競馬の確定前オッズの変動分析
久しぶりの投稿になります!今回は競馬の券種別 (馬単/3連複/3連単) のオッズの簡易な分析になります。
オッズには確定前後で、乖離があります。確定前は1000倍ついていた買い目が確定後は800倍に下がっていたり、逆もまた然りです。
どういった傾向が見られるか (例. 人気の買い目が売れるのか) 知りたかったので、レースをピックアップして調べてみました。
対象レースとしてカペラステークスを取り上げます。
数分ごとに各券種の各買い目を集めるスクリプトを書いて、レースを予測させる傍らでデータを集めていました。
オッズ変動値を 10分前オッズ - 5分前オッズ としています。
グラフを見ると、大多数の買い目ではプラス方向に振れていることが分かります。プラスに振れるということは、10分前と比べてオッズが上がっていることを意味します。
全体的にそういった傾向がある一方で、特定の少ない買い目はマイナスに触れていそうです。
このレースの人気馬が1,6,9,11,13なので、例えば3連複の人気そうな買い目を調べてみます。
すると、僅かではありますが、人気の買い目は10分前と比べてマイナスに振れていることが分かります。
一方で、これらの確定オッズは上から順に 28.2, 41.1, 22.8 となりました。前二つは別の買い目が売れたことで、オッズが増加したようです。
当たり馬券はどうでしょうか。確定オッズは、1-6-8で28.0だったようです。
かなり買い込まれていることが分かりますね、その結果オッズが28.0まで下がってしまったようです。
ここで分かることとして、10分前-5分前オッズの変動と、5分前オッズ-確定後オッズの変動の傾向は異なる可能性が高そうです。
この続きとして、5分前オッズ-確定後オッズの変動についても調べてみようと思います。
全体の傾向は似てそうですが、人気の買い目はどうでしょうか?
売れてない買い目もありますが、売れてる買い目はかなり買い込まれています。
逆に人気のない買い目だと、人気の買い目が買われている分、オッズが急騰したようです。
確定後オッズでは、有力馬でエッジが出ると思われる買い目が極端に買われている印象を受けました。なので、紐としては人気薄の馬も含めて幅広く投票されていそうです。
Mambaの運用でもこの傾向は観測されていたという記事が公開されておりましたが、未だ健在していそうです。
確定後オッズの変動を加味した上で尚まだエッジが残る買い目を抽出する必要がありそうですね。