🎵BGMの力でおはなしをもっと魅力的に 〜大きな場所での読み聞かせ術〜

私たちは町内の小学校で「おはなし会」として授業時間を利用させてもらい、低学年、高学年（時に中学年）と分けて4,5冊の本を読み聞かせる活動をしています。

＜BGMが生み出す物語の世界＞

体育館やホールなど広い場所でたくさんの子どもたちに読み聞かせをする際は、教室とはまた違った難しさがあります。しっかり聞いて欲しい本を用意していしている、広くて大人数なのでスクリーンを使うなどの場合、距離が遠くなる分、声だけでは伝えきれないこともあります。そんなとき、物語に合ったBGM（バックグラウンドミュージック）が大きな助けになります。大勢が集まる場では気が散りやすいですが、音楽が場の雰囲気を整え、子どもたちの注意を引きつけます。絵本の感情を引き立てるBGMのおかげで、子どもたちは自然と物語の世界へ引き込まれていくようです。

＜BGMによる雰囲気作りと没入感＞

BGMは場の雰囲気を整え、子どもたちを物語の世界へ引き込む大切な役割を果たします。心地よい音楽が流れると場に統一感が生まれ、子どもたちの集中力が高まり、反応もより豊かになります。特に、スクリーンに絵本を映し出し、周囲を暗くして絵に集中させる場合、BGMは物語の魅力を一層引き立て、忘れられない体験を作る鍵となります。そして、何より読み手も気持ちが入りやすいです🎶

🎶　絵本の世界へ　🎵

＜絵本の世界観に合わせた音楽を＞

どんな音楽が物語に合うのか、私たちがよく選ぶ基準をご紹介します。。
明るいシーン：ピアノやリズミカルな音楽がピッタリ。
緊張する場面：低音の弦楽器や静かなメロディが効果的です。
昔話：和風の音楽や、どこか懐かしい感じのする音色。

＜著作権について＞
音楽を使用する際は著作権に注意が必要です。具体的な楽曲名やサイト名は挙げられませんが、著作権フリーの音源を探すことをおすすめします。しかしながら、非商業目的でその場限りの場合には比較的柔軟に対応できます。そんな時、私たちはよくアンドレ・ギャニオンの音楽を選びます。その柔らかく心に響くメロディは、どの曲も物語の雰囲気を一層引き立ててくれます。著作権があるためフリーではありませんが、興味のある方はぜひこちらをチェックしてみてください。

アンドレ・ギャニオン | アンドレ・ギャニオンのすべて | ビクターエンタテインメント

＜音楽は脇役、物語が主役＞

しかしながら、BGMは物語を引き立てる脇役です。抑揚が控えめで邪魔にならない音楽を選び、同じ曲を繰り返し流しています。シンプルな演出は準備の負担も少なくて助かります。音量の調整も重要で、声がしっかり届くよう心がけます。

＜大きな場では声色の工夫も効果的＞

登場人物ごとに声を変えるのは、大きな場では適度に行うのが効果的と思います。少しの変化で子どもたちの注意を引きつけつつ、演じすぎて物語が霞まないよう注意しています。

＜穏やかで安心感のある声＞

落ち着いたトーンで読むことで、自然に子どもたちが耳を傾けてくれます。

アンドレ、ありがとう！　Thank you, André. Your music enhances every story！

音楽の力で物語の世界がもっと素敵に広がります。ぜひ、お試しください！

Our beloved André Gagnon！