謎多き甲府(かふふ)
甲府駅の赤レンガ広場
「あずさ」から降り、いきなり目の前にあったのは
かふふ駅煉瓦ひろば
写真がまずいですね (-_-;) すみません。
ベンチに座っている方もいらっしゃり、変な感じにライトが当たるわ、、
こんな感じになってしまいました。
左上のプレートにはこう書かれています。
「かふふ」とは「こうふ」の歴史的仮名遣いであり、甲府駅は「かふふえき」として親しまれていました。甲府駅にまつわる歴史的遺産である「旧煉瓦倉庫」「旧こ線橋柱」「旧甲府駅の釣り鐘【かふふ来の鐘】」を集め、興味を持っていただけるようにこの場所を「かふふ駅煉瓦ひろば」命名しました。
甲府にレンガ倉庫あったのか!と思い調べてみると出てくるのは、山梨大学の赤レンガ館くらいです。
山梨大学様よりお借りしました。
う~ん、赤レンガ倉庫は並んでてほしい・・・
山梨県議会議事堂・山梨近代人物館(県庁舎別館)
4travel様よりお借りしました。
甲府城近くにあり、人物館の前には噴水があります。
いかにもタルタリアという感じではないけれど、
建物・空間の取り方のベースはタルタリアという感じがします。
SADOYAワイナリー(結婚式場・レストラン)
甲府の駅から徒歩5,6分のところにあるワイナリー
教会の門には松ぼっくり、右横奥に向かってレンガ倉庫らしき建物
外面はきれいに塗装されていますが、かなり古いような気がします。
1909年(明治42年)江戸時代より続く「油」佐渡屋を、洋酒 ビールなどの代理店「サドヤ洋酒店」に転業しました。
1917年(大正6年)、サドヤ洋酒店を営んでいた6代目今井精三が、ワイン醸造販売を手がけるサドヤを創業しました。
精三が長男の友之助と共に農場を開墾するまでの間、勝沼産ブドウから造る「甲鐵天然葡萄酒」を商標とする
ワインを醸造、販売していました。
約700坪に及ぶ、醸造場・貯蔵庫の地下ワインセラーがあるということで、
ツアーがあるそうです。
機会があったら再チャレンジしてみます。
藤村記念館(旧陸奥沢小学校)
甲府北口にある藤村記念館
タルタリアぽいけれど、なんか規模が小さいという感じです。
でも中の展示品の収穫は大きかったです。
指はいってます、すみません(^-^;
一番上の写真をよくみるとタルタリアぽい建物ばかりが並んでいます。
アーネスト・サトウ とは1843(天保)から日本に来ていたイギリス外交官ですが、サトウ Satow スラブ系の稀な苗字だそうで、かなりの親日家だったようです。
この方が、
「この町の西洋建築を模した建築物の数は町の規模からすれば私の知る限り日本一だ(中略)大きな学校の他、県庁、銀行、裁判所、公会堂、名取式の糸繰工場などもすべてこの様式で作られている」
と日本旅行記の中で書いています。
その製糸工場の絵と写真がありました。
タルタリアぽいです。
甲府もタルタリア様式の建物がたくさんあったということですね。
甲府城のオベリスク
甲府城のオベリスクの情報を得て、探すのが大変なのかと思っていたのですが、なんのことはない駅周辺、遮るものがなければすぐに見つけられます。
これは宿泊したホテルの上階から撮影しました。
ほかのビルなどと比べても結構な高さがあります。
この塔は、大正9年建造。明治44年に皇室保有の山林を明治天皇から県へ頂いたことを記念して、その山から採れた花崗岩で造った「謝恩碑」ということ。
当時、乱伐で緑が少なかった山梨の山々は長雨が降ると濁流が発生し麓が洪水になることも多く、御料地を県に下して森林復活の基にしたということです。
お城の写真こちらにたくさんありまして、時間がなく外側からしか見られなかったので、参考にさせていただきました。
まとめ・考察
甲府のタルタリア様式の建物が消失した原因は戦争時の空襲のようです。
伝匠舎様よりお借りしました。
上が戦前の写真で下が戦後です。
戦争が終わる直前、「七夕空襲」で街並みは一瞬にして灰燼に帰した、
戦争が終わるのが40日早ければこの街並みは失われなかったと伝匠舎HPにあります。
名古屋と同様に、戦争でタルタリア様式の建物は、戦争によってほとんど消失したのですね。
この事に何らかの作為を感じてしまうのは私だけでしょうか。
甲府城の謝恩碑≒オベリスクについても、謎を感じます。
明治、山梨の山は乱伐で荒れ果てていたと、、
それは本当に乱伐だったのでしょうか?
山梨という名前も不思議です。
日本一高い富士山があるのに、なぜ山がなしなのか。
もっと深い真実に目覚める時なのか・・・とも思います。
山梨は水晶で有名ですが、石は元から石ではなかったらしいのです。
それは太古の木(生命)が形を変えたもの。
生命質が一瞬にして急激な変化(熱・空気からの遮断)にさらされると、
腐食せずに石化します。
鉱物・石はもともとは植物・木であったのです。
お時間の許す方は下の動画をご覧ください。
本日もお読み下さり、ありがとうございました。
前編 41分 後編 44分
この動画を見ながら、小学生だった息子が見たいといって観た映画を思い出しました。
遺伝子操作の失敗によって“森”が意思をもち、人を襲うようになってしまった300年後の地球
KOKIAが歌う主題歌も良かったです。