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推しが聖なる夜にディズニー史上最大の失敗作を見せてきた話(御伽原江良・森中花咲、コルドロン同時視聴感想)

こんばんは、モスモスオです。

今日はディズニー史上最も愚作として名高いコルドロンを視聴した感想を書いていきたいと思います。



クリスマスにコルドロンを見ようぜと推しがいきなり言い出した

いちから株式会社が運営する「にじさんじ」に所属するvtuber「御伽原江良」

彼女はシンデレラがモデルだけあってディズニーがとても好きで多くの作品を見ています。

そんな彼女がクリスマスに「コルドロン」を視聴しようと言い出しました。

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(これは私の推しである御伽原江良です。彼女はシンデレラモチーフの美少女vtuberです)

彼女は以前「プーと大人になった僕」の同時視聴も行なっており、その時はとても好評でした。

私も感想noteを書いているのでよかったら読んでください!



さて今回、視聴したコルドロンは1985年に公開された作品です。

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この作品が作られた時期はディズニーが経営面で転換期に作られたそうです(いわゆるディズニー暗黒期の時期)

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(あらすじを見るとなかなかに面白そうです)


推しである御伽原江良(ギバラ)が愚作、愚作と言うのでクリスマス当日ハードルを下げに下げて、同時視聴に臨みました。

(左は同じくディズニーオタクで何故か巻き込まれた相方の森中花咲さん)

ここからはコルドロンの感想を書いていきたいと思います。



コルドロンを初めて見た感想


・話が始まってから、主人公の状況や住んでる世界が説明されないので、いきなり置いてきぼりをくらう

主人公ターランやその師匠がどんな人やどんな環境、どんな世界観なのか特に説明や描写がされず普通に話を進めていくので、誰か解説してくれ〜となりました。とりあえずブラックコルドロンは危ないものということだけは伝わってきました笑

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(いきなり豚になんか変な儀式してるなと困惑した場面)


・主人公が厨二病

主人公ターランは師匠らしきおじさんと豚(ヘン・ウェン)を飼っていました。このターランがなかなかに厨二病がひどい。まぁ貴重な思春期に豚を飼うことしかしてなかったら仕方ないか…

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(ヒロインに剣のおかげでしょ!と言われるのは思春期男子にはなかなかの屈辱だと思う)


・話の展開が急すぎる

とにかく話の展開が急なことが多いです。ターランが旅に出たのも唐突だし、敵が出てくるのもいきなりです。色々と飛ばしすぎでここでも見てる側は置いてきぼりをくらいます。


・主人公サイドの能力が色々ショボい

ターランは中盤に偉大な王様が使っていた剣を手に入れます(墓場からくすねた)。しかし、剣を手に入れたターランはなんかイキり出します。ヒロインのエロウィン姫はライターくらいの大きさの明かりをつける魔法を使います(能力はこれのみ)。ガーギという謎の毛むくじゃらな生き物はなんか汚いし、フルーダーという吟遊詩人は嘘をつくと弦が切れるハーブを持っています(弦が切れるのはフルーダーが嘘をついた時のみ)

ショボくね???

さすがに主人公サイドなんだから、もう少し能力あってもいい気がします…

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凄い剣を持つ少年、魔法を使えるお姫様、三枚目の吟遊詩人、なんか意味不明な毛むくじゃらな生き物とRPGのパーティー感はあるから、もう少しそれぞれに見せ場が欲しかったですね。


・伏線が全く回収しない

物語序盤から伏線らしき描写が色々とありますが、ほぼ拾われることなくストーリーが終わります。


・敵のボスが見掛け倒し

ホーンド・キングという敵のボスが見掛け倒しです。なんか強そうなオーラを出していますが、特に強い戦闘描写を披露するわけでもなく、ブラック・コルドロンにスポッと吸い込まれてやられます。

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(見かけはいいので、もう少し有能描写や強い描写が欲しかったホーンド・キングさん)


私がパッと感じたダメなところだけでこんなにあります。目の肥えたディズニーファンには不評なのも仕方ないです。あんまりダメなところばっかり言うのも不公平なのでよかった点も書いていきます。


・作画がすごい

さすがディズニーだけあって作画、絵の綺麗さや動きはとても80年代とは思えません。作品の舞台は中世ヨーロッパですが、明るさだけでなくダークさも垣間見えていたので、ここら辺はいいなと思いました。


・ターランやガーギも成長はしている

ターランやガーギも話が進むにつれて成長していく、成長していこうという姿勢は見せています。ただそこら辺の心理描写や葛藤などが少なかったので、視聴者には唐突な感じが拭えなかったように思います。


・豚(ヘン・ウェン)がかわいい

豚がかわいいです。豚好きなら癒されます。ただ中盤からはほぼ出なくなります。キーキャラクターのはずなのに…

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(動きがかわいくて癒し。けど、色々と悲惨な目にあうかわいそうな豚)


総括

説明不足、唐突なことが多い、要は起承転結がイマイチで、尺が足りてないように感じました。いいところもあったので、すごくダメというわけではありませんが、色々と足りてないところが多すぎる。あちこちに穴が空いて水が漏れまくるバケツみたいな感じです。

もう少し話を練り込むか、あえてもっとライトな軽めの作品にしてたら、史上最悪とまでは言われなかった気がします。


聖なる夜にこんな素晴らしい?映画を見る機会をくれた推しに感謝したいと思います。ただ、また見るかと聞かれたら私は悩みますね笑

友達にディズニー映画を勧めるとしても、コルドロンはまず勧めないかな笑

面白い経験は出来たけど一度で十分というヤツですね。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

今日はこの辺で


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