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3Dプリンターで百名山 45.白馬岳

白馬岳の紹介

深田久弥は、著書「日本百名山」の中で白馬岳をこう紹介しています。「白馬岳は、西側の越中や越後側では、大蓮華山と呼ばれた。北に位置しているから雪が多い。その白雪に輝く山容が、日本海側から見ると蓮華の開花に似ていたからだという。
信州側から仰いでも実に堂々とした貫録を持っている。しかし私はこの山を東西の横から眺めるよりも、南北の縦から望んだ姿が好きである。
縦から見た白馬岳は、横から見たのと、別人の観がある。東側が鋭く切れ落ち、キッと頭を持ち上げたさまは、行かれる獅子といった感じをいつも私は受ける。颯爽たる姿である。」
白馬岳のすぐ北、白馬大池から白馬岳に続く山道のピークの一つ小蓮華山から見た写真の白馬岳は、久弥の語る通りの鋭い山容なのがよくわかります。

白馬岳について

白馬岳は、標高2,932mで3,000m峰ではありませんが後立山連峰の最高峰です。白馬岳への登山ルートは南からの不帰の嶮を通る後立山連峰縦走路があり、北へ下りれば三国境から白馬大池方面と雪倉岳~朝日岳方面、そして鉱山道を降りる谷筋と三方に道が分かれています。それに加えて東斜面の大雪渓や白馬鑓ルートもあるので登山道はバリュエーションに富んでいます。しかも不帰の嶮ルート以外はどれも距離は長いけれど岩稜地帯を経ずに頂上まで辿り着ける比較的穏やかな山容の山です。

1/50,000の3D地図

この白馬岳を国土地理院のデータをもとに1/50,000の3D地図にしました。

大雪渓側から
測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 197
透かして見ると、東斜面(下側)が急峻で大雪渓をはじめとする深いV字谷がいくつも形成されているのがわかります。

3D動画はこちら

使用している3Dプリンターは、Phrozen SONIC MINI 8K S(注意:本製品は販売終了しています(T_T))です。まずはこの機種用の印刷用データ(.prz)をアップします。
ご興味のある方はダウンロードしてみてください。

Phrozen SONIC MINI 8K S 用データファイル

_240528_shirouma_DEM5A_err_recover_22_model.prz

(9/1まで)
・期限が過ぎているけどデータが欲しい。
・他のファイル形式でデータが欲しい。
・3Dプリントした作品そのものが欲しい。

などありましたらできる限り対応しますので、コメントをください!

3Dプリントデータ詳細情報

ソース:国土地理院基盤地図情報数値標高モデルXMLファイル
使用エリア:5537-05~06、5537-15~16
変換ソフト:QGIS 3.36.1(.xml→.stl)
東経:137.72°-137.812°,北緯:36.711°-36.803°
スライサーソフト:CHITU BOX 1.9.5(.stl→.prz)
測量結果使用承諾書:測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 198
データ解像度:DEM5(5mメッシュ)
モデル解像度:0.02mm
印刷方式:中空/垂直法
ファイル形式:.prz
ファイルサイズ:217.127MB

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