見出し画像

もし天2024 4日目

こんにちは! SLAの千葉です!
楽しいもし天もついに折り返しを迎えました~。時間が経つのは速いものですね💦
昨日はあいにくの曇り空で、思うような観測を行えなかった班が多いようですが、本日も元気に議論を進めていきます!!

本日のスケジュールはこちら!!
-------------------------------------------------------
12:30 集合
13:00~ 他班との交流会、グループワーク
18:00~ 観測@仙台市天文台
-------------------------------------------------------

ここからは各班の様子をお伝えします!


A班の様子

A班改めましてNebulous班SLAの塩田です!
もし天も折り返しとなった4日目は午後から他班との交流会とグループワーク、そして2日目の観測を行いました!

他班との交流会ではEvalax班やAndrometal班の受講生と進捗状況の共有を行いました。研究の内容を口頭で説明したり質問に答えたりしたことで十分な議論できていない内容を再確認することができたのではないでしょうか?

昨夜の観測結果を踏まえて他班と観測時間の交渉を行った結果、Nebulous班は18:00-19:00と24:00-26:00の観測時間をいただくことになりました。18:00-19:00の観測ではNGC7027の分光観測と波長ごとの感度補正に必要な分光標準星の観測を、そして24:00-26:00の観測ではNGC2440の分光観測を計画しました。しかしここでアクシデントが... 多様な形を持つ惑星状星雲のうち、円盤型や楕円形の惑星状星雲の扁平率の違いは組成の違いにあると仮説を立てたNebulous班でしたが、観測を予定していたNGC2440はどうやら多極型の惑星状星雲らしく扁平率を定義できそうにないことが分かりました。

天文台に到着して最初の観測では分光標準星であるベガやHR163の観測にチャレンジしましたが、雲のため観測はなかなか上手くいかず…  24時の観測までの待ち時間にはこれまでの議論を整理して、これからの方向性について話し合いました。そして訪れた最後の観測時間では、再び分光標準星の観測にチャレンジしました。しかし今回も雲に阻まれてしまい分光標準星の観測を行うことができずにタイムアップ。それでも諦めずに過去の論文やカタログを探したり、仮説を検証するための手法について積極的に議論を行っていました。

沢山議論していきます!

明日は観測で得ることができたデータの分析や考察を行います!!


B班の様子

B班改めEvalax班SLAの早川です!

昨日はトラブルがありながらも、なんとかM81を捉えることができました。本日も観測をがんばります!

お昼ご飯でエネルギーチャージ!!


午後のグループワークでは、他班との交流や先生からの質問を通して、求めたい物理量が何であるか議論を深めました。異なる銀河を比較するには、相対的な値である必要があります。その値の求め方や持っている物理的な意味をみんなで確認しました。

そして、他班との交渉の結果、22:00-24:00と26:00-27:00の観測時間をいただきました。最初の時間にM81の撮像観測を、後の時間にM101の撮像・分光観測を行います。晴れることを祈って仙台市天文台へ移動です!

天文台に到着してからは、撮影する画像の確認と優先順位づけを行いました。正確な物理量を得るには、1次処理と呼ばれる基礎的な補正をする必要があり、それに必要なデータのリストアップをしました。

しかし、観測時に雲がかかってしまい、思うようにデータを取ることができません…。23時には雲が完全に広がってしまい、26時までに晴れる見込みがないため、観測を切り上げ撤収することになりました。


良い笑顔✨


今日はゆっくり休んで、明日からデータの解析や考察を進めていきます⭐️!


C班の様子

C班改めAndrometal班SLAの下河邊です。

今日午後のグループワークでは、観測手法の最終決定に向けた議論を行いました。特に、観測対象の銀河はFace-on(円盤部を向けている銀河)とEdge-on(横を向けている銀河)のどちらであるべきかについて活発な意見交換が繰り広げられました。最終的には、近くて明るいFace-on銀河であるM31(アンドロメダ銀河)の分光観測に専念するということになり、偶然にも班名の由来となった銀河を観測することになりました。ただし、非常に近いM31はひとみ望遠鏡の視野にすべてが収まらないので、何度かにわけて異なる領域を観測しようという方針に決まりました。


天気と格闘中✊

他の班の交渉の結果、19時から22時までの3時間に観測を行えることになりました。観測時間のはじめは空が厚い雲に覆われ観測は難しい状況でしたが、幸いにも途中から雲が徐々に薄くなり、観測を実施できる状況になってきました。分光観測を行うためのスリットを思い通りに動かすことにも苦戦したものの、M31の2つの領域でなんとかデータを得ることができました。見たい輝線が観測できていることを期待しながら、今日は昨日より早い時間帯に天文台を後にすることができました。明日はいよいよ本格的なデータの分析と考察に進んでいきます!


明日からは観測データを基に、各班の研究について議論を深めていきます!!


いいなと思ったら応援しよう!