川萌(あさかわもゆる)と申します。
ちょっと珍しい名前ですが、春生まれで、草”萌ゆる”季節ということで父が付けてくれた名前です。
1月より名古屋本店で働いているので、お会いしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
はじめましての今回は、私の自己紹介をさせてください。
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山梨で生まれ育ち、金沢の大学へ。
そこで海外一人旅の魅力にハマり、大学を休学して世界一周旅行へ行きました。
ずっと日本の田舎で生まれ育った私にとって、世界に一歩足を踏み出した時の、自分の世界がバーっと広がっていく感覚は今でも鮮明に覚えています。
アジアからヨーロッパ、アメリカとバックパックを担いで巡ったのですが、その中でも忘れられない印象的な出来事がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674626273326-klFqXs4RpA.jpg?width=1200)
それは、インドでの観光地へ行く途中。
ストリートチルドレンの子供たちが、「money!money!」と駆け寄ってきたのです。
私はその時、お金を今渡すことがいいのか?でもそれって一時的なものでは?でも今お金をあげたらこの子は今日はおいしいごはんが食べられるかも?でも子供たち全員分は渡せないし…などの考えが頭の中を巡り、結局どうしていいのか分からず、ただただ何もできずに立ち去りました。
旅の経験は、世界の広さや多様性を教えてくれたと同時に、自分の無力さも教えてくれたのです。
この時の経験がずっと自分の中にしこりのように残っていて、何かしなければ!と思ってはみたものの、自分自身にはまったくスキルはなく…
なので、まずは、海外に旅行するのではなく住むことから!と考え、2年間シンガポールで日本語教師をしていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674626883101-Jk862rOTe6.jpg?width=1200)
熱気あふれる多民族国家のシンガポールでの生活は、とても充実していたのですが、もう一度自分の本当にやりたいことってなんだっけ?と立ち返った時に、やはりインドのストリートチルドレンの子供たちのことが頭に浮かびました。
何ができるのだろうか…?少しはできること、増えただろうか…?
悶々と考えながら本屋をうろうろしている時に(私は本屋が好きでよく行きます)、偶然出会った弊社社長・山口の本「裸でも生きる」でした。
援助でもなくボランティアでもなく、ビジネスで世界の可能性を伝えていく。
まさにこれが自分のやりたいことでは?!そう強く感じ、マザーハウスの扉をたたくことになりました。
マザーハウスでは、約8年間、色んなお店に立ってきました。
舞浜イクスピアリ店、ラシック福岡天神店、アミュプラザ博多店、大丸福岡天神店、そして名古屋本店へ。
特に福岡では、地方にマザーハウスのお店があることで、世界の可能性を伝えるだけでなく、その地域の可能性も広げていけるのだと実感しました。
自分自身、出身も大学も地方だからこそ感じていることですが、東京などの大都市と比べるとどうしても情報や機会が少ないのが地方なのかなと思います(もちろん、良い部分も沢山あります!)。
そうした地方にマザーハウスがあることで、世界とつながるきっかけや、新しい気づきの場に少しでもなれば、うれしいと思っています。
前店長の吉岡から引き継いだ、名古屋本店のコンセプト「世界と繋がる庭」はまさに自分が実現したいことです!(すごくワクワクするコンセプトだなーと、福岡の店長をしていた頃から思っていました!まさか自分が引き継ぐとは思いませんでしたが、ご縁とは不思議なものですね。)
このお店が、まさに「世界と繋がる庭」として、庭の新緑の木々のような新しいアクションと、木々の隙間から差し込む木漏れ日のような変わらないマザーハウスらしいおもてなしの両軸、がんばっていこうと意気込みながら日々お店に立っています。
どうぞこれからよろしくお願いします。
名古屋本店 店長 浅川萌