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[明石昌夫]ベースのノイズ対策

当方アクティブ回路を持つベースを愛用しておりますが、ベースにおけるノイズ対策などどのようにされているでしょうか?ノイズゲートもしくはノイズリダクションなどを利用されているでしょうか?

僕の場合は基本的にはパッシブっていう、アクティブではないベースが好きなんですけど。アクティブも使ってた時代もありますけど。ノイズ対策、基本的には弾かないときはボリュームを絞るっていうのが僕のノイズ対策で。ノイズゲートもしくはノイズリダクションっていうのは絶対に使いません。僕から言わせるとレンジ狭くなって、音悪くなるだけなんで、音の良い悪いもそれはもう本当に人によって違うんで。なのでノイズがちょっとでも入っていると、それが良い音だとは思えないという方はそれはそれで使っていただければいいと思うし。僕の場合はノイズゲートやノイズリダクションは絶対使わないって感じですね。

ノイズが良くないっていう考え方。静かな時にジーとかビーっていうの。そういうのは耳障りだしディスターブ、音楽を邪魔するみたいな。聞いてる方に対してっていう部分もあるんで、気になる方はそういうの部分もあるんですけども。弾いてる時、普通に爆音でバーって弾いてる時にノイズが入ってようが入ってまいがあまり分からないし。しかも僕のすごい仲のいいエリック・ウェストフォールっていうピンクスパイダーとか、そういうのミックスしたエンジニアのやつは、ノイズがある方が倍音が増えて音が明るくなっていいっていう風なことを言ってたりして、僕もある種そういう風なことは一理あるな、一理あるなっていうか、好きだなって思ったりします。

そのノイズっていうのも気になるかならないかっていう部分。昔僕はポンタさん、村上秀一さんと、一緒にバンドでやってたことが一時期ちょっとだけあったんですけども。その時は高円寺の拾得っていうライブハウスってよくやってて、その時にそこの照明をちょっと半分ぐらい暗くした感じになると、照明のノイズがめちゃくちゃ電源にのるんですよね。そうするとベースにジーっていうノイズがすごいのるんですよね。なんですけども爆音でやってる時っていうのはそんなものは全然気にならないし。静かになった時、そのバンドってのはすごいダイナミクスが広いバンドで、なんで小さい音ってのもすごい局面としてあるんですよね。その時はトーンコントロールを絞る。照明のノイズってのは、そこの照明だったりのところからの電磁波が、ピックアップに影響して、そっからそのノイズが出るっていう考え方なんで。そうするとそこのジーっていうところは高周波が気になるわけなんで。その時はベースのトーンコントロールを絞る。そうすると消えるんで。基本的にはそのトーンコントロールを絞ると倍音が少なくなるんで音の抜けが悪くなるんですけども。なんですけども。それは爆音の時には必要なことで。静かな時ってのは別に抜けはなくてもよくて。こう包み込むような低音があればいいわけだから。そういう時はトーンコントロールを絞るみたいなそういう感じだったりします。

なんでそのノイズ関係もそうやって、ケース・バイ・ケースで、その時のシチュエーションによって、自分が気になったり、その聞いてる方が気になったり、そういうふうなことを考えて、いろいろやってるんで。十把一絡げにノイズゲートとかノイズリダクション、そういうふうなものを。ノイズはあった方がいい時もあれば、あったら嫌な時もあるっていう、そういう考え方で。ノイズというものが良くないものだっていう、そういう考え方ではなかったりします。正解っていうのがある世界に生きてるとそうなっちゃいますけども。そうじゃないところで考えてるんで、そういうふうな話になります。ありがとうございます。

Akashi Masao Official
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