バチカンのマスコットはIT時代の伝道師になるのか?
どうもこんばんは。ぶたおです。大阪から世界のニュースを眺めています。
バチカンの萌えキャラ?マスコット?なんなんか分からんけど、ルーチェちゃん凄いですね。初めて見た時から釘付けにされる何かがありました。
カトリックの総本山が、日本のアニメキャラみたいなマスコットを提示してくるのも凄いし、おおよそアニメキャラとか萌えキャラとは縁のなさそうな…というより、むしろ憎んですらありそうな、ダース・シディアスみたいな風貌のおじさんが、大事そうにこのキャラの人形を抱えてる絵面もエモーショナルにくるものがありました。「これは偶像にはあたらんのかよ!?」みたいな…。
たちまち僕らの間では「ルーチェ…ちゃんなの?くんなの?」「どういう属性?仲間もいるのか!」「本気なのかこれは?」と話題騒然になっていくのは仕方のないことだったんです。キリスト教があまり根付かなかった日本の民ですらこれですから、もっともっとカトリックと縁の深い海外ニキたちが興奮したのは想像に難くないですよね。ルーチェちゃんのファンアートとか即座に作られて、十字架に貼り付けられたりとかさんざんだったみたいです。しかしその裏側にある感情は、間違いなく「好き」ということなのでしょう。
そして話題になったキャラクターは、即座にLoRAが出回り、AIで生成される体制が完備されていくのが、2024年流だったりします。civitaiに飛んでみたら、ルーチェちゃんLoRAもたくさん作られてました。pixivにはそれで作られたと思わしきよろしくない画像も…。
バチカンが言っていた「若者に好かれるポップカルチャーの中で生きたい!」という願望は、現在のところ叶えられているみたいです。デジタル・エイジに生きるキャラクターとしての洗礼はひとしきり潜り抜けたわけですし。
それにしたって、自分はキャラクターのもつ力の偉大さというのを舐めてました。モーセやイエスが偶像崇拝にブチギレたのが、今では魂として理解できました。あかんはコレは。ただし今回のルーチェちゃんはもちろん信仰の対象ではありませんし、2026年だかくらいまでの期間限定のマスコットキャラクターではあるらしいので偶像崇拝にはあたりません。しかし若者やおじさんたちに「カトリックという何か?」を深く刻み込んだのは間違いないと思います。
カトリックの総本山がバチカンだというのを、5秒でも1秒でも、世界の多くの人間に考える機会をもたせ、なんならキャラの絵まで描かせて、LoRAまで作らせたんだから、おおよそ考えられない成果ではないでしょうか。やっぱり人間というのはビジュアルがないとダメなんやろね。こんなんキャラ作る以外に訴えかけることは不可能やよ…。
ニンテンドーも、ドンキーコングとかマリオとかリンクとか、あとサムスとか、ピカチュウとか、そういうのがあってこその認知ですよね。SEGAがアメリカで人気なのもソニックがいたからやし。アレックス・キッドでは無理だったわけです。じゃあSONYは?と言われたら「知らん!」としか言いようがない。スパイダーマン?なのでしょうか?だから絶対スパイダーマンは手放せないのかも…?
ルーチェちゃん、これからどうなっていくのか楽しみです。期間限定が終わったら消されるんですかね。ビッグマックポリスみたいに。