[明石昌夫]B'zの楽曲解説~GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
RISKYの2曲目。
GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-。
「※音楽※」ってこのリフは松本さんが最初に作ってた、すでに曲を聞かせてもらった時にはできてたやつなんで、それに対してずっとワンコードなんでベースラインを考えたのかな。「※音楽※」ってなってて、それをブラスとオケヒットで別々になぞってる「※音楽※」っていうところは「※音楽※」のベースのダッっていうところと対応してたり、そんな感じです。本当にベースラインがありき、そこから一番最初にリフがあって、それがブラスでなぞって。ブラスでなぞるってのも、松本さんが言ったのか、僕が勝手にやったのか、もう覚えてないですけども。基本的にはRISKYっていうのはこの前のアルバムがBREAK THROUGHですよね。
その前がOFF THE LOCKっていうことで。OFF THE LOCKってのがもう全曲シングルみたいな、ポップのアルバムにしよう。で、BREAK THROUGHってのはツアー回るからツアー向けのいろいろツアーでお客さんと遊べるような曲を作ろうみたいな感じの企画の感じで。そこで次の4枚目は、ここで一挙にロックに持っていこうっていうのが松本さんのコンセプトだったんで。なんで、こういう風な感じの曲だったりにしてるし。その曲順もね、これを1曲目にしようっていうのも。大体ね、曲順のね、1曲目ってね、なんか知らないけど僕のアイデアから始まったりすることがほとんど多かったような気がするんですよね。でもどう考えてもこれが一番いいかなっていう。この流れで言うと。これがHOT FASHIONかな、みたいな感じですよね。
この曲はもともとサビがなかったんですよね。なんでこの青山さんが、ドラム差し替えで叩いてもらった時ってのは、まだサビのメロディーがなくて、そこはもうコード進行とかオケだけがある感じ。青山さんは、ここはダンスタイムかなって言ってたのすごく覚えてますね。ダンスタイムっていう言い方がすごく面白いなって思ったりします。とりあえず、もうこういう風な、ギターのリフを全面に出してるっていう感じのやつで。今聞いたら、このギターゾロもね、バッキングのギター入ってないんですよね。めちゃくちゃシンセベースとドラムと、クコンクココンっていうパーカッション、カーベルのサンプリング。あとはシャカシャカシャカシャカっていう打ち込みのシェーカー。それが入ってるだけで、あとはチャーっていうオケヒットは残してたりして、それでそれとあとギターだけなんですね。その辺のバッキングを入れたり入れなかったり、その辺のギターダビング系の時はもう全部松本さんの一存というか。基本的に稲葉さんいなかったのかな。いる場合じゃなかったんだろうな。歌詞とか書かないといけないしっていう感じで、僕はその頃は、ギターダビングの時はZARDの仕事をやってたりしました、だと思います。時期的にそんな感じ。もうRISKYの頃だと、そういう感じなんじゃないかな。1990年、分かんないけど。そんな感じです。
GIMME YOUR LOVEですね。またいろいろ、コメントとか質問をください。これ聞いてた時に、この1曲前のRISKYのことを思い出したんですけども。もともと「RISKY,Where do we go?」っていう声の部分ってなかったんですよね。確か事務所サイトの方で、声を入れた方がいいぞ、みたいな感じ。それで入れたっていう経緯をなんとなく思い出しました。その時は訳わかんないこと言うなって、あの頃僕も全然訳わかってなかったんで。なんですけども、確かに声があるのとないので、普通の人達が、バンドやってる人達じゃないっていう、普通の人っていうのは。そういう人達が聞くのに、基本は稲葉さんの声聞きたいんで。当時は僕も全然分かってなかったから。なんだけども今はすごくよくわかるんで。プロデューサーやったおかげで。なんでそういうのでも声を入れてるっていうのは本当大事だなと思いますね。だからこういう9万回まで稼げてる。これなかったら半分ぐらいかなという気もしますけども。そんな感じですね。
