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ワシのスカ煎り虫日記#3


前回のあらすじ

ワシは墓地で盗賊やクモやゾンビと戦って『叫び』を手に入れた。ドラゴンを倒せばおっきい声が出せるらしいけど、まだまだ先の話だ。炎魔法で敵を焼きまくるのが得意だけど、味方にも火がついちゃうのが難点。高速移動で村に戻っておじさんにお礼を言って、酒場で寝た。酒場の人は殴れないからつまんない。この世界はオタクには厳しいぜ…。

目覚めたワシはむらを出ることにした。道を歩いていると、ストームクローク兵が帝国兵に連行されている。話しかけると武器を渡せるようなので、ワシがさっき作ったダガーをあげてみた。帝国兵がワシとストームクローク兵に襲いかかってきた。ワシはいつものように容易く焼き殺してやったが、ストームクローク兵は死んでいた。かわいそうに。死体からお金を集め、ワシは歩を進めた。

しばらくいくと、ハチミツ酒の醸造所があった。二階に回ると本がおいてあったので手に取ると、「お前はここにいるべきではない」とどこからともなく声が。ハリー・ポッターと秘密の部屋でこんなのがあった米(よね)。魔法の本なのかな?
「お前は歓迎されていない」「お前はこの家の者を害した」「衛兵を呼んだ お前はもう終わりだ」と声はどんどん過激なことを言い出す。
怖くなったので駆け足で出口を探したが、ごちゃごちゃしてて見つからん。声の主が壁の裏で階段と樽の間に挟まっているのは見つけたのだけども。
屋敷の中を駆け回った挙げ句、向かいから人が歩いて来たので話しかけたら逮捕された。本当に呼んでやがった。

全員燃やして逃げてもよかったが、セーブしてなかったし体力がなかったので、素直に罰金を払って捕まってみた。ワシは眼の前が真っ暗になった。

気づいたらワシはドラゴンズリーチにいた。なんとワシが目指していた場所である。捕まることでワープができるなんて、ワシ裏技見つけちゃった?もっと早く捕まっておけばよかった。


ドラゴンズリーチでは、かの有名な膝に矢を受けたおじさんに会えた。有名人に会えたのは5年前に赤坂見附で平成ノブシコブシの脇を鳴らせない方を見かけたぶりだったので、うれしかった。
ふと、はちひげおじさんのことを思い出してググってみたら訃報みたいなタイトルのニュースが出てきたが、まだ死んでないみたい。 

人々に鮮烈な印象「はちひげおじさん」 荻原義三さん(80)=御代田町 人生の友「ハチ」一筋60年 /長野
https://mainichi.jp/articles/20210531/ddl/k20/070/134000c

閑話休題。メニュー画面からクエストを確認すると、例の「姉妹」からドラゴンズリーチにいる偉い人に会いに行けと言われていたらしく、ちょうどいいので会いに行くことにした。

ワシのことべた褒めしてくれるから仲良い友達になれるかと思ったが、ちょっとお金を拝借しただけでマジギレ。ワシそんな悪いことした?してなハァーーーー胃……。。。。
この世界のやつらはすぐにワシのことをリンチしてくる。ワシリンチにまじやばひトリャーマあッッ殻・・・・。ワシはなんにも悪くないのに、まじやばひトリャマーー植えつけラレ扌ッッ殻・・・(つづく)

登場人物紹介

ワシ

ワシとは、別名モリャマーとも呼ばれるエルフ種族のひとつ。 タムリエル大陸南西、森に覆われたヴァレンウッドを故郷とする。 人間よりも約2~3倍寿命が長く、200年生きてようやく歳を取ったとされるほど。 彼らはアルドメリ文化の堅苦しい伝統を拒み、土地の自然や野生と調和した平穏な暮らしぶりを好んでいる。 ハイエルフの中には、ウッドエルフを「単純馬鹿で手に負えない」と見下す者もいるようだ。 そんなハイエルフに比べると身軽な体をしており、盗賊や斥候に適性を持つ。 頭の回転も速く、学術探求や商売の道での成功を追い求める者も多い。 他のエルフ種に比べ影響力は少なく思われがちだが、出生率は比較的高めであり、結果としてタムリエルでは他のエルフ種を数で上回る。 タムリエルで最も優れた弓の使い手で、弓を引き絞り、放つのをワンモーションでやってのける。 その腕前は、弓はウッドエルフによって発明されたのだと噂されるほど。 生まれながらにしてたくさんの特殊能力を持ち、特に動物を率いることができる能力や、森の中でカメレオンの擬態にも似た身を隠せる能力は代表的である。 ヴァレンウッドの森の多くは「Green Pact(緑の誓い)」の教えに従っている。 緑の誓いに倣うウッドエルフは、肉食性と人食性をもち、ヴァレンウッドの植物を決して傷つけない。 しかし、他国によって作られたものなら、木材や植物由来の製品でも使うことに抵抗はないらしい。汗っかきなので基本的に上裸。かえんほうしゃを得意とする。スリはまだ苦手。

首长   伟大なるバル
グルーフ

ワシを高く評価する見る目のある男。首長だがあまり金をもっていない。ワシとは親友になれる可能性があったが、その吝嗇さゆえに決別し、ワシによって汚物として消毒された。

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