「君のそばで 〜ヒカリのテーマ〜」から読み取るポケモンの存在
2022年1月、ポケモン公式YouTubeにこのような動画が投稿された。
こちらはプロジェクトポッチャマという企画のひとつで、アニメポケットモンスターダイヤモンド&パールシリーズで使用されたエンディングテーマのメドレーだ。
私の小学生時代はポケモン第4世代※であり、その頃は自分のみならず男女問わず周りの同級生みんながゲームもアニメも熱狂的であった。
成人してからしばらく経った今もポケモンGOを毎日欠かさずプレイしたり、好きなポケモンのグッズやぬいぐるみを集めていたりとポケモンは生活の一部と化している。
何気なく上記を再生したところ、懐かしいメロディーがすっと耳に馴染み、ノスタルジーな気分になった。
その中でも、「君のそばで」が心の柔らかい部分を触れられたような感覚になり、サブスクで聴いてみると、これはポケモンを愛する全ての人に刺さる曲なのではないかと感じた。
これはダイパシリーズでサトシともう1人の主人公として冒険していたヒカリ視点の曲。ではこの曲中での「君」は相棒のポッチャマだろう。動画内でもラストでヒカリと思われる人物がポッチャマをぎゅっと抱きしめている。
ポケモンが好きな人なら誰しも、相棒と言えるポケモン、大好きなポケモンがいると思う。2023年3月現在、ポケモンは世界的コンテンツであり、生活の端端にポケモンのキャラクターを見かけることが出来る。ポケモンは私たちの日常に溶け込んでいる存在だと言えるのではないだろうか?
ポケモンは現実世界には残念ながらいないが、私たちのいつでも隣にいてくれるのではないか。
だとすればこの曲はヒカリだけの視点ではなく、私たちにも共通している。人生という長い旅を共に乗り越えてくれる相棒は、いつもそばにいるんだ。
私自身が推しポケモンに日々癒され、元気付けられていることが何よりの根拠である。
プロジェクトポッチャマ終了の際の最後のSNS投稿には、こう書かれている。
※第4世代…2006年9月28日にニンテンドーDS用ソフトとして発売されたポケットモンスターシリーズの完全新作第4作目『ポケットモンスターダイヤモンド』『ポケットモンスターパール』と、2009年9月12日にニンテンドーDS用ソフトとして発売された『ポケットモンスター ハートゴールド』『ポケットモンスター ソウルシルバー』、また、2008年9月13日に同じくニンテンドーDS用ソフトとして発売された『ポケットモンスタープラチナ』を総称する呼び方