児相が聞きたい思想の話

昨日、児童相談所の訪問員の方々が来ました。
新人でもない大人が2人、真昼間にただ雑談をしに。。。

とっても暇なんだな〜と文句を言いたいところではありますが、
その方々が言っていたことが面白かったので紹介します。

「齋藤さんのところに来るのを楽しみにしていたんですよ」
「ここに来るとなんていうか、思想的な新たな知恵を得られたり、
気づきというか、刺激があるんですよね」
「毎日、同じことのルーチンばかりで・・・」

ここは人生相談の場所でしょうか(笑)

まぁ、こうやった公務員の方々も人生の目的が見えず、
日々悩み、模索しながらも、やりたく無いけど、
やらざるをえない行動を繰り返している。

「齋藤さんは、地震のことをどう考えていますか?」

という質問があった。

「地球を人体と同じ生命体と考えれば、今は病におかされているのだと思います」
「風邪ひくと、熱が出て、身体が冷えたり熱くなったり、震えることがありますよね?」

と返答。

「私は何をすることがベストなのか考えてるんですよ」

というので、

「本気で被災者のために尽くしている方々も多いですが、
こういった時だけお金を送る偽善者もいるかと思います」
「有事でなく、平時でも困っている人はたくさんいる、
そういった光の当たらない陰の人たちにも木を配る必要がある」

と言ったような回答。

「なるほど〜」

と頷きながら、何しに来たのかよくわからないと疑問を持ちながらも、

「東日本大震災の時もそうでしたが、多くの人が死を身近に感じました。
今回も多くの人の命が突然奪われ、しかも元日という、
10000人中1人も予想などしていなかったような事態が起こった。
これはつまり、何人でもいつどこでどのように死ぬかわからないということ。
明日の命が保証されたような日々を過ごすのではなく、
明日は我が身と思って日々自分のできることを精一杯尽くして生きることが大事なのでは無いでしょうか」

と言ったら、

「それを待ってたんですよ!」

と、何か人生のヒントを得た喜びのような反応。
まぁ、それも一時的なもので、帰る時の表情からは、
本当に私の真意を汲み取ったのかどうか疑わしいところではありますが、
こういった文句を言いたくなるようなワンシーンにも、
しっかりと意味を見出し、少しでもお互いの人生を好転させ、
発展させるきっかけがあったならば、
有意義な時間だったとも言えるのかもしれませんね。

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