2025.1.4 新日本プロレス JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム 試合雑感

あけましておめでとうございます。NOAHの1.1の感想で挨拶を済ませましたが、1.4を見ないことには正月気分が消えないのでこちらでも改めて。新年早々忙しいですが、プロレス、楽しんでいきましょう!

◼️第0試合
IWGP世界ヘビー級王座挑戦権争奪ニュージャパンランボー

いきなりのオーカーンvsジョシュ・バーネットのマッチアップにびっくりしました。これはシングルで見たいカードですが難しそうですよね。その後に入場してきたボルチンも合わせて一気に格闘技色が強くなり、令和の世にまさかのアルティメットロワイヤルが顕現するとは思いませんでした(苦笑)さらには永田vsジョシュという暗黒期新日本の王座戦カードのマッチアップも。新日はたまにこうして過去の文脈を掘り起こしてくるから侮れませんね。

最初にジョシュという大きなサプライズが来たせいか、後半から最後はジェイク復帰を期待したわけですがこれ以降はサプライズはなく。それでも永田や天山、小島に今だと真壁も含めてもいいとは思いますが、レジェンド勢がいるだけで一気に華やかになりますね。その中で良くも悪くも目を引いたのはバレクラ入りしたSANADAであり、今までで一番肩の力が抜けていて伸び伸びやれているものの、昨年はドームメインを務めたIWGP世界ヘビー級王座経験者として見たら格の面では後退してる気もして少しヤキモキしてしまいました。J5Gの時もそうだったのですが、どうにもSANADAのユニット変更は不安感があるというか……。タイチとの個人的な絡みは悪くはなく、シングル戦線の芽があるだけマシではあるのでしょうけど。

今までのニュージャパンランボーはお正月らしい長閑な空気のお祭り試合であったわけですが、今回はIWGP世界ヘビー級王座挑戦権がかかっているというのもあってか、最後にオーカーンと後藤の二人が残ったときは空気がピリッとしましたね。終わってみれば次期挑戦者としては順当な二人が残ったというか、後藤への後押しムードは凄かったです。

その声に応える形でオーカーンを蹴落とし、後藤がランボー戦勝利。あれほど切望したIWGP世界ヘビー級王座への片道切符がこんな形で手に入るとは……。しかしながら昨年のNJC決勝の奇跡と、G1での名勝負と絶大な観客の支持率を思えば納得です。もはや手段を選んでいられる年齢ではなく、どんな方法でもいいのです。欲しいのはIWGPへの挑戦権とベルトのみ。今年こそは後藤の初戴冠、期待します!

◼️第1試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権4WAY東京テラーラダーマッチ

KUSHIDA&ケビン・ナイト vs ロビー・イーグルス&藤田晃生 vs フランシスコ・アキラ&TJP vs クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー

オスプレイラストマッチほどのデンジャラスさはないまでも危険なことに変わりなく、ややコンパクトながら一応見たいものは全て見れたように思います。特にラダー上でのサブミッションのアイディアは素晴らしく、KUSHIDAやロビーの関節技がこんな形で火を吹くとは思いませんでした。最後もそのアイディアを受け継ぐ形でラダー上でカベルナリアのような変形キャメルクラッチを極めた藤田がベルト奪取。歴代の最年少戴冠記録の更新という結果に終わりました。いやはや、次期新日Jr.のエースとして申し分ない働きです。今年はBOSJ準優勝ぐらいは食い込んでもおかしくはないですね。

◼️第2試合 60分1本勝負
IWGP女子選手権試合
岩谷麻優 vs AZM

10分未満の試合は女子王座戦として見るならあまりにも物足りず、持ち味を完全に発揮したとは言い難いのですが、あくまで主戦場はスターダムであり、そこへの動線となるプロモーションの試合。そう完全に割り切ってしまうなら、やれるだけやり切って出せるだけ出し切った100点満点の試合だと思います。スターダム女子の試合を一度も見たことない人に勧める短時間の試合としてならこれほどベストな尺のものもないですよ。

AZMのハイスピードな攻めに対して受けに回りつつも要所要所で精度の高い技で刺す岩谷麻優。個人的にはトラースキックが一番好きで、撃った瞬間にピタッと時が止まったようになるのがいいんですよ。最後は二段式ドラゴンで盤石の勝利。あくまで本編はここ以外の場所で。そこに思うところがないわけでもないですが、ギュッと濃縮した素晴らしい攻防でした。この試合は見たことない人へのきっかけであり、王座戦というお得感もあっていいんじゃないですかね。

◼️第3試合 15分1本勝負
NJPW WORLD認定TV選手権4WAYマッチ
成田蓮 vs ジェフ・コブ vs 大岩陵平 vs エル・ファンタズモ

4wayという目まぐるしさもあってか、いつものTV王座のような時間制限を今回はあまり感じませんでしたね。四者四様、各々がしっかりと役割を全うしていましたが、やはりMVPはプッシュアップバーをヘシ折り、脅威のノータッチトペコンを見せたコブになるんじゃないかなと思います。気になっていた大岩はアナコンダスープレックス、サイドスープレックス、ドクターボムとしっかり技を見せていて、ひとまずは及第点といった感じでしたかね。まだフィニッシャーの定着が足りていないので、シングルでの場数が欲しいところではありますが。

