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[明石昌夫]TONIGHT(Is The Night)~B'zの楽曲解説

クソジジイの楽曲解説。前回からIN THE LIFEのお話でですね。

2曲目今日はTONIGHT(Is The Night)ですね。これはもともと入ってたのが、頭のフィル、これはおそらくワンオポとは違って僕が考えたやつとは全然違うことを青山さんは何か叩いてるんだと思うんですけども。その後もともとの僕のシンセのあれ「※音楽※」っていうのがメインのメロディーになってて。でそれに対して「※音楽※」っていうやつ。僕これすごい気に入ってるんですけども。そういうこうグロッケンとそのホーンセンクションっていうかシンセブラス。それでこううまくこうなって、ちょっとかぶったりみたいな、いい感じのフレーズだなあっていう。これはそのホイットニー・ヒューストンとかそういうの全然関係なくて。おそらく僕が考えたそういうリズムパターン、ベースラインとかその辺も全部。それでおそらくそれだけのイントロだと軟弱だなというところで、おそらくそのギターを重ねて、それに対してサックスも入れたっていうそういう風なところで、こうロックな感じ。古村さんのサックスってのは基本めちゃくちゃロックサックスなんで。

もともとはこういうテナーのグロールってやつなんですけども。その「※音楽※」ってやつ。別に歪ませてるわけじゃなくて、そういう音なんですけどね。それのもう古村さんってのは、それのもう日本の第一人者の人で、これは僕が知ってる限りだと、ブルース・スプリングスティーンのEストリート・バンドってのがあって、そこのクラレンス・クレモンズっていう黒人のサックスの人がいるんですけど。その人がまさにこういう音。「※音楽※」みたいな。ブルース・スプリングスティーンってのがここまでハードロックではないですけども、やっぱロックの人なんで。それに対してすごく合ってる感じのやつですね。あと僕が知ってるこういうロックサックスっていうのは、イーグルスのライブアルバムっていう赤いライブアルバムがあって。それのロング・ランって曲で、フィル・ケンジーって人がこういうロックサックスを吹いてるんですけども。確かあの人はでもアルトだったような気がするけども。クラレンス・クレモンズはテナーですけどね。そんな感じですね。そうなんで結局サックスが入ると、普通はポップになるんですけども。古村さんが入った場合はすごくロックっぽくなるっていうところで。なんだけどもやっぱホーンセクションなんでっていうので、結局最終的によくできてますよね。最初に僕が振ったやつに対して松本さんのアイディアが入って、そこで本当にもうこういう完璧な感じで完成してるっていう感じで、本当にもう共同作業な感じです。

「※音楽※」

これがこのサビが二段重ねなんですよね。二段構えになってて「※音楽※」ってやつが、「※音楽※」ってのがあって、それがもともとの僕のシンセだけのあれだと、全部グロッケンだけシンセグロッケンで全部なぞってるっていうのがあって。それに対して前半と後半っていうのをうまく違えてもらえてるっていう感じになっています。

「※音楽※」

Aメロのバックになると「※音楽※」みたいな一生懸命シーケンス入れてますね。それで明るくなるんですけどね。こういうの入れるのを全くやめてしまったのが、7thBluesなんで。なんでこう全体に暗くなった暗黒時代と言われる、その暗黒時代とは思いませんみたいな方がすごく多くて。でも僕はわかるっちゃわかるんですよね。こういうシーケンスっぽいものとかシンセっぽいものを入れないで生楽器だけにしてるんで。なんですごくこう暗い感じにはなるっていう。そう明るい感じにした方が、そのレコード会社の宣伝の人達とか、そういう人達はFMの人達とか、そういうふうな人達ってのは一生懸命仕事するんで。なんで明るい方が売れやすいぞっていう。お客さんはあんま関係ないですけどね。

「※音楽※」

イントロとかサビとかその辺もいろいろシーケンスがちょっとずつ入っててちゃんと音色も変えてたりしてますね。

「※音楽※」

あーこの曲Bメロがないんだ。その分サビが2段構えになってんのね。

「※音楽※」

歌中はギターとかサックス入ってなくて、歌とグロッケンだけっていうパターンで、「※音楽※」のいつものホーンセクションはそのまま残ってるっていうそういう流れですね。イントロだけがちょっとハードになってて、もう曲中はものすごくポップな感じになってるっていう。

「※音楽※」

ディストーションギターも入ってないのかな。よく分かんないけど。ギターカッティングしてんのかなよく分かんね。カッティングが入っててシーケンスも入ってるってパターンですね。カッティングのクリーンな感じですね。

「※音楽※」

この間奏の前のとこで「※音楽※」って入ってますね。僕こういうの大好きなんだ。

「※音楽※」

この落ちサビはシーケンスとカッティングとタンバリンと白玉みたいな感じですね。

「※音楽※」

ピューってやってますね。ドラムのところで。サビ戻るとこ。

「※音楽※」

サビの前半と後半で、グロッケンの音色変えてますね。前半の方がグロッケンが思いっきり入ってて、後半の方はグロッケンが重なってないっぽい感じのやつなんですけども、ブリッジのところはそれが重なってる、姑息にいろいろやってるような気がします。

「※音楽※」

この最後のサビだけサックスのフェイクみたいなのが入ってるんですね。

「※音楽※」

エンディングに入るとこの最初の小説の2拍目からカーンっていう音が入ってますね。わざとわざわざ。入れたかったみたいですね、おそらく僕が入れたんだと思います。

「※音楽※」

こうやっていろいろ解説するとまた聞きたくなるでしょう?これが僕の手というかねこうやって、B'z様のおかげでこうやって再生数稼がせていただいてるんで。そのB'z様に対してプラスになるようなことをしたいんで。それで皆さんまたもう一回聞いてください。

「※音楽※」

このエンディング「※音楽※」ってやつ。これは確か僕が松本さんエンディングどうしようって言ったら、「※音楽※」でとりあえず仮でいいんじゃない?みたいなって、じゃあそれでとりあえず入れとくねって言って、結局最後までこのパターンで行って、仮って言ったのに最後までこれになったねって松本さんに言われて、うんそうだねって言って。変えたければ僕が変えてると思うんですけども。これでいいんじゃないのかなみたいに思って。で、このサックスがいいんですよね。「※音楽※」ってやつ。最後が6度マイナーで終わってるところの11thで伸ばしてるっていうテンション伸ばしてる。これがすごくかっこいいというか、そっからフェイクで「※音楽※」って行ったんだけど。ここのセンスすごいですね、この古村さんのセンスね。何かよくできてますね、はい。TONIGHT(Is The Night)でした、ありがとうございます。

※「※音楽※」は文字化できないため省略

Akashi Masao Official
https://www.youtube.com/@akashimasaoofficial9707

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