【詩.20】流れゆく時間
愛し子の手を握る夜
我が人生の空虚さに絶望した夜
どちらも
同じだけ、同じ速度で
過ぎ去っていく
老いた親は元気か?
そっと祈りを捧げても
時は同じだけ過ぎていく
煩雑な今を忙しないスピードで駆け巡っても
時は同じだけ過ぎていく
Be good,Be good
不安で押し潰されそうでも
小さなよろこびを握りしめつづけても
時は過ぎて
わたしもいつの日か空へ還るのだろう
残酷で、平等で、ときにやさしい
時はずっと、わたしのそばで、みんなのそばで
寄り添いさらりと過ぎ去っていくのだろう
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