茨城の「食べる」を「もしも」の視点で考える。if design project第4.5期レポート
わたしたち、「もしものみらい」は地域を舞台に『「もしも」を実装しやすい社会をつくる』をミッションに、2018年度から4年間、茨城県が行ってきた関係人口創出プログラムif design projectの有志のメンバーで結成されたコミュニティです。
もしものみらいが取り組んでいるアクションのひとつ「もしものきかく」のイベントとして、普段では考えることもないようなテーマで地域を捉え、どんなことをしたら楽しいかをみんなで考えるワークショップを実施しました。
今回は、『茨城の「食べる」を「もしも」の視点で考える』をテーマに「筋肉×地域」、「肥満×地域」、「婚活男女×地域」の3つのグループに分かれ茨城の食やコンテンツを考えました。
こちらの記事では、イベントの様子をレポートします。
茨城と筋肉、肥満、婚活?
今回のワークショップの3つのお題は、実は茨城県と関係が深いものです。
まず、筋肉。茨城県は、サイクリングロードからヒルクライムルートまであったりと、サイクルツーリズムに力が入れられています。また、筋肉の栄養として高タンパクな玉子の出荷量が全国1位です。そこで、茨城がより筋肉なヒトにたまらない地域になるにはどんなコンテンツが提供できるかを考えました。
次に肥満。茨城県は、BMIから見た「肥満要注意」都道府県ランキング(2018年)で全国8位、関東一BMIが高い地域。そんな地域だからこそぽっちゃりに愛される地域になるためのコンテンツを検討しました。
そして、婚活。国勢調査の結果を用いた分析による年都道府県別「未婚の男余り率」ランキングでは、茨城県は2015年、2020年と連続で1位になっています。男余りな状況を打破するべく、婚活男女に愛される茨城での食やコンテンツを考えることにしました。
これらのテーマでグループに分かれ、ワークショップを行いました。
次のパートではワークショップの最後で発表された提案内容を紹介します。
「筋肉×地域」IBARAKI BARIZOGON TOUR
筋肉グループの提案は、身体も心も鍛える「IBARAKI BARIZOGON TOUR」。
この1泊2日のツアーは、罵詈雑言を浴びせながら理不尽な指示を出す教官に従い、サイクリングロードでのサイクリングや筑波山登山で身体と心を鍛えつつ、お米・玉子・鶏肉などの茨城食材をふんだんに使った食事で栄養補給もできるというもの。
「肥満×地域」世界一平和が過剰な夢の国BOYOYON
肥満グループが考えたのは、太っている人が、主役になるランド「BOYOYON」。
「BOYOYON」は、体重100kg以上の人は最前列へ招待される「HIMAN COASTER」などの各種アトラクションや、ゼロカロリーのものを集めた「喫茶ゼロカロリー」や最低注文グラム数が100ポンドの「レストラン100ポンド」などがある、ぽっちゃりファーストなランド。
公式ソング、「BOYOYON RAP」もこのワークショップで誕生しました!
なお、全グループの発表後に行った参加者全員による投票では、「BOYOYON」が「ベストアイデア賞」を獲得しました!
「婚活男女×地域」ものづくりモテモテ大作戦
婚活男女グループは、ものづくり男子の魅力を引き出す「ものづくりモテモテ大作戦」をプレゼン。
収入や身長ではなく、生活の好みをヒアリングし、茨城男子と参加者をマッチング。茨城男子が作った野菜・果物を茨城男子の作った食器で食べ、男女で一緒にそれらを作るなどし、ものづくり男子のコミュニティを形成するという作戦。
終わりに
2時間弱という短時間のワークショップだったにもかかわらず、イベント名である「if design project(イカレタ未来デザインプロジェクト)」にふさわしい楽しいアイデアがたくさん出され、参加者からは「上質な大人のあそび」といったような声も聞かれました。
今回は、if design project1期~4期参加者を対象とした、お試しイベントではありましたが、今後は参加者一般からも募り、くだらないけれど面白いことを考え、地域での実践につなげられるようなワークショップを開催できればと考えています。
ワークショップを企画する際は、Facebook等の媒体を通して、告知していきますので、ぜひご興味持った際は、お問合せください!