見出し画像

町長、豊島で住民説明会を開くよ

みなさんこんにちは!土庄町議のもてきです。
昨晩「なぜ君(なぜ君は総理大臣になれないのか)」をオンライン配信で観ました(通算2回目)
相変わらず井手英作先生の演説は泣けるわ…。アツい大人。
まだ8/2 24:00まではオンラインで観れます。
ぜひネットでググってください。

さて、先日のnote記事でも挙げましたが、

私たちの町長が、破産した件について住民説明会を開くことになりました。

詳細はこちら

7月14日、町長から各自治会にこのようなメッセージを送りました。

画像1

画像2

この文章は各自治会長にのみ届いた書類です。

(つまり、自治会長が各地区で善意で配布しなければ、
**大多数の住民は開催されることすら知りえません。
けれど「問責決議を受けて開催した」という既成事実になります。)

「こんな開催の仕方はおかしいだろう」
と抗議する住民が出てもおかしくない開催の仕方だと私は思います。**

さて、この通知を受け取った豊島の家浦自治会。

問い合わせ先の企画課山本様へ、以下の文章を提出したと聞きました。
私は勇気ある文章と感じました。
少し長いですがよければご覧ください。

土庄町企画課 山本様

 去る7月14日、「町政報告会」のご案内をいただきました。
 コロナ禍における本町の運営に苦慮されているご様子、想像に余りあります。

 さて、自治会は行政の広報誌の配布などをはじめとして、行政との連携機関、あるいは行政機関の延長のような形で、その施策の円滑な運営や、一方で住民からの要望等を行政へと伝える役割など、ある意味行政との連携機関として機能しているものと考えています。

 今回のご案内は、町長の自己破産にに関する説明が基本であり、併せて新型コロナウイルス感染症対策にかかる各種施策の取り組み報告とされています。
 町長の自己破産に関しましては、自治会として意見を申し述べたり、また他方で、町長のご説明を受けて町長の代弁者として自治会員に対して釈明を行う立場にもないと考えています。

 また、1時間という設定も、コロナ対策についての協議であれば、実務者レベル少数で効率よく実施すべきであり、そのために住民の意向や懸念事項をとりまとめる労は惜しみません。課題は山積しているのですから。
 しかし、町長の破産の経緯等についてのご説明については、自治会としてとりまとめる性質ではありませんし、広く町民と直接対話してこそその意義が認められるものと思います。従って自治会として関与すべきものではないと思います。
 現に、破産に関するご説明に関しては、希望者が多く、ご指摘の各自治会あたり3名に集約するのはすでに困難な状況にあります。
 その原因の一つは、この「町政報告会」が、広く町民に周知されてない取り組みであるという事実があげられます。
 
 今回の各地での「町政報告会」が、このまま実施されることは、町長にとって新たな批判の材料になってしまうのではないかと懸念しております。 

 さらに、コロナ禍の、あらゆる意味で不要不急の行動を抑制することが求められている状況の中にあって、県政報告会をも兼ねるご提案です。
 県庁の実務者との協議ではなく、県議会議員の活動報告の様相になることは想像に難くありません。
 これを否定するものではありませんし、お話を伺いたいとも思います。しかしながら、それは、最大限人との接触を回避することが求められている今でなければならないのでしょうか。破産に関するご説明や、県議会議員による県政報告は不急の用件に思えてなりませんし、為政者が主権者に説明する場と、行政がその施策の実施について住民と協議する場は、区別していただきたいと考えます。
 そうすることが、町政や町長のためでもあると思うのです。

 是非「町政報告会」のあり方について、再考をお願いいたします。
 もし、ご再考いただけないのであれば、残念ですが今回の「町政報告会」への対応についてはご遠慮させていただきたいと思います。
 でなければ、自治会を預かるものとして、自治会員に説明がつきません。

 なお、実施内容に記載されている「新型コロナウイルス感染症に係る各種施策の取組状況」等に関しましては、別途実務担当の方とご相談させていただきますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

家浦自治会 会長
木村 益雄

私はここに、家浦自治会としての知性と責任感を感じます。

言われるがままに言いなりになるのではなく、自分で思考し、
「良いものは良い。悪いものは悪い。」
と是々非々で議論する。
「たとえそれが町長に対してであっても」です。

みなさんの住む自治会はどうでしょうか。
土庄、渕崎、北浦、四海、大部、大鐸、戸形の7地区でも開催されます。
ぜひ一度確認してみてください。

おそらく他の自治会では
このような声を出すところはまだないのではないでしょうか。
(そもそも、知らない人がほとんどだと思います。
各地域の議員は開催されることを知っています。)

