タイトルで損してるランキング第1位「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
作品を選ぶうえでの基準って人それぞれありますよね
例えば表紙絵だったり、主演俳優だったり、原作者だったり、主題歌だったり。
その中に作品名、タイトルってのも基準の一つにはなると思います。
鬼滅の刃がもしも、
「雪山で炭職人をしていたんだがある日妹が吸血鬼になってしまった件~生殺与奪の権を他人に握らせるな~」
だったら今ほど大ヒットしていたでしょうか。ピカピカに光っていると言われるも、打ち切りになっていたのではないでしょうか。
愛称はせいさつ!かな
そんなタイトルで避けていた作品がこれです。
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
タイトルからしてキモオタハーレムアニメだと思うじゃないですか。
そう考えていた私は手の施しようのない阿呆だった
あらすじ
思春期の少年少女に発症する「思春期症候群」に悩む数々の登場人物と、他人からの評価を一切気にしない主人公の物語。決してあきらめない主人公のひたむきさと、理解と包容力のあるヒロインは非常に魅力的。<全13話>
物語のテンションは通じて低いです。画面も割と暗いです。雨がよくふってます。
誰からもだんだんと見えなくなってしまいそうになる先輩を、何とかしようとする主人公
サイコロを振りなおすように何度も時間を巻き戻す後輩と、それを説得する主人公
自分の成長と葛藤に悩んだ挙句、分裂してしまう同級生と、主人公
姉への劣等感によって姉になってしまう妹と、主人公と姉
心を閉ざした陽気な妹と、その兄である主人公
そして劇場版
テレビシリーズで最後まで謎として残っていた部分を鮮やかに回収してくれました。
構成的には化物語に似ています。ただし妖怪とかは出てきませんし、思春期症候群が非常に曖昧なものなので世界がどうこう言う話でもありません。
劣化化物語とか一部では言われていたそうですが、バトルがない分、悩みやそれに対する回答がずいぶんと丁寧に描写されるので、別物と考えています。
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
かなりおもしろいです。今まで敬遠していたことを後悔しました。
劇場版はさらに面白いです。テレビ版の延長だとナメていたら痛い目にあいました。終盤の急展開は目が覚める思いでした。
聖地巡礼
物語の舞台は、鎌倉であり、藤沢や七里ヶ浜などの名前がよく出てきます。
そう、アジカンのサーフブンガクカマクラの舞台です。
特に尖った曲があるアルバムではないですが、通して聴いた心地よさというか、全体を流れる爽やかな雰囲気がとても好きです。
爽やかすぎてアルバム名はよく覚えていても、
曲名が思出せないランキング第1位です。
出来ることなら、聖地巡礼してみたいものだ