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#2 女の言う優しさは、表面上の具体的な行動によって確認が出来る優しさである(水野敬也『LOVE理論』)

今回紹介する、2冊目の参考書籍は、水野敬也『LOVE理論』です。
 
話は大幅に変わりますが、スピッツというバンドがあります。爽やかなイイ曲が多いという印象をお持ちの方が多いかとは思いますが、結成当初はもっと激しく、トンガッタ音楽をやっていたバンドだったのだそうです。そんなスピッツですが、ブランキージェットシティというバンドの『Bang!』というアルバムを聴き、自分たちがやりたかった音楽を全てやられてしまっていると考え、現在のスタイルへと方向転換をしたのだそうです。
 
今回紹介する水野敬也『LOVE理論』は、正直言って、男性向けモテ本界の頂点に君臨していると言っても過言ではありません。恋愛における様々な局面で使え、実用的かつ具体的なノウハウが満載となっております。しかも文章が面白いので、純粋な読み物としても楽しめてしまうというおまけツキ。このブログの目的がもし、様々なモテ本を読んで効果的なノウハウを纏め上げる、というだけであれば、この本は我々にとっての『Bang!』となったでしょう。それぐらい優れたモテ本かと思います。
基礎となる五つの理論(“五大陸理論”)に始まり、大枠で全26の使えるノウハウが紹介されています。アマゾンもびっくりなほど恋愛のA to Z、導入から挿入まで使えるノウハウが紹介されています。
 
そしてなぜ今回、この本を取り上げるのか?
皆様、前回の投稿を覚えていらっしゃいますでしょうか?前回の投稿では、『人を動かす』という本に書かれていた、ヒト(‟女性”ではなく、先ず‟ヒト”)と付き合うための‟心構え”を紹介させて頂きました。
その心構えに乗っ取り女性に接する事が出来れば、一緒にいることが楽しい(好意の段階2)とは思ってもらえるかもしれません。ただやはり、我々は良い友達を目指しているわけではありません。異性として女性と接し、異性としての魅力を感じさせる(好意の段階3)ためには、プラスアルファが必要です。
女性が好きな異性のタイプを訊かれたとき、最も多い答えは‟優しい人”なのだそうです。そんなわけで異性としての魅力を感じてもらうためには、‟優しい人”として認識される必要があるのです。
加えて、前回紹介した事柄は‟心構え”です。我々は‟ノウハウ”を研究する会です。‟ノウハウ”とは、心の持ちようではありません。常に‟行動”という形で示される必要があるのです。つまり‟優しい人”だと思われるのための‟行動”を知る必要があります。
そしてそんな勝手な欲求を満たしてくれる、パーフェクトな理論があるのです。それが本著の中で示される、「うわっつらKINDNESS」理論。
 
「うわっつらKINDNESS」と聞いて、なんだそれは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。それに対しては、本著に登場する鬼教官、水野愛也大先生の言葉を借りてお答え致します。

「あいつ、すげーいいヤツなのになんでモテないんだろ」
そういう男の九割九分が「女の言う優しさは、表面上の具体的な行動によって確認が出来る優しさである」という事実が理解できていない。
そこで、俺の恋愛授業では、女の指す「優しさ」を、通常使われる抽象語の「優しさ」と明確に区別するために
「うわっつらKINDNESS」
と呼んでいる。

水野敬也『LOVE理論』 P.23

そして、そんな「うわっつらKINDNESS」を満たすための行動は以下の通りなのです。

・車道側を歩く
・ふた、キャップを代わりに開ける
・レストランで椅子を弾く
・足元が危ないとき(階段を下りるとき、ジェットコースターに乗る時など)に手を差し伸べる
・映画のチケットや電車の切符を一人で買いに行く
・電車や車に乗るとき、店に入る時など女を先にする
・地震が来たときなど、オーバーに守る仕草をする
・高いところにあるものを取る
・女がトイレに行っている間に会計を済ませておく
・エスカレーターで昇りは男が後、下りは男が先に乗る(女が落ちないように守るため)
・レストランで先に席に座らせる。先に注文させる。先に食べさせる。
・「寒くない?」と何度も聞く
・「大丈夫?」と何度も聞く
・「お腹すいてない?」と何度も聞く
・髪型やアクセサリーなどを変えた場合直ぐに気づく
・「綺麗だね」を連発する
・リマインドする(好きな花、誕生日などを覚えておいて、良きところで「そういえば君〇○だよね」とリマインドする)
・家の門前まで送り迎えする
・重い荷物を持つ
・寒いときジャケットなどを羽織らせる
・店を予約しておく
・グラスの空きに素早く気づく
・料理をとりわける
・飲み物を注ぐ
・店員を呼ぶ
・毒味役になる
・「無理しないでいいよ」と言う
・ホメる(特に、第三者の前でホメる)
・メールは男が出して終わる
・車に乗っていて急ブレーキをかけたときに女の腹部あたりに手を添える
・電車などで女を守るための壁になる
・電化製品を組み立てる
・女がコートを脱ぐとき、着るとき、さりげなく後ろに回って手伝う
・暗い所や危険な場所は男が先に行く
・車のドアをの開閉をする
・海外でチップを払う
・狙ってる女だけでなく全員に気配りをする(飲み会などで)
・買い物にトコトン付き合う
・ひたする歩かせずに休憩を挟む
・デートが終わって別れた後、振り返る
・歩調を合わせる
・食べる速度を合わせる
・ちょっとした手土産がある
・後かたづけをする
・旅行などではあらかじめ計画を決めておく
・先に寝ない
・先に起きない(女の化粧する時間などを作る)
・女が泣いているときハンカチ的なものをそっと差し出す
・エレベーターから降りるとき扉をおさえる
・待ち合わせ場所に先に着いておく
・おしぼりなどを女に先に渡すように店員にジェスチャーする
・メニューが一つしかない場合、女向きにする
・女の服に赤ワインがこぼれたとき、炭酸水を持ってくる
・行き先が確定していない場合、率先して提案する
・デザートをすすめる

水野敬也『LOVE理論』 P.24-27

以上、55項目となっております。
えー、数が多すぎだよ。なんて声が聞こえてきそうですね。ただ、表面的にこれをこなすだけでイイのです。モテ道という厳しい道において、こんな簡単な事はありませんよ。再び、水野愛也先生の言葉をお借りするならば、

恋愛という、相手の趣向やその場の気分などのつかみどころのないものに支配されるジャンルにおいて、「うわっつらKINDNESS」に関しては、具体的で明確な回答が存在するのである。

水野敬也『LOVE理論』 P.23-24

またこれに関しては明確な行動であるという点も素晴らしいですね。モテ道白帯の方々は、自分で色々考えようとするとイッパイイッパイになってしまい、気持ち悪いオーラが滲み出てしまう危険性があります。これに関しては一切何も考える必要はありません。家を出かけるときに鍵をかけるよう、何も考えずに習慣として出来るようになりましょう。
前回書いた、ヒトと接する時の心がけ。そして今回の、女性と接する際の行動(うわっつらKINDNESS)。この2つのセットは、モテ道における最重要基礎項目と言っても過言ではありません。そして何度も言いますが、‟基礎が出来ている”。ただこれだけで、確実に上位層に食い込むことが出来るのです。今回の「うわっつらKINDNESS」に関しても、これが確実に出来るまでは、次に進む必要はないという気持ちで鍛錬に励んで下さい。
 
とはいってもこのブログは次に進みます。次回は大きく展開が変わり、モテるための最終奥義が記された名著を紹介いたします。

↓参考図書↓


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