![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135748455/rectangle_large_type_2_fcae875b7ec24217b8ecaddf64d48908.jpeg?width=1200)
3Dプリンターで山をつくる その10
その9では、サポート(ピラー)を立てても「島の端が安定しない」「平らにならない」など課題が多くて立体地図はうまく作りにくいことがわかりました。
「じゃあ、サポートをなくしてみよう」
ということで、プラットフォームと同じ大きさにアクリル板をカットして貼り付けることを思いつきました。
そこに印刷すれば、プラットフォームからはアクリル板を外せばいいので立体地図を外す必要がなくなり、「島の端が安定しない」「平らにならない」等の問題が解決できると考えました。
用意したのはこちら、ホームセンターで普通に手に入る2mm厚のアクリル板です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711890251170-J2LwjL6QQB.jpg?width=1200)
これをPカッターで7.2cm×16.5cmにカットして、両面テープでプラットフォームに貼り付けました。
「ゼロ点調整は大丈夫なのか?」「両面テープはレジンでとけてしまわないのか?」「両面テープはちゃんとはがせるのか?」・・・気になる点はいくつもありましたが、何はともあれやってみることにしました。
結果がこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1711890506047-BQIZMcCqVQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711890521688-rWnTa0zTVy.jpg?width=1200)
結果的に、「ゼロ点調整は問題なくできる」「両面テープはレジンで溶けない」「両面テープはきれいにはがせる」など、多くの気になる点は取り越し苦労で無事に印刷できました。ちゃんと水平に利尻島が印刷できたのはこれが初めてです^^ うれしいものですね。
土台が半透明のスモークなのも立体地図が映えるのでいい感じです^^
・・・ですが、大きな問題が(-_-;)
島のフチ(海岸線)は、当たり前だけど、薄さ0.02mmです。
そして、アクリル樹脂はプラスチックなのでたわみます。
すると、海岸線の部分から剥離が始まってしまいました。この試作品は、すでに鴛泊港のそばのペシ岬が剥がれてどこかへいってしまいました😢
時間が経てば経つほど少しずつだけど端から剥離してきています。
何か涙の回が多いですね。光造形3Dプリンターって扱うのが難しいです。
次回は、また発想を変えてチャレンジしてみます。