ある日突然その日がやってくる
一昨日、プールで初めて500m泳げるようになった。
と思ったら、その翌日には1km、そして今日は1.2km泳げるようになっていた。
市営プールは、1時間で250円。
現在、緊縮財政を敷いているので、きっちり1時間以内に出てくるようにしている。
着替えの時間を含めると、実質泳げるのは50分ほど。
その50分の間に、泳げる距離がどんどん伸びている。
特に画期的な方法を導入したわけではない。
毎日プールに通い、ビート板や浮具を使って「手だけ」「足だけ」で泳いでみて、体をどう使えば一番楽に遠くまで進むのかを試していたら、ある日突然、長い距離が泳げるようになっていた。
たぶん、こういうことはスポーツをしてきた人たちは、何度も経験しているのだろうと思う。
例えば、バスケットボールのレイアップシュート(桜木君流に言うと「置いてくるシュート」)ができるようになる瞬間とかね。
何度やってもうまくいかなかったことが、なぜか急にできるようになり「なぜ今までこれができなかったんだろう?」と思うくらい当たり前にできちゃう、アレだ。
繰り返すことで、勝手に体がコツをつかんでくれるのだろう。
体ってやつは、何と賢いのだろう。
素晴らしい。
それに比べて、頭は頑なな気がする。
新たな知識を学んで身についた気になっていても、何度も同じところでつまずく。
自分の慣れ親しんだ世界観にこだわって、なかなか古い考え方を手放そうとしない。
頭にも、「ある日突然その日がやってくる」ことはあるのだろうか。
繰り返し「そっちじゃない」と意識して軌道修正していれば、いずれは望む自分になれるのだろうか。
きっとそんな日が来るんだろうな。
頭だって、体の一部なんだから。
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