以外な円卓の騎士団のロマンと…
上の写真と完全に違って、モスクワは今日(10月8日)、初雪降りました。水っぽくて、雨に似ている雪でしたけど、間違いなく雪でした…
昨日と今日、舞台の日でした!
宝塚歌劇場
昨日は宝塚歌劇団の作品をみようかと思って、「ランスロット」にしました。
今年の春、日本に行った時、歌舞伎と宝塚歌劇団を観たかったです。が!歌舞伎(京都市の南座)もそうでしたけど、宝塚歌劇場の方はより一層、あっという間にチケットが売り切れになってしまって、結局行けませんでした。まぁ、そういうのもありますので、悔いはしませんけど。
幸いなことに、DVDなどもあって、生ではなくても、観られます、宝塚歌劇団の演劇は。
私にとって始めての宝塚演劇でした。その音楽を作ったのは、大好きな音楽家のRevoさんです。これも観なければならない理由の一つでした。もう、12年前の作品ですが、やっと観られて嬉しいというところもあります。
円卓の騎士の伝説は幼いころより好きでしたけれども、詳しいとは残念ながら、言えません。大学生のころも、少しだけ騎士道物語を読んできましたが、ほんの少しぐらいの話です。
それにしても、ランスロットは円卓の騎士の中で好きでした。クレティアン・ド・トロワ氏による「ランスロまたは荷車の騎士」はすごかったからです。騎士道物語の中で一番ドラマチックで生々しい物語だと思います。
あとは、騎士道物語はすごく古くて詩で書いてありますので、その言語は現在の読者にとってはちょっと不自然に聞こえることもあると思っております。その時代のヨーロッパの文学はまだ、特に「現実らしさ」を追っていませんでした。一方、ランスロットというキャラクターは、その時代の物語の人物であっても、ユニークな語り方をしていることが感心しました。他のキャラクターと比べて、口数のあんまりない騎士ですねw ま、読んでみたら、多分、分かります。
要するに、宝塚劇団の作品を、期待していました。そして、期待、裏切られていませんでした (っ˘ω˘ς )
物語とキャラクターは私の知っているクレティエン・ド・トロワの本と大分違っていたものの、「あ、それは確か、そうだったな!」という懐かしい気持ちもしていました、アーサー王伝説を思い出しながら。
カタカナで書かれた騎士たちや妖精たちなどの名前を見て、それを母語の発音を思い出すのもすごく面白かったです。
覚えていなかった部分もたくさんありました。妖精のヴィヴィアンが実際にランスロットの世話をしてくれて彼に剣をくれたことなど、後でWikiでチェックして、へーと驚きました。
「原作」の作品になかったエピソードももちろん避けられませんでした。でも、ランスロットがグィネヴィアの幼馴染みだったことなどは「ありえない」と分かっても、そういうところが物語を宝塚劇団のものにする特徴の一つでしたからこそ、目を離せませんでした。複雑なストーリーだったとは言えませんが、確かに心に残ります。
タカラジェンヌさんたちはもちろん、想像を乗り越える存在です。男役さんの歩き方はずーっと前から憧れだったとしても、一つの動画ではなく、長い作品を観ると、インパクトも違いますよね!
演芸のスタイルについても一言!宝塚駅に着いたら、柱などは、こういうデザインしています
そのちょっと懐かしい20世紀のショーの感じが、舞台にもしみれていますよね。例えば、キスのシーンの時、俳優は客席に背を向けました。なぜそうではなければならない理由はもちろん分かりますが、すごいゴールデンエイジの映画の臭いをしていますよね、こういうの。
心を温めてくれた、そのシーンは ♡ 懐かしくて、可愛くて、すごくロマンティックでした、もう!
後、衣装!その豪華な刺繍の布とか、ファンタジー・ゲームのデザインしている鎧とか、目の宴ですよ!
あ、そして、古典的な騎士の絶対履かない、ヒールのある長靴とか。そのヒールでのダンスや戦いのシーンを見るたびにワクワクになってしまいました。頭がおかしくなれるほど美しかったです。その美に触れるだけでも、見てみるに足るショーですね。
ティーパーティー
宝塚の印象を書いていた間に、月曜日になってしまいました。もう、疲れていますけど、ちょっとだけでも書かなければね…
日曜日の「今日」、友達を家に誘って、一緒に「死神遣いの事件帖 -幽明奇譚-」というステージを観ました。そう、あのぬいぐるみ死神の十蘭との同じシリーズです。
前話したクリスティーナちゃんも、Zちゃんも、もう一人の同僚のリーザさんはきてくれました。
Zちゃんも、リーザさんも日本語、あんまり分からなくて、その日のために字幕を作ってみました(´;ω;`) 本当に好きになった作品を、友達に見せられなかったら寂しいですね。
あ、でも、今日は、別に死神遣いを謳いにきたわけではありませんw
この間、ニジニ・ノヴゴロドに旅行したついでに、素敵なティー・セットを買ってしまいました。季節に全然合いませんけどww
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