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ワーホリから帰国して一年、オーストラリアで体験した年越しに思いを馳せてみた。

大晦日の日、ワーホリで出会った友達のインスタやfacebookを見ているとこんな感じで賑やかで日本とは真逆だなぁとしみじみ感じました。(あくまで私の過ごし方ですが)
これから先色んな節目節目でそう感じることが増えるし、ものすごく遠い昔に経験した出来事のように感じてしまうんだろうな。環境が変わるってたぶんそういうことだ。

ということで今日は、記憶を辿りながら私が経験したオーストラリアの年越しを書いていこうと思います。

一昨年の大晦日を、私は以前シェアハウスで友達になった子と、その子の友達と一緒に過ごしました。
久しぶりに友達に会いにお家へお邪魔した時に、ハーバーブリッジで上がる花火を見に行くのでどうかという話になり、一緒に行かせてもらうことになった。正直、誰かから誘ってもらわないと縁のないイベントだと思っていた。
色んな人から大晦日に上がる花火の話は聞いていた。盛大に上がる花火ですごいらしい。ただ、すごい人なのだ。毎年毎年、大晦日の花火を見るために長時間場所取りをする人もいると言う。早めに行かないと良い場所で見れないとか。私は自分にそこまでの辛抱強さがあるとは思えなかった。
とにかく、オーストラリアに住む人にとって一大イベントなのだ。

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なので楽しみ半分不安半分。
友達たちがこの場所ならそこまで人がいないだろうという場所を調べて連れて行ってくれた。バスを乗り継ぎポイントに到着すると、すでに人は沢山いたが、話に聞いていたほどではなかった。どうやらここは穴場スポットだったらしい。年明けまで約4時間待機。椅子など準備してなかったので硬い地面に直に座っていた。話をしながらお尻の痛みと格闘していたら花火が上がった。21〜0時頃までよくわからない感覚が開きながら花火が上がる。
少し遠くの方で上がる花火を眺めながら、私はこれまで日本で過ごしてきた大晦日や年越しを思い出していた。

南半球にあるオーストラリア、日本とは真逆の季節になる。日本は冬、ここは夏。もともとの引きこもり体質もあると思うが、日本にいた時私は、年末のお休みに入るとよっぽどのことがない限り外に出かけない過ごし方をしていた。その私が今、外に出て花火を見ている。
そう、全く年越しする感じがしないのだ・・・!
季節のせいか、花火のせいか、外に出ているせいか、たぶん全部。
なんだか花火大会に来ているような感じ。
日本で感じる今年も終わるなぁ…というしんみり感は微塵もなかった。

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周りから聞こえるカウントダウンにふと引き戻された。やはり今日は大晦日だった。「「「「「Happy new year !!!!!」」」」」の声に包まれる。
友達に新年の挨拶をして、花火大会は終了した。それでも興奮が治まらない現地の人たちはとても賑やかに新年を喜んでいた。
知らない私たちにまで「Happy new year !」と言ってくれる人もいた。
純粋に良い国だなと思う。

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帰りの道中もすごい人だった。外での飲酒は禁止されているので怖い酔っ払いはいない。ここも良い所だ。
また夏の花火大会の帰りのような感覚に襲われる。違和感だらけだったがその違いもなんだかおかしくて楽しかった。

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バスにやっと乗り、なんとか家にたどり着く。私の家まで帰るバスが終了していたため、友達のお家にお世話になることに。
帰り着くと家主がおかえりと迎えてくれた。新年のお祝いだと言うことでシャンパンをわざわざ準備してくれた。思えば私たちは晩御飯を食べていなかったと言うとベーグルのサンドイッチまで出してくれた。本当に優しい家主だった。


お酒があまり得意ではない私だったが、なんとかグラスの半分ほど飲んだ。
するとすぐ頭がグラグラ世界が回り出し、立っているのが難しくなった。
そしてなぜか意地で日本にいる母に電話をした。こっちの時間は2時を回っていて、日本との時差は1時間で向こうは1時だった。
遅い時間だったが母は電話に出てくれて少し話ができた。
手短に新年の挨拶をして酔っ払ってるからもう寝ると電話を切った。
思い出すとなかなかにひどい・・・(笑)

電話を終えるとそろそろ眠気と疲労で限界がやって来る。
お家のソファを貸してもらって、あっという間に寝落ちていた。

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