3Dプリンターで百名山 72.富士山
富士山の紹介
深田久弥は、著書「日本百名山」の中で富士山をこう紹介しています。
「八面玲瓏という言葉は富士山から生れた。東西南北どこから見ても、その美しい整った形は変わらない。どんな山にも一癖あってそれが個性的な魅力をなしているものだが、富士山はただ単純で大きい。それを私は「偉大なる通俗」と呼んでいる。あまりにも曲がないので、あの俗物め! と子天才たちは口惜しがるが、結局はその偉大な通俗性に兜を脱がざるを得ないのである。」
富士山は、登り方も単純で、山あり谷ありではないため、ただひたすら自分のはやる気持ちを抑えてゆっくりゆっくり一歩一歩登っていけば、気が付けば頂上についているそんな山です。
富士山について
標高は3,776mの日本最高峰。二番目に標高が高い北岳(3,193m)と比べても、実に500m以上も高く、抜きんでた最高峰でかつ単独峰である。登山道は、1時の方角に吉田口ルート、3時の方角に須走口ルート、4時の方角に御殿場口ルート、そして6時の方角に富士宮口ルートがある。西側半分は険しいためバリエーションルートはあるものの一般的な登山道はありません。どのルートも五合目当たりまで車で行けますが、富士宮口が標高2,400mと最も標高が高くそこからは標高差約1,400mで登ることができます。頂上カルデラには周回ルートがあって1時間ちょっとで回れるようになっています。
タイトルの富士山測候所跡の写真と次の写真はどちらも2010年に登った時のものです。もう10年以上前の写真です・・・時が経つのは速いです。
ご来光を見るためには山小屋に前泊するのが無難ですが、8合目の山小屋などの場合、ご来光を目指す登山客で渋滞して日の出までに頂上にたどり着かない場合も多いらしい。かといって十合目の山小屋の場合は高山病がひどくて夜は一睡もできなかったりするのでなかなか選択が難しいところです。
1/50,000の3D地図
この日本最高峰の富士山を国土地理院のデータをもとに1/50,000の3D地図にしました。
宝永山、宝永第一、第二火口もばっちりです。写真では判別つきませんが、登山道もちゃんと再現されています!
作品動画はこちらから
動画はこちらから見ることができます。
使用している3Dプリンターは、Phrozen SONIC MINI 8K S(注意:本製品は販売終了しています(T_T))です。まずはこの機種用の印刷用データ(.prz)をアップします。
ご興味のある方はダウンロードしてみてください。
Phrozen SONIC MINI 8K S 用データファイル
_5dem_phrozen_sonicmini8Ks.prz
(6/1まで)
・期限が過ぎているけどデータが欲しい。
・他のファイル形式でデータが欲しい。
・3Dプリントした作品そのものが欲しい。
などありましたらできる限り対応しますので、コメントをください!
3Dプリントデータ詳細情報
ソース:国土地理院基盤地図情報数値標高モデルXMLファイル
使用エリア:523875,523876,533805,533806
変換ソフト:QGIS 3.36.1(.xml→.stl)
東経:138.684°-138.776°,北緯:35.31°-35.402°
スライサーソフト:CHITU BOX 1.9.5(.stl→.prz)
測量結果使用承諾書:測量法に基づく国土地理院長承認(使用)R 6JHs 104
データ解像度:DEM5(5mメッシュ)
モデル解像度:0.02mm
印刷方式:中空/垂直法
ファイル形式:.prz
ファイルサイズ:85.903MB