あとこの歌詞の内容も、基本的にはその稲葉さんみたいなかっこいいボーカル。基本的にBeingの男性ボーカリストっていうのは、かっこいい人ばっかなんですけども。そういう人ばっか選んでるんで。かっこいい人がかっこいい話をすると、雰囲気悪いっていうか、胡散臭いというか、嫌な感じだし。しかもこれから売れようとする人達ってのは見ず知らずの人達だったりするわけなんで。これもまだ作ってる時はまだ1位になってない世界で、確かRISKYのミックスをしてる時に、ニューヨークに行ってる時に、Komachi Angelが1位になったっていう話を聞いたっていうようなことを覚えてますね。作ってる時はまだこれからも売れないといけないっていう考え方だったりするんで。主人公はかっこ悪くないといけないっていう。かっこ悪すぎてもいけないんだけどね。その稲葉さんみたいなタイプは、めちゃくちゃかっこ悪いのがいいっていう。キャラクターもあると思うけども。その辺の具合なんで。かっこいい人が大変な目にあってるぞみたいな。「きゃー稲葉さんかわいそう、私助けてあげる」みたいなところでファンを増やそうなんていう魂胆だったりする考え方。そういうふうに考えて作ってるわけじゃないんだけど。
基本方針はそういうふうに。売れてる人達は皆、もうその人達がかっこいいと思ってるから。もうそれでもね、今でも稲葉さんって自分かっこいいぞなんて、もともと自分かっこいいと思ってない人だし。そういうことを言いたい人、例えばこないだ一緒にライブやったダイアモンド☆ユカイくん。あの人はどうだろう。俺はなぁみたいな、そういうふうな俺はかっこいいぞって言ってる感じが逆にかわいい感じっていうところの売りの人もいるし、本当にもう人によっていろんなパターンがあったりするんですけどもね。稲葉くんの場合も本当にそういうふうなことを、こう冗談でも言えないっていう。どうだ俺なんて、人前ではそういうふうな性格の人なんで、キャラクターの人なんで。だからかっこいいんですけどね。もともとかっこよく生まれついてきた人なんで、そんな感じですね。
僕のスピリチュアルチャンネルだとね、そういうふうに彼がそうやって、どうなんだろうね。今みたいにそうやって売れることの辛さとか、そういうふうなものを体験する後、そうやって一つのバンドとか、ユニットとかをもう続けることの大変さとか、そういうふうなものを体験できてね。それが体験できるということで、これだけ売れたってことなんで、それに対して感謝するしかないんですけども。そういうふうな部分なのかなぁ、なんて思ったりもします。そういうふうなことを体験するには売れないといけないんで、それが売れるっていうところも、自分でプログラミングしてきたと。
もう楽曲解説がスピリチュアルチャンネルになってるみたいですけども。そんな話をしてたりしてます、スピリチュアルチャンネルでは。売れるんだったらもうかっこよく生まれないといけない、というところで、こういうふうなすごい声に生まれないといけない、みたいな感じで、それもそういうふうな売れることの辛さみたいな部分っていうのを体験するために。わかりませんよ、それは本人に聞いてみないと。最近全然話してないから。ただ傍から見たらそんな気はしますね。彼自身がどう思ってるかってのはもちろんわかりませんし。彼は前世、アメリカのネイティブアメリカン。俗に言うインディアンという人達で。おそらくね。
昔、田村直美とサポートを一緒にやってた時期があって。その時には北島健二さんと一緒にやってたんですけども。北島さんがプロデューサーのアルバムで僕を誘ってくれたっていう流れなんですけども。その時に東京のライブハウスで、北島健二さんと一緒にライブをやった時に見に来てた人が霊能者の人が一人いて。その田村直美さんの友達で。その人が、あのギターとベースってのはアメリカのインディアン戦争の時の白人側の将軍二人だ、みたいな話って。そうか、だから仲いいんだみたいな感じで。北島さんの方は捕虜とか、そういう風になったインディアンをものすごく手厚く優しく扱って、僕は皆殺しにしたっていう話を聞いて、それわかるって思ってたりするんですけどもね。そういう風なことを治るために今生生まれてます、みたいな感じです。またこんな感じで、全部、今回のやつはスピリチュアル系に持っていっちゃいそうだね。
GIMME YOUR LOVEはPleasureとかTreasureとか、あの辺の時にも喋ってるんで。そんな感じで、ありがとうございました。
※「※音楽※」は文字化できないため省略