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[明石昌夫]シティポップスの再評価の話

近年のシティ・ポップの再評価について意見をお伺いしたいです。実際にB'zもAORのテイストを取り入れたり、個人的にそれこそ山下達郎・竹内まりや夫妻からの影響を感じたりしてます。paper dollのカバーも松本氏はされてるし、komachi angelってリズムも言葉もそんな感じだし、vampire womanや君の中で踊りたいってプラスティックラブの世界観と同じですね。あと、青山純さんや土岐英史氏の起用など間接的な接点もありますが、そういった切り口でエピソードなどを教えていただけるとありがたいです。

ありがとうございます。いっぱいありますね。順番にちょっといろいろ話しますね。シティ・ポップの再評価、これ今グローバルでそうなんですよね。僕はシティ・ポップって言うと、ギターロックをやってるRADWIMPSやBUMP OF CHICKENとか、その辺のバンドの奴らってのがギターロックですごくいっぱいいた時期はもう5、6年前にあって。そういう奴らがギターロックが流行らなくなった時にシティ・ポップっていうものを、ポップな感じにするっていう、基本はギターロックってのはレディオヘッドとかその辺の影響だったりするんですけど。そっからそういう風なこうシティ・ポップみたいな、どっちかというとスタイル・カウンシルみたいな感じになっていくっていうので、それでシティ・ポップっていう言葉を認識してたんで。でそれで全然知らなかったんですけどもシティ・ポップが流行ってるっていうのは、グローバルで。家族がいる九州の家に行った時、春ぐらいかなその時にシティ・ポップが流行ってるよみたいな、シティ・ポップってどうのこうのみたいなその話聞いて、へーっていろいろ聞いてみたらその辺ですよね。基本的にはそのAORとか、あとはもう本当にもう昔の歌謡曲とかもうごちゃごちゃになってるんですけども。昔の歌謡曲だったりそのポップス系の歌謡曲だったり、あとはそのAORとかに影響を受けた山下達郎さんだったりっていうもあると思うんですけども。とりあえずおそらくそのアニソンの流れで、そのサウンドというよりはメロディーがその4度とか5度の飛びが多いっていうのと、音数が多いっていうのとか、そういうふうな部分。そのJ-POPっていうものっていうのがやっぱ当然そっからもうメロディーラインにはもう反映されてるんで。それが再評価されてるんじゃないのかなぁと思いますね。サウンドはAORなんですよね。もう完全にね、その途中から後っていうか80年初期から後っていうのはもうみんなAOR大好きだったんで。ボズ・スキャッグスとかTOTOとか、そういうのがみんな大好きだったから。そういうふうなのを取り入れる、それは松本さんも好きだったし僕もめちゃくちゃ好きだったから。ボズ・スキャッグス行きましたから、コンサートまで。

未だに車乗って何か東京から大阪に移動したり車で移動したりとか、そっからまた実家から九州の家族のところに移動したりそういう風な車の中では、未だにフュージョンとクインシー・ジョーンズとかね、そういうのスタッフとかそういうのだとAOR、ボズ・スキャッグスだったり。あとちょっとそういうシティ・ポップっぽくなったりしてドゥービー・ブラザーズだったり、あとドナルド・フェイゲンとかスティーリー・ダンもすごい好きで。そういうのを未だに聞きますから。こうちょっと元気だそうかなって、それをもう未だにそれを聞くってこと。RADWIMPSとかレディオヘッドとか聞かないですから。キング・クリムゾンはたまには聞いてますけど。そんな感じで、そういう風なサウンドってのはとっても好きです。

なんでKomachi Angelとか、リズム感のことは。これKomachi Angelの時に楽曲解説の時にお話ししてるんですけど。Komachi Angelってのは元々一番最初にタイアップ決まってたですよ。カメリア・ダイヤモンドってやつ。それでスーパーモデルが踊ってそれに対してそれが絵っていうのが決まってて、それはもう出来上がってて。タイアップ決まったからこれに曲をつけてくれと言って、それを見せてもらったんですよ。その時に僕はおそらくこのCMを作った人達は、今とりあえず仮で当ててそれを当ててる、それとなるべく違わないような感じのテイストにした方が、絶対に文句を言われないぞってそう思ってですね。まずBPMをテンポを一緒にした。何の曲が全然覚えてないですけども、洋楽です。元々ベースはそういうパクリ元は洋楽です。BPM一緒にして。コード進行は松本さんが作ったんで全然違うんですけど。サウンド的には。あとドラムパターン、パーカッションのパターン。パーカッションのパターンはもう完コピしてその通り作りました、音色も含めて、全部。アメリカで作ってるんだと思うんですよね。そうするとそういうパーカッションのパターンっていうのは日本人が思いつくようなものとは全然違う。入力録音だったらラルフ・マクドナルド、LA録音だったパウリーニョ・ダ・コスタ、その辺の人達がやってるわけなんで。そういう人達ってのはだいたいラルフ・マクドナルドっていうのは4代前か5代前ぐらいまでっていうのはアフリカで2代前かな、途中先祖はとりあえず、ずっと部族のパーカッションの担当の人だったと、そこの部族の中で。そういう人達が無理やりアメリカ連れて来られて、そこで仕事をしているうちにパーカッションの仕事になったっていうわけなので太刀打ちできないというか、DNAが違いますから。そういうパーカッションのパターンとかも全然僕らが思いつくようなパターンじゃないし、またグルーヴも全然違う。それを形だけでもちゃんと真似て、それが普通はそういう人達がこうやるとちゃんとこう前後してかっこよくなるんですけども。それでもこうBPMにバッチリタイムをもうスクエアにやってもそれでも全然グルーヴっていうのは僕が考えるよりも全然いいんで。リズムは完全なそう洋楽をそのまんまやってます。なんでベースラインも全部そうです。全部そのままで。言葉とか稲葉くんが考えたから、私はよくわかりませんけどね。

もともとはそういうシティ・ポップ、要はAOR、そういうふうなものってのは僕のルーツってか僕も大好きだったものなんで、未だに聞いてるんで。あと青山純さんとか土岐さんも、全然僕は基本的には全然聞いてなかったんで。青山純さんはもう全然知らない、土岐さんも全然知らないし。なんですけども両方ともお会いして全然いい人だし、素晴らしいミュージシャンだし。土岐さんもよくB'zではやっていただいてないけども、他のアーティストではやっていただくことはあります。そういった切り口でエピソードね、そんな感じです。はいいろんな話ができたかな、ありがとうございます。

Akashi Masao Official
https://www.youtube.com/@akashimasaoofficial9707

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