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イベントレポート「世界で働くとは何だろう?」~マザーハウススタッフと考える、世界とつながる働き方とは~

こんにちは、マザーハウス アトレ吉祥寺店の鈴木です。

今回はお店を飛び出して、11月17日にマザーハウス本店で開催されたイベント、「世界で働くとは何だろう?」のレポートをお送りします。

途上国でモノづくりを続けてきたマザーハウスのスタッフ4名が、

「実際には海外と関わってどのように仕事をしているの?」
「マザーハウスで働くと、どんな接点があるのだろう?」

そんな疑問に対して、それぞれのキャリアと、仕事を通じて「世界と繋がっている」感覚を持った経験やエピソードを語りました。

<マザーハウス入社のきっかけ>

日比谷:
前職は商社の営業職。販売をする中で、本当に気持ちのいい販売とは?自分が今後本当にやりたいことは?と人生に向き合ったことが転職のきっかけ。

田口:
もともとアフリカ関連の専門商社にいたが、より現場に関われる、役に立てる実感が持てる仕事がしたいという想いでマザーハウスへ入社。

佐々木:
証券会社での営業経験から、モノを売ることへのこだわりが生まれ、自社商品に最後まで責任を持って届けている企業を探している中、マザーハウスに出会った。

森:
現場力を養う為の地方でのインターン経験や、百貨店販売員としての経験とスキルを活かし、学生時代から興味を持っていたマザーハウスへ加わったとのこと。

登壇者の4人(左から:森、日比谷、田口、佐々木)

それぞれの道を歩んできた中でも、自分自身の人生やこれまでの経験と向き合い、
「社会の本質的に大事なモノ・コトに向き合いたい」
「モノを売る仕事をするなら、現場を知り、自信を持って売りたい」
といった、マザーハウスで実現したい想いの共通点がありました。

<パネルディスカッション>

続いて、今回のメインテーマである「世界で働くとは何だろう?」という設問を軸に、世界と繋がっている感覚を持った瞬間について語ってもらいました。

田口:
2015年のネパール地震の際は、現地に拠点があったからこそ、現場で本当に必要とされている支援を行うことができた。マザーハウスが大切にしている「現場・現物・現実」という三現主義を体現するエピソードとして記憶に残っている。

佐々木:
バングラデシュのスタッフが、物静かな私の性格を「He is always thinking」と言ったことが記憶に残っている。日本では「無口」とか「考えていることがわかりづらい」とかネガティブに捉えられるが、そんなふうにポジティブに表現する視点の違いが嬉しかった。

関西でのサンクスイベントの様子

森:
関西で実施したお客様イベントの終了後、来日した4か国の職人が円陣を組んで健闘を称えていた。普段は会わない職人たちが、国や宗教の違いなど関係なく、同じ目標に向けて挑戦している。そして、イベントで来日する職人たちにとっては、日本に来ること自体が大きなチャレンジでもある。そんな彼らの人生を変えるような瞬間を作り、立ち会えることには大きな感動がある。

日比谷さん:
日本とマトリゴールは、単に販売国と生産国というだけでなく、互いの成長がブランドのレベルアップに繋がるという、相互の関係にある。マザーハウスの挑戦は、マトリゴールにとっての挑戦でもあり、日本の店舗の挑戦でもあり、全てが繋がっている。その挑戦ができるのは、会社として同じゴールを目指している、という信頼関係があるからこそ。


いつもお店に立っている私にとって、並んでいる商品たちの背景に、日本・バングラデシュの努力があってできているということを、改めて実感させられる話でした。

「ストーリーをお客様と共有することで、今度はお客様の心を動かし、日本と生産国を繋ぐことができるというのは、店舗に立つ醍醐味だよね」と話した森の言葉には、頷きしかありませんでした…!

<質問タイム・座談会>

後半には、参加者のみなさまからの質問タイムに加えて、
マザーハウススタッフとの座談会を行いました。

座談会では、実際の店舗での仕事のしんどい場面は、異動の希望はどのくらい通るのか…など、
「マザーハウスで働く」ことに関するリアルな質問がたくさん。

また、同じ国際物流を担当する者同士が共有の話題で盛り上がったり、
中にはイベント後に連絡先を交換するほど仲良くなったグループも!

初対面同士の方がほとんどだったにもかかわらず、
和やか、かつ熱い空気が漂う時間でした。

<おわりに>

マザーハウスにおける「世界で働く」ということは、「日本と海外」という構造よりも、国をまたぐチームが一つになって働いている、という表現がより近いと感じました。

文化や言葉など、バックグラウンドが異なる者同士で働くためには「現場」を大切にし、より良いものを生み出すにはどうすれば良いか、本質と向き合い、発信し続ける姿勢の大切さを、エピソードを通じて改めて学ぶことができました。

私も店舗スタッフとして、日々お店に向き合い、マザーハウスのチャレンジをみなさまにお届けし続けていきたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました!


読んでいただいてありがとうございました!マザーハウスをもっといろいろな角度から楽しんでいただける毎日の出来事を、生産地やお店からお届けしていきます!