【5分でわかる】町長破産と問責決議の今(7月27日現在)
こんにちは。土庄町議のもてきです。半沢直樹、2話とも見逃しました。どうかネタバレしないでください。(倍返しだ!)
さて、楽しい話ではないのですが、町民のみなさまにとって大切なことなのでご報告させていただきます。町長破産問題のその後です。
(5分でわからなかったらごめんなさい)
6月19日 問責決議 可決
前回のnoteでも書きました通り、三枝町長に対し6月議会で問責決議が可決されました。詳細は過去noteをご覧ください。
6月23日 町長に対し、議会から申し入れ
問責決議だけでは何の効力もありません。町議会は二の矢として6月23日、町長に対して申し入れをしました。それがこちらの内容です。
6月23日に申し入れ後、町長からしばらく音沙汰がありませんでした。
7月3日、町長から町民へのメッセージHP掲載
町長からHPにメッセージが2行、掲載されました。
私個人の自己破産の手続き開始により、町民の皆さまに不安と不信感を与えてしまいましたことを、心からお詫び申し上げます。
町議会における問責決議を重く受け止め、新型コロナウイルス感染症対策など、今まで以上に町政運営に真摯に取り組み、信頼回復に全力を尽くしたいと考えております。 土庄町長 三枝邦彦
出典https://www.town.tonosho.kagawa.jp/gyosei/chosei/chocho/1834.html
(このぐらいの内容なら、翌日に掲載できたのでは…)
7月5日 議会だより(臨時号)を発行
町民に広く知っていただこうと、臨時号を発刊。町議会としては異例の対応です。
(内容はクリックすればご覧いただけます)
7月21日 全員協議会にて、町長から議員に説明
ここで初めて住民説明会を開くことを知りました。
しかも会場と日時は既に設定済みで、7月14日には自治会に通知済みらしい。(だったらもっと早く私達にも知らせてくれてよかったのでは…)
議員に配布された資料とは少し異なりますが、家浦自治会長に配布された資料がこちらです。
良いニュース と 残念なニュース
さて、ご覧になられたらわかると思いますが簡単に補足説明します。
開催されるのは8/2、8/8、8/9の3日間で8箇所です。
良いニュース 1つ
説明会を開くことになったこと。良いですね。
残念なニュース 5つ
1 そもそもこの情報を自治会長にしか知らせず、「町政報告会」とは名ばかりの「秘密会」にして、住民が知らないうちに終わらせようとしていること
2 コロナを理由に参加者を広く集めず、各自治会3人までしか参加できないようにしていること(参加したい人も参加できない)。それに土庄町で感染者が出ていてそもそも消防団は5人以上の集会を禁止してるのに、20人規模の集会を開こうとする、というダブルスタンダード。
3 潔く町長1人で説明会を開催するのではなく、
町長・総務課長・企画課長・教育長・谷久県議の5名体制で開催。
5人並ぶ&肩書的にも町民には圧迫感あり、一般町民から質問しにくいでしょう…
4 「町政報告会及び県政報告会」という名目で開催することで、町長自身の破産騒動の議論時間を減らし、コロナ対策などへ話題を逸らそうとしている(そしてあわや時間切れを狙おうとしているのでは、とも取れる)
5 コロナを理由に、時間を「1時間」に限定し、議論自体を制限していること(オンライン配信やメディアの取材も、当然入れる予定なし)
このままだとどうなるか
議会から「住民説明会を開いてください」という申し入れをしました。
それに対し「言われたのできちんと開催しました」
という事実ができあがります。
そして、住民の代表である自治会から、その場で意見が出なければ
「説明会を開催したけれど、地域からは問題視する声は全く出なかった」
という結論が導かれます。
町長、教育長、総務課長、企画課長、谷久県議。
この5名を前にして住民側は9〜12名ほど。
その場で各自治会の役員がどれほどの意見を言えるでしょうか。
「町長や役場に面と向かって歯向かって自分たちの地域の予算を削られたり不利になったら困る。(地元住民からも非難されてしまうし…)」
忖度して何も言わない役員がほとんどと思います。
果して、これが本当に「住民説明会」と言えるのか。
この開催形式自体、疑問を隠せません。町長の誠意はどこに…。
どうするか。そして、あなたに何ができるか
このままいくと
「破産の件はこれにて一件落着。めでたしめでたし」
となり、これ以上は議会として追求することは難しくなると思います。
めでたしめでたしなのか。それとも、全然めでたくないのか。
私はあなたがどう考えているのか教えていただきたいです。
そして、もしこれが問題だと思うなら「自分に何ができるか」
考え、そして「行動」していただきたい。
facebookのコメントなり、メッセージなり、私や議員に届ける。それもありがたいです。(意見がわかることはもちろん、反響があること自体も励みになります。いいね!やコメントやシェアがつくほど、多くの人に読んでもらえます)
SNSで自分なりの考えを書いて友人に読んでもらうのも素晴らしいと思います。政治が他人事になっているひとが多いのです。
近所のおばあちゃんと話す。世代間対話、めちゃ大事です。
土庄町の企画課に、意見を届ける、そんな方法もあります。
(この件で電話が何件もかかってきて、職員が仕事にならなくなったら可哀想ですのでお控えを。ただ実際、例えば小田原市は41件の苦情の手紙と電話がかかっています。裏を返せば、それだけの数の手紙が届いたら、一住民の声も、それなりの影響力になるということ。)
自治会長に「もっと大人数で開催できるように体育館で開いてほしい(町長も「申し出があれば会場の広さは検討する」と言っています)」「オンラインで配信できるようにしてほしい」「テレビ取材を入れてほしい」「今ではなく、もっとコロナが落ち着いた時期に開催してほしい」と相談してみる方もいると思います。
どんなやり方ができるのか。どんな行動が有効なのか。
そもそも私達はそこから学ぶ必要があるんです。
私たちは土庄町民です。
町長を選んでいるのは「あなた」であり、「私たち」。
そして私のような議員を選んでいるのも、あなたです。
議員は個人の意見だけを発言しているのではありません。
民意の代弁者です。主権はあくまで住民。
貴方たちの代わりに、行政に声を届け、実現するのが職務。
だから、あなたの意見を教えていただきたい。
それが私の行動力に繋がります。
三枝町長を批判することが目的ではありません
人生は短い。
誰かを批判したり、貶めるために時間を使うのはもったいない。
そんな暇は、私たちにはありません。
ただ、この町長の話題を見過ごすことはできないので筆を取っています。
これをきっかけに、ひとりひとりの町民が
この島のこと・この町のことを真剣に、本気で考えて
より良い島の未来を語り、創っていく。
そんな機会になってほしい。
「ローマは一日にしてならず」。
これからの土庄町をどうにかしたい方。
ぜひ私たちに力を貸してください。
豊島でも今からやれることをがんばります。
各地区でも、がんばってみてください。
(町外の方のいいね!やフォローも励みになります!感謝!)
もてき