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【展覧会】『出版120周年 ピーターラビット展』に行っての感想-過去記事転載-

どうも、mosukyです。

本日は題名の通り、「出版120周年 ピーターラビット展」に行っての感想になります。

https://peter120.exhibit.jp/

ピーターラビットに関しては、全く知識がなかったので、正直楽しめるか不安でしたが、結構楽しめた(異常に可愛い)展覧会だったので、その感想レポートになります。

私同様、作品自体に興味はないけれど、今回の展覧会に興味がある方向けにレポートできればと思います。

では、

1.展覧会会場

私が足を運んだのは、東京の世田谷美術館の会場になります。

東京の展覧会で、2022年3月26日から6月19日の期間でやっているものになります。(今後、大阪と静岡で開催されることが予定されています)

実際に歩いて行ってわかったことは、世田谷美術館はアクセスがあまり良くなかったということです。

今回利用した駅は「用賀駅」からだったのですが、歩いて20分ほどのところにありました。

バスもあったのですが1時間に2本しかなく、私が駅についた頃には、展覧会の予約時間に間に合うバスがなかったため歩いて向かいました。

住宅街と高速道路沿いの道路を歩いて行くので、行くときの面白み、みたいなものもあまりありませんでした。

もし、展覧会に行かれる方で、歩くのが面倒くさい方はバスの時間も確認しておいたほうがいいかと思います。

あと、美術館も公園ないに併設されているのですが、これまた大きい公園の一区画にありますので、時間に余裕を持って行くことをおすすめいたします。


2.構成

さて、では実際のピーターラビット展の構成ですが、以下の4部構成になっています。

ピーターの誕生までの物語

まずはピーターがどのように誕生したのかを、作者であるビクトリアムス・ポターの当時のスケッチや手紙のやりとりから追うことになります。

作者は動物が好きな方で、スケッチなども動物をモチーフにしたものが多かったようです。

ピーターもウサギがモチーフになっているように、展覧会で語られる上では、作者自身も2匹ほどウサギを飼っていたようです。

では、ピーターラビット誕生の経緯ですが、当時お世話になっていた方の息子さんが病気で療養中に楽しめようにと、書いたのが本作だったようです。

そこから、出版社への持ち込みなどを経て、ピーターラビットが世に出てくることになります。


日本初! 最初の絵本の彩色画全点を展示


さて、そんな本作ですが、絵本に使われた原画がすべて展示されているかなり珍しい展覧会になります。

さらに、絵本でも使われなかった(カットされた)原画などもあり、ピーターラビットが好きな方は大変行く価値の高い展覧会だと思います。

会場の空間も、ゲストが物語の一部に入り込んだようなセットになっています。


(フラッシュが禁止ですが、こういった物語の一部を切り取ったオブジェも飾られています)

展覧物は、物語の順番に展示されており、ストーリの内容も絵の横に書いてあるため、私のように前知識ゼロの状態でも楽しめるようになっております。

小さな絵の中はかなりの密度で書かれていることを伺えるものになっており、大変満足する展覧会だったと感じます。
(作者の絵がうまいのは、間違いないのだが、ウサギ達の顔がなんともかわいい)


ビアトリクス監修の貴重な関連アイテム

ピーターラビットは、かなり多くの関連商品が作者の意思で作られていたということを知ります。

作者はピーターをキャラクターとして大切にしていることが大変良くわかり、絵本のキャラクターを世界で初めて知的財産として扱ったのがピーターラビットとされているようです。

ウサギをモチーフにしていることもあり、ぬいぐるみだったりの海賊版が多く作られてしまった背景なども理由としてはあるようで、作者のピーターを大切に自身の手の届く範囲で丁寧に扱っている様子が大変展覧会の注釈から伺えました。


ハッピーバースデイ! ピーターラビット


今回出版120周年ということで、様々なメディアでの取り扱いを最後に展示されていました。

映画にもなっていますし、ボードゲーム、ぬいぐるみ(ホビー)、有名アーティストとのコラボもあったりと、誕生から長い年月が経った今でも世界中から愛されているのだと感じました。


3.感想

最初の方にも書きましたが、私自身ピーターラビットとはほぼ無縁の人生だったのですが、今回この展覧会に足を運んで大変おもしろかったと感じています。

面白いというよりは可愛いを感じたといったほうが正しいかもしれませんが、作者のスケッチしかり、大変ピーター含む動物達が可愛く描かれている作品であることを今回学んだ感じになります。

何よりも、作者の「作品として質を高く保った上で、子どもたちの手の届く範囲でビジネスをしましょう」といった姿勢は学ぶところがあると感じました。

今後、ピーターラビットの作品が新しく出たりしたら、注目して見ようと思おいます。

では、


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