ナナナナ祭の本気
「7月のこの2日間空いてる!?空いてるなら来なよ!」
主任から相変わらずのノリで呼ばれた渋谷100番地のナナナナ祭のスタッフ人員。
100番地には個人的に興味があったので、素直に二つ返事で参加をしたものの、何をやるのかさっぱり分からないまま出店当日に100番地へ出向く。
様々なブースが渋谷の川沿いに並んでいる中で
「マ!?インドフルネス」
と掲げているブースだけ非常に浮いている。
異常にうるさい猿のシンバル。
無駄に精度の良い声まねサボテン。
何を言っているのか分からないラジオの雑音。
なぜこの企画が通ったのか意味がわからないほど、明らかにカオスの空間である。
今回の実験の趣旨は、
マインドフルネスの「自己集中」は逆に集中しすぎて良くない。
だから、周りの雑音に集中すれば精神的に保たれるのではないか。
ということらしい。
たしかに理屈は通っている。
ふざけたような見た目なのに、内容はいたって真面目だ。
ポスターも、実験内容も、本格的。
集客数も他のブースより群を抜いて多い。
ふざけているようで、本気なのだ。本気で準備して、本気で遊んでいる。
これぞ大人の遊び方なのだと思う。
企画が通る本質を知った2日間であった。
モテアマスのブースはかなり特殊な内容だったが、他のブースも非常に個性的で面白く、スタッフの特権として最終日の出展者限定の打ち上げに参加できて、そこでの若者たちとの話もとても熱かった。
私自身も100番地に自分の企画を応募したり、村とのプロジェクトを進めていきたいと考えていて、
「これからビジネスにして売っていきたい。」
「コンテンツ作りや資金繰りなどに苦労している。」
という話に共感したり、相談したり、
こんな人がいるよ。こういう場所があるよ。と人や場を紹介してくれたりもして、個人的にとても良い機会だった。
モテアマスにいると、ひょんなところから学びがあったり、繋がりがあったりと、自分でチャンスを広げられる場であると思う。
だから今でもモテアマスに住んでしまうのだ。
インターン住民日記10。