
娘とお出かけ
我が県には「ラーケーションの日」という制度があって、届けを出すと有給のように学校をお休みできます。「ラーケーション」は子どもの学び"ラーニング"と保護者の休暇"バケーション"を組み合わせた造語らしく、平日だからこそできる学校外での学習活動をという意味を込めて制定されたようです。ちなみに一日中お昼寝をして「睡眠学習しました」でもいいよ、と先生はおっしゃってたらしい。
先月は、姉は乗り物嫌い、弟は身長や年齢制限あり、ということでいろんな乗り物乗ってみたい!という次女と遊園地に行き一日中遊び倒しました。
3人子どもがいるとそれぞれ性格や好みも違い、年齢やできることも違うのでこんな風にママ独り占めで遊べる日を持てるのはとてもありがたい。
そして今月は長女とお出かけ。美術館でも行きたいねと話していましたが、休みをとった日がどこも休館日で行き先がポケモンセンターになりました。どこ行く?あら!休みじゃん!他にどんなイベントやってるかな?なに食べたい?近くにどんなお店があるかな?とお互い調べたり話し合うのも楽しみのひとつだよね。
わたしは昔からの幹事体質?で、この人このメンバーだったらこんな感じがちょうどいいかな、喜んでもらえるかなというお店やイベント、タイミングなどを設定するのが好きです。いい感じの場を用意すると、素敵な瞬間や物語が生まれやすい。そういうのだってアートのようなささやかな自己表現だと思う。そして物語だと考えると、"定休日で行けなかった"など一見マイナスのハプニングだって良いスパイスになる。
オタクっ子(長女)と出かけると「かわよ♡」「尊い…!」「うまっ」「ひやぁー」「ビジュがよすぎる泣」「見て!!!」など感嘆語が豊富で、喜びと推しを讃える表現がすごくて感心したし、その分野に疎いわたしも一緒にキャッキャしました。
しかしアニメやそれに関するグッズやお店ってほんとうに増えたし、海外に向けての一大産業だよな、、あとガチャガチャが一面に並んでいるお店があって、インバウンドの方々も興味深く見ていました。
夕方ごろに「スイーツでも食べてお茶しようか」「なにがいいかな」「なんか駅のうどん食べたくない?」「わかる…!」と意気投合して、お昼にもんじゃ焼きを食べたくせにふたりで駅のうどん屋さんに入りました。ほかの家族と出かけたならこんなことにはならないであろう、娘は「落ち着く」と言いながらこれだよって感じでうどんを美味しそうに啜ってた。
「あ〜楽しかったね」「また行きたいね!」
いつかおやつにうどん食べたよねって思い出すのかな?
そして次の日の朝、人混みに慣れなくて疲れちゃったのか、現実に戻されたのが嫌だったのか、めちゃくちゃ機嫌悪くダルそうに学校へ行く娘を見て、ハハ、思春期って感情の浮き沈み激しくて大変だなと思い笑ってしまった。今度は美術館に行けたらいいな。