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しんぶん赤旗の大問題

加藤文宏


はじめに

 政党の機関紙が自治体の職員にゴリ押しされていて、購読せざるを得ないものになっているとしたら、誰もがおかしいと思うはずだ。ところが、しんぶん赤旗の暴挙をマスメディアが仔細に報じたことがあっただろうか。
 このように見ざる聞かざる言わざるが常態化しているなか、しんぶん赤旗の庁舎内勧誘の実態に迫った書籍『「赤旗」が、白旗を上げる日』が出版された。同書を一般公開記事で触れる前に、会員限定記事として「しんぶん赤旗の大問題」を考えようと思う。

序文から核心へ踏み込む勢い

なぜなら「赤旗」記者は、その当時、私が編集長を務めていた「金沢学生新聞」をつぶしに来たからだ。 

『「赤旗」が、白旗を上げる日』の序文より

 『「赤旗」が、白旗を上げる日』の序文は、開始早々から問題の核心に踏み込んで行く。赤旗の工作に対抗する若き日の鴨野守さんの奮闘ぶりについては同書で読んでもらうとして、このときの勝利から45年が経過し取り組んだテーマが庁舎内勧誘問題だった。

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