ウーマンコラボレーション 編集後記
こんばんは。もすもすです。
ウマ娘やブルアカメインで絵師やったり音MADやったりしてる人です。
さて11月19日 19:19にこんなものが投稿されました。
え!あのウーマンコミュニケーションの合作!?!?
一体どんな動画なんだ。。。
ということで、1周目は普通に"私的合作"として流し、2周目で原作通り卑猥な言葉を取り締まる"指摘合作"を行うというめちゃくちゃな合作の主催をやらせていただきました。
音MAD10選投票期間も終了したので、色々話していきます!
note初投稿なので変なところあるかもだけど許してください!
経緯・コンセプト
企画された経緯
事の始まりは、10月28日、徐々にゲーム『ウーマンコミュニケーション』が話題を集め、Vtuberなどの配信者たちがゲームをプレイし始めた頃、自分のいるコミュニティサーバーでも配信をする方が現れました。
それはもう大盛り上がりでどれくらいかというと、今まで下ネタ発することが許されない空気だった超清純サーバーが一夜にして終わるくらいには盛り上がってましたね。
その時!私の頭の中で
あれ…これ音MAD合作のセリフ合わせでやったらめちゃくちゃ面白くないか…?
という1つのアイデアが下りてきました。
雰囲気で酔っている中、勢いでツイートしてみると、最終的に80いいねほどついたので「消せ!消せ!」「やるぞ!やるぞ!」という野次の中、急いでツイ消しをして、その日の晩中にスプレッドシート作成とメドレーの選出を行いました。
あと話題になってから6時間後ぐらいに投稿されたカフェオレ健冶さんの以下の動画で完全にゴールのイメージが固まってしまいました。早すぎる!
合作コンセプト
前述した通り、『セリフ合わせメインの私的オールスター合作、 その後再放送で卑猥な言葉を取り締まる指摘オールスター合作』が合作のコンセプトとなっています。
普段聞くことのできるセリフを言葉狩りすることが今回の企画の面白味だと思っているので、文節ごとに区切ったセリフ合わせはOKでも、キメラセリフは基本NGにしました。
また、人力も歌詞改変はNGですが、原曲そのままであればOKにしました。
普通逆だろ!!!!
全体構成
1周目では最初なぜウーマンコラボレーション合作なのかという理由がわからない状態からのスタートなので、そこで切られてしまうと正直どうしようもなかったです。そこで一発目のぬきたしパート担当の記事さんにはウーマンコミュニケーション風のUIを使った映像を頼み込みました。
これで(視覚的に)ウーマンコミュニケーションのネタを取り入れた合作なのかな?と思ってくれる人もいるかもしれないし、掴みとしてもバッチリ。
記事さんありがとう。。。
1周目でなんとなく「これもしかして原作通り、淫語を含んでいるセリフで音MAD作っているのか…?」という人を増やしつつ、カフェ健さんの4piece-JazzPanic!パートで怒涛の下ネタラッシュをぶっこみ、全員に意図を把握させます。
最後の下ネタラッシュは企画当初から想定されていました。
カフェ健さん、最高で最悪のパートをありがとうございました……!
そのままスタッフロールを終え、あと5分あるぞ…?という状態で初めてタイトルロゴを打ち抜くことでようやく本編である2周目が始まります。
最初ぬきたしパートをぬきたし素材で始めているのは、ゲームをプレイしていない人でもセリフに紛れる淫語を打ち抜いていくというコンセプトを理解させるためでもあります。
あの世界自体、下ネタが当然みたいなところあるし許してください…(?)
次々と各パートの本性が露わになっていくなか、視聴者は次第に最後のボスラッシュパートのことが気になり始めます。
そして自然とそのパートが合作全体のピークポイントであるかのように思ったのではないでしょうか?
予想通りでは面白くないので、EDでも私たちの名前を改変させて打ち抜くようにして、さらにサブタイトルをダブルショットで打ち抜き、第九を流し、ぶつ切りで終わらせることで、視聴者に一切の余韻を与えず、ピークを更新し続けたまま終わるようにしました。
ぶつ切りで終わる合作ってなかなかないよ。
名前を改変させることは実質匿名みたいなものなので、投稿日を奇しくもテーマが"匿名"である音MAD晒しイベント(11月19日)に設定しました。
短すぎる!