このような説明会の開催の仕方に疑問がある方、
参加を希望する方、オンラインでの開催を希望する方。
まだできることはあります。

まずは各自治会に相談すること。
「出席したい」と伝えてください。
原則3人と言われてますが、意外と融通してくれます。

それでもダメなら、私などの議員や、担当企画課(0879-62-7014)
まで「出席したい」「説明を聞きたい」「他の地区の説明会に出るのはできないのですか」などあれば、ご連絡ください。
「人数が増えたら、大きい会場に変更することも検討する」と町長はおっしゃっていました。

「三枝町長に続投してほしい!」と思っていらっしゃる方は、
現状、なにか動く必要はありませんが、
「三枝町長に辞めてほしい」
あるいは「ちゃんと説明してほしい」と思っている方は
きちんと自分で声を挙げる必要があります。

そうでなければ、
「なるほど、意見がないなら、町長に続投してほしいんですね」
となります。

無関心で「どうだっていいわ」という態度のひとは
「なるほど、意見がないなら、町長に続投してほしいんですね」
となります。なので賛成票を投じてるのと同じです。

「消極的無関心=現状維持に賛成」という構図ですね。
これはどの選挙でもそうです。

そして世の中にはというものがあります。

同意率の違いを引き起こしている主たる原因は、その国の国民一人一人が臓器提供について意思表明をする際の初期値(デフォルト)の違いです。同意率が低い国では臓器提供をしてもよいという人が意思表明をすることになっているのに対し(これをオプトイン方式といいます、日本もこの方式です)、同意率が高い国では臓器提供をしたくないという人がそのことを意思表明をする(これをオプトアウト方式といいます)ことになっています。どちらの方式を採用している国でも、臓器提供をするか否かは個人の意思によって決められますが、初期値と異なる選択をする場合には、その意思を表明するために、何らかの手続きをとらなくてはなりません。しかし私たちは、初期値が設定されると、そこからあまり変更をしようとしません。そのため、初期値のままの状態の人が多数を占めるのです。これには単に変更が面倒だということに加え、リスクや失敗を恐れて現状に留まる、現状維持バイアスも関係していると考えられています。
(参照:https://www.jumonji-u.ac.jp/sscs/ikeda/cognitive_bias/cate_d/d_31.html)

「言わない」がデフォルトになっている場合、
なかなか言い出しにくいかもしれません。
「言う」ということは何もおかしいことではありませんので
素朴にご自身の意見をおっしゃってください。
(攻撃や誹謗中傷は、やめましょう)

**

豊島は明日開催
**

豊島は明日8/2 10:00〜11:00にて開催されます。
私は事前に、企画課を通して町長に以下の3点を質問しました。

①申し入れではオンラインでの開催を検討するようにお伝えしたが、回答がない。コロナの状況もあるので、参加者を制限するのではなく、オンラインで開催はできないか。
②当日の説明会の様子をライブ配信をしてもよいか。
③録画してyoutubeにアップロードしてもよいか。

町長からの回答は

①(回答なし)
②ライブ配信はやめてほしい
③「録画は構わないが、出席者に撮影してよいか許可を取って配慮してほしい」

とのことでした。

ひとまず、参加できない方のためにも、
まずは録画して発信できる権利は勝ち取りました。

これも、「権利は言わなければ発生しない」という好例です。
(誰も言わなければ、録画もできませんしされません。)
参加できなかった人も、あとから観ることもできない。
議事録も読めない。

「録画して配信してくれないなんておかしい」と終わってから愚痴を言ってても、現状は何も変わらず、誰かが善意で配信してくれることはありません。

誰かが「録画して誰でも見れるようにしたいのですがいいですか?」
と求めなければ、
「誰も見たい人はいないのだから配信しても無駄だ」
となって、公開する環境すら整わない。それが現状です。

だから、有権者の声は非常に重要なんです。
みんなが「自分の声なんて…」と思って一人も言わなかったら、
すべては知らない間に決まってしまうんです。

一人の声が積み重なれば、変化に繋がる可能性が確実に上がります。

というわけで話は戻りますが、
この説明会や町長の問題に関心がある方は
コメントやメッセージでご意見を教えてくださいね。

もてきくにお

いいなと思ったら応援しよう!

もてき邦夫(茂木邦夫.もてっきー)@高松市政担当
いただいたサポートはすべて、困っている方への支援に充てさせていただきます^^