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[明石昌夫]作詞の作家性についての話

歌詞=作詞の作家性について質問です。やはり作詞家の世代や人生経験、また教養レベルがもろに出る分野だと思いますが、明石さんが作家性やボキャブラリーに関心した作詞家は誰ですか?

歌詞に関心したっていうか感動したっての。とりあえず僕は最近だと、ヨルシカ。ヨルシカ一番最初に聞いたのは聞いたっていうかね。この歌詞すげーって思ったの、というかね3曲ぐらいしか知らないんだけどもヨルシカ。ヒッチコックって曲。あれ映像もいいんだよね。その映像と歌詞のリンクしてる感じっていうのはすごいなって思って。めちゃくちゃ好きになったんですよね。

でその後、「言って。」っていう曲があるんですよね。その曲がもう結構神で、人生最後の日に君がいないならっていう言葉があったりするんですよね。人生最後の日に君がいないならっていうことは、先に死んじゃうってことでしょ。要はもうすぐ死ぬっていう、そういう話なんですよ。友達なのか彼氏なのか知らないですけども。そこをまたわざと特定しない感じってのがもう今時の感じ。昔だとその90年代だとそれはもう彼氏とか彼女とかそういう人に、俗に言うこれ恋愛の方がいいみたいな、そんな時代だったんで、そういうふうなことになってたんですけども。今はそういうんじゃなくなってきた。それはそのDragon Ashの降谷くんがそういう感じ。恋愛っていうものから、もっと広い愛、友人だったり家族だったりそういうふうなものにだんだん流れが変わってきたんだなと感じたのが90年代の終わりぐらい、僕の場合は。それで覚えてるんですよね。そこの降谷くんとか、彼もすごいそういうふうなトレンド作ったって意味ではすごいなと思いますけども。「言って。」っていうのがね、「言って あのね 気づいてるの 君がいったこと」っていう歌詞なんですよ。あんまり考えたいと思わなかったけど。で言ったことっていうのが、普通にsay youっていう意味。その言ったことっていう意味だって普通最初聞いたとき思うんですよね。なんだけどもそれが実はよく聞いてると人生最後の日にっていうぐらいだから、もうすぐ死ぬって意味なんですよ。なんで3コーラス目かな2コーラス目かな。そこの同じ場所がちゃんと逝ったって、逝くっていうその死ぬっていう、その言葉その感じに変わってるんですよね。そのビデオがね。その辺の今時なんで、そういうビデオとちゃんとリンクしてる感じ。そこでもちゃんとこう表現できるみたいな。そういう風な部分も全部作った、本当に映像もヨルシカがめちゃくちゃいいんですね。

もちろん曲もいいし。ヨルシカ、あの辺のヨル系の人達っていうのは、基本的にはボカロPなんで。もう今のアイドルの作家さんとか、あの辺も元ボカロPの人たちがほとんどで。そういう90年代とか基本的にもうメロディーの動き方が違うんですよね。聞いたらわかります。ボカロPが作ったのか昔の作家が作ったのか。メロディーの動きでね。本当にもうボキャブラリーで関心した作詞家っていうと、まずはヨルシカ。

あとは最近で感動したのはRADWIMPSの野田くんの「なんでもないや」っていう、君の名はの主題歌。あれの「心が君を追い出した」追い出しちゃダメだよね。「心が君を追い越したんだ」っていうの。これもねこの言葉が出てくるのにどれぐらい人生考えてるんだろうみたいな。なんで涙が出るんだろうってすごい一生懸命考えたのか、人が涙が出てることに対して考えたのか、わかんないけどね。彼女に泣かれてそういうふうなことを思いついてるかもしれないし。あの歌詞は神だなって思ったね。

あとBUMP OF CHICKENのプレゼントって曲があって、君の名ははね、たまたまニュージーランドに行く時の飛行機の中でタダでやってたから。もともとRADWIMPSサウンドが好きだったから興味を持って聞いてたんだけども。もうそこでもう歌詞におーって涙出てきちゃって、話してるだけで今でも涙にそうなるよ。

あとはそのヨルシカとかBUMP OF CHICKENとか、その辺はその学校で教えてた時のその学生の人達が、いろいろ話題のついでだったりバンドの授業で自分たちで選んだ曲がヨルシカだったりして、何回も聞くじゃないですか。そうするとこれ歌詞やばくねっって。その選んだ大概僕の場合、僕のクラスの場合ボーカルの子なんですけど。そうするとめちゃくちゃ嬉しそうな顔するんですよね。やっぱそこで共感できたっていう部分で。そういうふうなのはもうすごい覚えてますけども。そんな話は聞いてないですよね。

そうプレゼントって曲あれがね。それも映像込みの話なんですけども。引きこもりの話なんですよ、要は。もう部屋に引きこもってるんですよ。それのこう絵があるんですけども。そこにドアがついてるんですよ。ドアがついてるってことは、誰かに来てほしいっていうことなんじゃないのって。そうじゃなかったらドアなんて作る必要ないじゃんって、いうふうな意味のことの歌詞、もう覚えてないんですけども。その歌詞のフレーズ自体は。聞いてください、分かりますから。それとかですね。とりあえず僕が好きな歌詞の曲って言ったらその4つかな。

あとはもう本当にもう昔一緒にやってた頃のZARDの坂井さんだったり、B'zの稲葉さんだったり、あの辺の歌詞ってのはもう本当に神の歌詞はいっぱいあるし。僕の持論なんですけども、そういう人生の真理をついてる歌詞。要はそれはもうみんながこう忘れてしまった感情。縄文時代だと覚えてたんだけどもっていうね。そういうスピリチュアルな考え方をしてるんですけども。そういう人生の真理っていうものが含まれてる曲っていうのは、その人達の魂の中の忘れてる部分っていうのは呼び覚まされるんで、だからヒットするっていう、そういう持論です。

はい、なかなかいい話になりましたありがとうございます。

Akashi Masao Official
https://www.youtube.com/@akashimasaoofficial9707

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