言ノ葉さちアカウントを作成したのも大元はこれが理由なのですが、参加者ほぼ全員がこの問題作の責任を負いたくなかったからというのもデカいです。
ほぼ全員普段下ネタを扱うような動画を作る人たちじゃないし、私たちが深夜テンションで面白がっていただけで、実は客観的には全く面白くない可能性もあったので…。
ありがとうございます構成
ありがとうございます構成とは、各パート担当が加えた、企画当初想定されていなかった展開のことです。は?
・お散歩カメラ(担当 : 脳化)
1周目で既に酷いのに、2周目で黒線やモザイクをかけてくるの終わってる!
原神は未プレイなので自分はよく知らないのですが、こんなピンポイントなセリフを言うキャラがいるの!?ってなってました。
脳化さん初めての音MADでこれは尖りすぎですよ!!
甘雨:脳化
岩蛍:ふすのて
鍾離:からこく
ヌヴィレット:記事口授
「最初は水しぶきにモナダッシュを使おうと考えていましたが、記事さんから「ヌヴィレットビームにしたらどうか」とご提案いただいて完全に天啓でした
だそうです。
ユーザーネームもちゃんと隠しててえらい!
・WHITE WIREPULLER(担当 : いそかまい)
知らない間に1周目と2周目で音声映像が変化しててびっくりしました。
セリフのチョイスも絶妙!
・洞窟ステージ&とるとるバトル(担当 : きっかん)
・黒塗り世界宛て書簡(担当 : 匿名希望)
モールス信号を解読するとちゃんと"MANGE"になります。
・ローリンガール(担当 : しまうど!)
一応セリフは文節ごとに区切るがレギュだったので「自慢げ慢げ」に悩みましたが面白かったのでOKを出しました。
あまりにも界隈ネタすぎる「どうしてココアちゃんが自慢げなの?」ですが、下ネタがコンセプトの合作ということもあって、ライト層にも大ウケしていてとても良かったです。
・カメリア!~Dangerous Camellia Vacation~前半(担当 : 記事口授)
特に相談などはしていなかったのですが、偶然にもローリンガールで暴れた後の記事さんの誤射演出でプレイヤーが疲弊しているような感じになりました。まだボスラッシュが残ってるぞ!
4piece-JazzPanic!(担当 : カフェオレ健冶)
言わずもがなの問題パート。
ミヤコ自体にもモザイクがかかってるの最初はミヤコが素っ裸になってるやつにモザイクがかかっていたのですが、流石にドストレートにエロすぎたのでNGを出しました。
ちなみに2周目は素っ裸と水着が4 : 6ぐらいの割合で混ざっているので若干水着の色が薄いです。
このパートのNGワードは全部で44個ですが、これはウーマンコミュニケーションのラスボス戦のNGワード総数と一致しています。すごすぎる。
・???(担当 : ???)
動画内に一度だけ鍵ゴールが出現するのですが、まだコメントで指摘されいないので伏せておきます。探してみてね。
もすもす担当箇所
今回、トルコ行進曲、カメリア!(後半)、夜に駆ける、映像まとめを担当しています。何とか間に合ってよかった~!
・トルコ行進曲
主催権限で問答無用でパートを奪いました。ごめんなさい!
ハナコのみNGワードを使用していないことの面白さを引き立たせるために、映像は極力エロに持っていきました。
普段使わない頭をフル回転させて音声の段階から構成をなんとなく練って作りました。それにしてもこの女、確信犯すぎる。
色調もエロくなるように結構いじってます
画面全体に調整レイヤー(フレームバッファ)を作って
ガウスブラー(ぼかし)をかけて、透明度を10%~20%ぐらいにしてあげると画面全体がぼや~として透明感が出ます。
強引ではありますが、軽いし、手間がかからないのでオススメです!
トルコ行進曲であることに意味が欲しかったのでちょくちょく音楽っぽい表現と絡ませてます。ごめんよモーツァルト。
性行為の表現をギリギリまで演出するために音に合わせて五線譜ビクビクさせたり、音符を突かせたり、敢えてシルエットにして正常位にしか見えないようにしたり……色々悪さしてます。
イラストは本来描くつもりなかったのですが、脳化さんが描いてたので対抗意識を燃やして描きました。もはや名前隠す気ないだろ。
イラストの高画質版は差分含め、さちアカウントで上がっているのでよければ見てね。
絵柄のクセ頑張ったけど抑えられませんでした。
とにかく直接的でない暗喩表現を模索しまくったシーン。
ハナコなら直接的じゃない表現が正しいと思っていたし、身内でもめちゃくちゃ好評でした。
視聴者的にも解釈一致だったみたいで良かった~。
あと、僅かですが1周目がD.S.(ダルセーニョ)で終わって2周目がFine.(フィーネ)で終わってるとお気づきになられている方がいてかなり嬉しかった!!
