4月4日 晴明の日の装花
いつのまにやら冬をすぎ、春分を迎え、今日は晴明の日。
日本には古来より1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた二十四節気という考え方で分ける風習があります。
母も祖母も季節の慣わしを大切にする人だったので、特別だと思っていなかったのですが、この考え方も私の特徴の一つなんだなと近頃思うのです。
人それぞれ、惹かれるものが違うなんて当たり前のこと、年を重ねてやっと分かってきました。
この晴明は春の陽射しを浴びて、木々の若葉が一斉に芽吹き、花が咲き、やわらかな春風と明るい日差しに万物が清らかに明るく感じられる季節です。
そんな今の時期の装花には春の庭の風景を切り取ったような壁掛けや
満開になった桜にウグイスが鳴き、そして桜が咲き誇った後に来る葉桜を思い浮かべるような桜の造作、新緑の爽やかな空気を感じるような竹籠から流れる蔓を装花させていただきました。
ひと月に一度、という区切りではなく、四季や植物の特性に合わせたタイミングで装花させていただいています。
次は端午の節句の装花を。
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