日記 6/11
比較的よく寝た。
昨日は熟睡した。
昨日は疲労が溜まった状態で泥のように眠った後だったから、視界が晴れて快感だった。でも今日は特にそういった気持ち良さはない。
ここ2ヶ月くらい少しずつ描いている絵が山場を越え、完成形が見えてきた。
絵は良い。詩情を綴ることに意味があり、表現することは自己の内面の美しさの観察である。それに直面している時は外見の美醜や世間は関係ない。
上手くなりたいと思い、いくつも絵を描いたが、自己の内面をより込められたものだけが価値を感じる。ただ目の前にあるものを投影しただけの図には本質的に価値が無いと感じる。
薬代と日用品の費用で今月の家計はもう赤字である。
苦しいがどうしようもない。ここで苦しさに耐えきれず借金をすると、後からさらに苦しくなることもわかる。
夕飯は家に会ったパスタにソースを掛けて食べた。焼きそばに近い味だった。美味しいと思うが、美食ではないだろう。しかしこれも味にうるさい人にとっては耐え難いだろうか。
夜は悪夢を見た。
大学のようなところで泊りがけの実習を受けていたが、泊りがけということを知らず、準備をしてこなかったからいつも通り歯を磨いたりすることをあきらめるしかなく、嫌な気持ちだった。日々のルーティンが崩れるのは苦しい。外泊は苦手だ。
夢の中では、帰宅したシーンもあった。一見小奇麗に作られていた研修所とは異なり、玄関がボロボロで、閉めても隙間が空いているような具合だった。下の階では女性の話し声が聞こえた。
はて、こんなにボロの建物だったろうか。と考えたが、これまでほとんど注意して来なかっただけだろうと得心した。
どんなにボロでも住み慣れたところは落ち着くものだ。
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