せっかくの2周構成なので入れたら面白いかなと思って入れました。
情報が多すぎて気づきにくいですが…!
・カメリア!~Dangerous Camellia Vacation~後半
こちらは急遽、ボスラッシュ前の静けさというか、感動風、振り返りみたいなパートが欲しかったので、記事さんにまたお願いして8小節譲って頂きました。ありがとうございます…
・映像まとめ
この合作実は映像まとめが3人います。どういうことかというと、
1周目、2周目の各パートごとのまとめの作成(かっし~さん)
↓
2周目の矢の発射の作成、配置、ヒットエフェクトの作成(脳化さん)
↓
1周目、2周目の合体、タイトル打ち抜きの演出、
ダブルショットの演出(もすもす)
↓
ヒットエフェクトの配置、NG字幕の作成、カーソルの配置(もすもす)
という、2週間で作る割には非常に面倒なことをしていました。
なので、頭を撫でたり、ヘッドショット狙ったりするなどのカーソル芸は全て自分が独断でつけたものになります。
本当にギリギリだったので、投稿前日に徹夜で5時間くらいかけて、字幕を入力、タイミング調節などを行い、6時間ほどかけてカーソルをちびちび動かしてました。二度とやりたくないです。
サムネイラスト
サムネロゴ、イラストはもふじろ~。さんに描き下ろして頂きました、ありがとうございます!
実はサムネの完成が一番早くて、企画立ち上げの3日後には出来上がっていました。早すぎるし、絵がうますぎる…!
キャラ選は大体の人が理解できるコンテンツかつ、元のキャラの雰囲気に合うキャラ、あと単純にもふじろ~。さんの好きなキャラだったりします。
振り返り
反響、アナリティクス
フォロワー0からの投稿にも関わらず、結果は現時点で
ニコニコ、11万再生
Youtube、25万再生
と大成功に終わりましたご視聴頂きありがとうございました!!
今後の合作の参考になるかもしれないので各アナリティクスを公開しておきます。
・ニコニコ
フォロワーが0人からのスタートだったので人に共有され続けることで徐々に視聴者を増やしていくような結果になりました。
アクセス元を見てもTwitter(X)の共有がかなり影響を与えていることがわかります。
1回目の山であるもすもすブーストとは、事実上匿名の立場を利用して、
自分で行った共有ツイートのことです。ずるい。
ウーマンコミュニケーション自体はブームになり、ライト層にも多く広がっているため、再生数を増やすためにはかなり早い段階でなるべく多くのライト層にも視聴してもらい、拡散してもらう必要がありました。
そこで、自分でTwitterウケの良さそうな部分をクリップしてバズらせました。
実際のアナリティクスはこんな感じ。
最近はブルアカ関係のフォロワーさんが増えてきたので、出し惜しみせずにカフェ健さんの最後のパートをクリップしました。
あとは、目に留まるように、
・サムネは"UNKO"の箇所にする
・30秒以内に抑える
・前後をぶつ切ることで合作全部を見てもらえるよう誘導する
・わ~~~~~~~お☆とミカを連想させる文章で最後まで見てもらう
・拡散されやすい18時30分付近で投稿する
などなど実は色々考えてます。
4桁いいねは固いかなとか思ってたんですが、ちゃんと万バズしてよかった!
最近の音MADは外部SNSでの共有で再生数が伸びたり、話題になったりすることが多々あるので、近い未来には合作で広報担当の人とか現れるかも…?
「合作参加ありがとうございます!投稿されましたら、この箇所をクリップして『wwwwwwwwwwww』をつけてツイートしてください。」
↑嫌すぎる
・Youtube
1か月ほど全く伸びませんでした!!!!!!!!!!
