不思議ちゃん。

私は不思議ちゃんと言われるのが苦手だ。
不思議を衒って言われるならまだしも
衒ってもないタイミングで言われるからだ。
確かに変わってはいるけれど、
そう言われるのは不服だ。

不器用ではない人に不器用と
不躾かつ貧相な語彙でレッテルを貼る人間と
どうしても重なる。

二つにおける共通点は
観察不足からくる無理解だ。
あるいは表現力のなさか。
どちらにしてもいい表現、
いい評価ではないと思う。
上記のような評価や印象を聞いて
喜ぶ人は果たしているのか?
私はnoだと思う。

不器用という言葉を選んでしまう観察眼
それこそが不器用なのと同じに、
不思議ちゃんと言う人こそが
最も不思議ちゃんだと思う。
小学生の小競り合いでよく使われる
馬鹿と言った方が馬鹿という言葉と
ある意味、同じ理屈である。

どう不思議なのか、
食い下がって聞いてみたかったが
きっとその人は細かく説明できないだろう。

だって結局はその程度の印象なんだもの。
だからあんな雑なまとめ方をするんだろう。
不器用も不思議ちゃんも私は嫌いだ。
いつだってそこには無理解と
そこからくる侮蔑が透けて見えるから。

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