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マイナーカード診療所 ⑩天弓千亦


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能力は自分の守護札を表裏を変えずに移動しつつ自身の数値を⑫に上昇させるというものだ。
自身の能力で守護札の移動が可能であるため終盤の⑤聖やバウンス札といった札に対するメタとして機能する他、守護札の位置を調整して次のターンで自機を延命させたりと柔軟な動きができる。  
また、自身が⑫に上昇することで高数値の確定撃破や自機を狙える位置に移動してから自機狙い弾幕を通すなど、高打点ならではの役割をこなしたりと攻撃面においても強力な効果を持っている。
同じように守護札を移動させながら弾幕を打てる⑩魔理沙とも、手札を残しているタイミングでも打てるという点や数値が上昇することで単体に対して確定撃破ができることからも守護札としてなら⑩千亦の方が扱いやすい。

ただ、自身の能力の発動条件が自分フィールドと捨て札の両方を参照して種族がちょうど7種類でなければ使えないという難しい発動条件を持つため、デッキ構築から工夫しなければ効果を発動できない可能性がある。そこで今回は、千亦を使う上でデッキの作り方と理想の最終盤面を解説しようと思う。

まず、千亦を使う上で大事なのは千亦を場に伏せたときにどこを殴られたとしても発動ができるようにすることだ。 そこで、盤面の守護札の種族が自機または捨て札の札の種族と被るようにするとどこを殴られたとしても発動できるようになる。
つまり、デッキのカードを7種族固定で染めつつ、終盤に使うカードと同じ種族のカードを序盤〜中盤に使うと安定して効果を発動できるようになるのだ。

:例

終盤の盤面は千亦と種族が捨て札or自機と被る札(③慧ノ子と自機の①饕餮(妖獣),⑦旧霊夢と捨て札の⑤早苗(巫女),⑩千亦と捨て札の⑥女苑(神) )を置き、捨て札がメタられなければ次のターンは確定で発動可能である。(画像は⑨残無自機HB(ハンデスビート)から)

相性の良い札
・⑦旧霊夢
守護札移動系を終盤に2つも持っておけば、たとえどちらかがやられたとしてももう片方で守護札を移動させられる。 
種族がバラけたデッキで使えるという点からも併用しやすいが、他の巫女札を使わないと千亦の効果が使えなくなってしまう可能性があるのは注意したい。

・⑫百々世
同弾に収録されている言わずもがな最高のロマン砲。
⑩千亦がいることで百々世を表向きのまま好きな位置に移動することができ、状況に応じて相手自機の④魔理沙を牽制しながら百々世を押し付けるなんてこともできたりとかなり相性がいい。

・⑥女苑
千亦と種族が同じ神札でもあり、千亦にとっての裏目である高数値を上から叩ける有能。 
どうしても種族ハイランダー気味になる千亦のデッキにおいて、低数値自機限定ではあるが神札で千亦と種族を被せられる点と現環境においても捨て札メタがかなり強いためほぼ確定で採用される。
妹紅リザレクションや魔界をお手軽にメタれるので千亦を採用するときは積極的に併用しよう。

まとめ
延命、自機への奇襲、確定撃破まで、終盤において必須となる要素を全て併せ持つ⑩千亦。
使うにはデッキとそのプレイヤーを選ぶ難しいカードではあるが、発動さえできればかなり強力な札である。

評価4.5/5.0

次回投稿は未定。

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