まあ仕方ないか…と思っていたら12月半ばに差し掛かったところでギュン!と伸びました。
原因はYoutubeのオススメに乗ったからでした。
1万再生を超えた瞬間にオススメに乗ったので、何かそういう条件があるのかもしれません。
全てはYoutubeの掌の上。
企画進行の反省
◇良かった点
・常に通話をしていた
内輪で立ち上げた企画なので常に誰かが通話しながら作業をしていました。おかげで手が回らない分は余裕のある人がお手伝いをする環境が完成しており、とても円滑に作業が進んだと思います。
情報共有も充実していて、ウーマンコミュニケーションの素材元の特定などもこういうスタイルじゃないと時間がかかったなあと思います。
・チャンネルが1つしかなかった
これバカなの?と思われるし、実際バカなのですが、進捗などを全部ここに載せることで、リアクションがつきやすく、常にワイワイしてました。
・運営の概念がなかった
一応自分が主催という立ち位置ではあったものの、全員に発言権があったので、自分が手が回らないときだったり、見逃したりしていたときでも、他の人が意見を述べていたりしていてとても良かったです。本当に全員が合作を面白くしようというやる気に溢れていましたね。
・スケジュールが短かった
企画立ち上げ / 10月28日
パート決め / 11月1日
音声締め切り / 11月9日
映像締め切り / 11月16日
合作投稿 / 11月19日
あまりにも短期の勝負だったので、逆にモチベが途切れることなく走り抜けられたのかなと思います。
みんな半年とか猶予あっても、最後の1か月になるまで作らんでしょ。
◇悪かった点
・チャンネルが1つしかなかった
せめて外部リンクチャンネルは作るべきでしたね…
ピン止めじゃ限界があるでよ。
・文字で残っていないことがあった
全員が毎回通話に参加していたわけではないので、情報共有が上手く渡ってない場合もありました。ごめんなさい!
言ノ葉さちアカウントの運用について
言ノ葉さち(https://twitter.com/cafelate_suki)は当合作用に生まれたアカウントで、主に告知や合作内イラスト投稿の用途として使っていました。
ツイート内容は全員で考えているので概念的なさっちんではあるかも。
これは自分の絵です。さっちんかわいいね。
一応合作が投稿された時点でこのアカウントの運用は停止…。
ゲーム開発者さんからNGを食らえばアカウントや動画の削除…と内心ビクビクしておりましたが……
非公式アカウントが開発者様にフォローされてしまうという異例の事態が発生してしまいました。
非公式アカウントが開発者様にフォローされたらそれはもう公式では?
ひとまず削除という最悪の事態は逃れられたので一安心。
げーむくりえいたーねこ様ありがとうございます…すみません…
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さすがに言及されるとは思っていなかったのでザワつきました。
以降は開発者様の告知やFAをいいねなどするアカウントとして緩やかに落ち着きました。
おまけ
参加者
開示OKの人だけ答え合わせで載せておきます。
パート掛け持ちしている人はその分増えていました。
ぐじゅぐじゅ、ぐちゅぐちゅ、記事口淫 ――― 記事口授
おめこんま ――― こめんま
複数の手(子機) ――― ふすのて
NO化異面体α、NO化異面体β ――― 脳化
えっち~、えってぃ~ ――― かっし~
四五肆伍 ――― 四月一日
ちらり ――― にやり
さおしまい ――― いそかまい
6969、ろくろく、ロクロク ――― もすもす
きっ(仮) ――― きっかん
K伊藤 ――― 伊藤社長
しまいどん! ――― しまうど!
カフェラテ、大好け ――― カフェオレ健冶
まらじる~。 ――― もふじろ~。
かりくり ――― からこく
男子中学生の脳みそになって考えました。
NGワード発見ツール
こちらはスプシ管理などの事務担当であるからこくさんが作成してくれたNGワード発見ツールです。
ひらがなのみ(記号も除く)でセリフを入力すると、ゲーム準拠でNGワードを指摘してくれます。
実際ダンロンパートの「模擬刀の先"制攻"撃」はこのツールで見つけられたらしいのでかなり実用的かと思います!
ウーマンコミュニケーションMADを作成するときなどありましたら、是非お役立てください。
最後に
今後、少なくともウーマンコラボレーションとして何かアクションがあるかと言われると正直微妙ではありますが、参加者一同、ウーマンコミュニケーションの更なるご活躍を期待しています。
最高のゲームをありがとうございました!そしてすみませんでした!!
ウーマンコミュニケーションに"さち"あれ。