FUTURE FOUNDATIONは餃子である。【Crystal Lake/NOISEMAKER/SHADOWS】
FUTURE FOUNDATION。
Crystal Lake、NOISEMAKER、SHADOWSの3バンドからなるドリームチームロックバンドである。
2021年6月2日、初のミニアルバム『TRINITY』が発売された。
収録楽曲は以下の5曲。
1. FUTURE FOUNDATION
2. WHO WE ARE
3. GETAWAY
4. DAWN
5. DAWN(80KIDZ Remix)
このアルバムが、なかなかいいのである。
何度聞いてもおいしいのである。そして餃子なのだ。
収録楽曲紹介①「DAWN」
まずは、先だってPVが公開された「DAWN」。
公開時期は2021年03月17日、コロナ禍で世界全体が陰鬱とする最中であった。
「夜明け」を意味するタイトルの通り、3バンドの夢の合流には何か日陰モノとなったライブ音楽業界に一石を投じててくれそうな、暗闇に光る希望を感じずにはいられなかった。
爽やかである。それはもう楽しそうに歌うもんだからこっちも笑顔になってしまう。幸せ体験である。
各バンドのファンならニヤリとせずにはいられない、3バンドそれぞれのPVのオマージュがふんだんに盛り込まれている。
Crystal Lakeからは、「AEON」「THE CIRCLE」
NOISEMAKERからは、「NAME」「MAJOR-MINOR」
SHADOWSからは、「So What」「Chain Reaction」
以上のおそらく6種が各バンドから友情出演してくれている。
小生Crystal LakeとNOISEMAKERは大好物であり、かつ「AEON」「NAME」は各バンドにとっての完全感覚dreamerだと勝手に解釈している。
SHADOWSは好きであるが、ファンから呪いの言葉のように言われ続ける存在が「FACT」である。
しかし、そんな私もFACTが大好きだった。
ワゴンで彼らが歌う姿には、「miles away」を想起せずにはいられない。
だがFACTは解散したんだ。
いくら呼んでも帰っては来ないんだ。
もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ。
話を戻そう、「DAWN」の曲全体のイメージは、3バンドが各パートに分かれてCrystal Lake節、NOISEMAKER節、SHADOWS節を利かせながら分業で歌っているように感じる。そしてサビでNOISEMAKER気味の列車に相乗りしているのだ。なんと豪華な。
収録楽曲紹介②「GETAWAY」
そしてお次は「GETAWAY」
素直にかっこいい1曲である。
コラボ感はうすれ、なんというか主人公感がある。
そしてこちらもNOISEMAKERみが強い。そこに時折Crystal Lakeの雰囲気が混じり合っている。SHADOWS成分はかなり薄い。
ところでこの場所、どこかで見たことありませんか・・・?
収録楽曲紹介③「WHO WE ARE」
3曲目、「WHO WE ARE」
この記事を書こうと思ったきっかけである。
夜明けを歌ったはずのDAWN、しかしそれから3カ月、未だ世界は暗闇を彷徨っている。DAWNのアンサーソングなのではないかと勝手に感じている。
ちなみに歌詞の意味は全く調べていない。わからない。
もはや3バンド、FUTURE FOUNDATIONだけでは世界はどうにもならない。画面の向こうのオマエだ、オマエも一緒に動き出せと言われているのかのようだ。
この曲はとにかく気持ちがいい。
Crystal Lakeが好きなのだ。Ryoさんが好きなのだ。
サビ前の「アークセルブレー!!」で容赦なくこちらにストレスをかけておきながら、サビ突入で圧倒的な解放感を与えてくれる。もはやメロコアである。
「WHO WE ARE」はSHADOWSみが強い。DAWNと同様に各バンド節を生かした分業制ではあるが、だんだんと誰が歌っているかわからなくなっていく。混じり合いつつあるのだ。これぞ三位一体、『TRINITY』。
FUTURE FOUNDATIONは餃子である。
アルバム1曲目のFUTURE FOUNDATIONは、ライブ開始の1曲目に相応しいものだと感じる。生でそれを早く体感したい。生でなければならない。
LIVE配信はAVなのだ。
会場でのLIVEはSEXなのだ。
二つは決して相いれない。
不要不急であろうが、代替にはなり得ない。
FUTURE FOUNDATIONは餃子だ。
NOISEMAKERが、餃子のカワ。
SHADOWSが、餃子のタネ。
そしてCrystal Lakeはニンニクだ。
これから人と会うときはニンニク抜きで餃子を頼む人も多いだろう。
しかしニンニクのない餃子、ラーメンはどこか物足りないように感じることも多いだろう。
ニンニクマシマシのCrystal Lakeみ溢れるFUTURE FOUNDATIONの逸品、お待ちしています。