ぼっとんトイレの汲み取りをしてもらったことある?
離島で暮らし始めたものだ。2ヶ月たつ。海士町。
今回は、ぼっとんトイレの汲み取りをしてもらった話を書こう。
うちのトイレは汲み取りトイレだ。
汲み取りトイレなんだけど1階と2階にふたつトイレがある。
2階のトイレのぼっとんトイレのために、太いグレーのパイプが1階のトイレの部屋にズドンとある。
そのぶん1階のトイレは狭い。
トイレのある位置の家の北側に、小さめのマンホールがあってそこを開くとたまっている排泄物がわかる。
だいたい8割くらいたまってきたら汲み取り屋さんに電話して、汲み取りに来てもらう。
海士町ではクリーンセンターという民間の業者があって、そこに電話して頼む。
電話してみると基本的には毎週火曜日に汲み取りをしているそうだ。
どうしてもすぐ来てくれ、というときは行きますよ、とのこと。
うちの便槽はどうやらけっこう大きくて900リットルとか入るみたい。
今回のくみ取りは700リットルこえていた。
それなりに時間はかかった。
業者の方が、小さなマンホールの蓋をひらいて、そこにバキュームカーの太いホースをもってきていれる。
吸い込む。
蓋が開きっぱなしになるわけでニオイがすごい。
いや、はじめはニオイはするけどまぁこんなもんかって感じだったけど、だんだんきいてくる。
ボディブローのようにきいてくる(いやボディブローされたことないけど)。
油断して窓をあけていたんだけど、10分とかたつと家の中もニオイが充満してくる。
排泄物がながく放置されていたニオイなので、大をするときのような臭さとはちょっと違う。
なんだかよくわからないけど臭い。
吸い込みがおわるころ、トイレにバケツで水を流してくれといわれる。
汲み取りの便槽のところに、トイレからU字型でつながっている。
何回か流して終了。
最後、便槽をのぞいたらきれいになくなっていた。
へぇー。
基本料金は、300リットルまで3000円で、あとは18リットルごとに180円。
300リットル以上あれば、いつでもよい感じになる。
けど、バキュームカーとしては一度にたくさん吸い込んだほうが効率的でしょう。
30分くらいで作業は終わったかなぁ。
お疲れさまでした。
次はいつになるんだろうか。
人の排泄について調べてみる。
おしっこは1日あたり1.5リットルくらいとか。
4人家族なら6リットル。
30日で180リットル。
3ヶ月で540リットル。
て、計算するとけっこう大丈夫なのか。
バキュームカーが去った後も、しばらくくさかった。
なんともいえないくささが残った。
家のまわりも一部で微妙にくさかったりした。
数時間くらいしたら家のまわりもまったくにおわなくなったかなぁ。
な2~3ヶ月に1回程度なのでまぁいいでしょう。
やすいし。
汲み取りした糞尿は浄化センターで浄化されるんだろうか。
どう処理するのか、今度聞いてみようかな。
そうそう、うちで汲み取りした話を他の方にしてみたら、糞尿のコンポストとかどう?って話が出た。
排泄物でコンポストしたらたしかに汲み取り料金は少なくなるし、畑の堆肥になるんだったら収穫物も増える。
うーん、でも堆肥になるまでニオイがつらそうな気がする。
まぁそのうちに機会があれば、かなぁ。