『不器用なダンプ』
極悪女王見た後にクソみたいな思い付きで書きました
○プロレス・リング上
2人のプロレスラーが、リング上で乱闘している。
ジュリアが、リリカの髪を掴み、膝蹴りを顔面に喰らわす。
ジュリア「おらぁ!」
倒れるリリカ。
ジュリア「来いよリリカ!おい立てよおらぁ!」
リリカ、立ち上がれない。
ジュリア「立てよおらぁ!」
ジュリア、リリカを蹴って転がしリング外に出す。
解説「おーっとジュリア、ここでリリカを場外に追い出した!場外乱闘です!」
ジュリア、リング外に降りる。
ジュリア「おらぁ!」
ジュリア、リリカの脳天に打撃を喰らわす。
解説「あーっと!脳天に強烈な1撃!これは大ダメージ!」
リリカ、地面にダウン。しかし、ギリギリ立ち上がる。
解説「リリカ!立ち上がりますがフラフラです!」
ジュリア、会場の客席に移動して。
ジュリア「どけよおらぁ!おらぁどけぇ!」
客が座ってたパイプ椅子を取るジュリア。
解説「おーっと!ジュリア、パイプ椅子を手に取った!これは!とどめの一撃を出すつもりだ!」
ジュリア、パイプ椅子を畳もうとするが、なかなか畳めない。
ジュリア、パイプ椅子を持って四方を見て、畳める場所を確認する。
解説「おっと……ジュリア、どうやらパイプ椅子の畳み方が分からないようです」
ジュリア「うるせぇよこらぁ!」
ジュリア、手間取っている。
リリカ、心配になって、近づき。
リリカ「大丈夫?」
ジュリア「ここかな?」
リリカ「いや、ここ引いたらどう?」
リリカがサポートした瞬間、畳まれるパイプ椅子。
ジュリア「あ」
ジュリア、パイプ椅子を持ってリリカの脳天を打撃。
ジュリア「おらぁ!」
ジュリア、リリカを顧みず叩く。
解説「おーっと!ジュリア!畳んでくれた恩恵を顧みず強烈な1撃!」
ジュリア、コーナーにあった鎖を持ってくる!
ジュリア「やってやるぞおらぁー!」
ジュリア、今一度鎖を確認すると、グチャグチャに絡まっている。
ジュリア「あれ?」
解こうと思っても中々解けない。
ジュリア「……ッチ」
リリカ、近くに寄って来て。
リリカ「大丈夫?」
ジュリア「これ、絡まってて」
リリカ、解く気配が見えないのを察知し。
リリカ「やろうか?」
ジュリア、そっと鎖を渡す。
リリカ、器用な手つきで鎖を解いていく。
ジュリアは隣で口を尖らせ覗き込む。
リリカ「これでどう?」
ジュリア「あ、ありがとう」
リリカ「うん」
ジュリア「おらぁ!」
リリカ、再び場外でダウン。
解説「解いてあげたのに!なんてことだ!解いてあげたのに!」
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