王者としての貫禄はさほどありませんが、ダーティーチャンプとしての漁夫の利を狙う成田の悪党ぶりは素晴らしく、この面子でもしっかりと存在感があったのはよかったですね。最後はケタ外れのパワーでのコブ無双で終わるかと思いきや、まさかの枠外から飛んできたファンタズモが勝利をかっさらうという試合展開の一捻りには唸らされました。かなりの良試合です。

◼️第4試合 30分1本勝負
棚橋弘至ファイナルロード・ランバージャックデスマッチ
棚橋弘至 vs EVIL

棚橋弘至最終章の序幕。シンセサイザーがギュインギュインに鳴る中で登場したEVILの風格たるや凄まじく、日本人選手でこのラスボス級のオーラを出せる選手はそうはいませんよ。棚橋と相対しても格の面でもオーラの面でも競り負けしていないのがいいですね。対する棚橋も大一番の編み込み仕様の髪型に、和彫アームカバーも脱ぎ捨てた新コスでの登場。コンディションも悪くなく、近年の棚橋の試合ぶりに少しばかり不安を覚えていた身としてはホッと胸を撫で下ろすと同時に、あの頃の棚橋に近いワクワク感に惚れ直してしまいました。決して肉体的きは全盛期ではないながらも、常に現役の最前線のエースとして申し分ない試合運びであり、体調を気遣うようなシーンが皆無だった点が個人的にとても嬉しかったです。

棚橋のヘタウマな掟破りのEVILは一つの見所でありましたが、最後はEVILを被弾してしまい、万事休すかと思いきや、クルリと反転しての押さえ込みで大逆転勝利。負けたら即引退がかかっていたというのもあって、流石に負けはないだろうと思いつつ、エクスキューズをつけての敗北すらありうるなと覚悟していた身としては、上手く転がされたなという印象でした。追い込まれたベビーフェイスの大逆転劇をやらせたら棚橋の右に出るレスラーはいませんよ。

そして試合後も棚橋をいたぶるHOTに対し、まさかの柴田勝頼が姿を現しての救出!いやあ……これには涙腺が崩壊しましたね。禁断の扉が半開きのままだったのもあり、棚橋との関係性を思うと救出劇にそこまで違和感はないのですが、続く棚橋への翌日の1.5でのシングル戦要求には度肝を抜かれました。柴田の頭部へのダメージというコンディション問題もあって新日本での実現は不可能だとさえ思っていたので。

この対戦要求に棚橋は感極まりながらも快諾。思い返せば2006年の1.4での棚橋と新日を離脱した柴田とのシングル。あれは哀しい試合でした。前田日明からシュート指令を受けていても、その一線だけは越えられない柴田が「今じゃない」タイミングで絡んだ古巣新日への参戦という複雑な胸中のまま、ハードに棚橋を蹴りまくり、それに対して決まった柴田戦を必死に戦前は盛り上げつつ、咆哮しながらも柴田の蹴りを受けまくって最終的には倒れ伏し、負けた新日本との誹りを受けた棚橋。そしてその後の2013年の邂逅まで長きにわたる絶縁……。後の対戦もそれによる和解もとっくに終わってはいるのですが、それらの過去を思うと1.4で再び柴田が現れ、前向きに対戦要求をしたのはやはり運命的に感じてしまいます。ルールは5分一本勝負でのエキシビション。過去の例だとやはり打撃禁止の組み技のみですかね?成田のときのように柴田が仕掛けるかもしれませんが、ひょっとしたらそんなこともなく、新日本野毛道場の原風景のように、ひたすらに組み合うだけのシンプルな「会話」が行われるかもしれません。それは何よりも雄弁で、もうそこで終わったとしても許されるでしょう。それぐらい棚橋にとっての柴田勝頼という男は特別なのです。

◼️第5試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権&AEWインターナショナルダブル選手権試合
鷹木信悟 vs KONOSUKE TAKESHITA

昨年のG1での竹下旋風はいまだ記憶に新しく、新世代でありながらその枠に収まらない規格外の怪物ぶりに誰もが驚いたと思います。皆わりと好意的に受け入れていましたが、僕は古いファン寄りの気質があるせいか、やはり新日は負けて欲しくない気持ちがあり、そんな中で上村や後藤の勝利と、決勝進出という本丸を守った辻のリベンジで何とか面子は保たれてホッと胸を撫で下ろしたのを覚えています。

しかしながら力量的に完封か完勝にまで追い込んだとは言い難く、オカダやオスプレイが離脱し、内藤にコンディション不安がある以上、新日側がぶつけられる最高戦力となると、王者のザックを除けばもう鷹木しかいないわけなのですよね。そういう意味ではベストバウトが期待された一戦でありながら、個人的にはやや重めにこの試合を捉えていました。

さて、肝心の試合内容はと言いますと85点台をマークする好勝負ではあったもののこの二人にしては90点台の大台には乗らなかったのはやや不思議な感じもあり、途中からは我の押し付け合いと潰し合いでしたね。途中に鷹木の見せたデスバレードライバーのような直下式のラストオブザドラゴンが唯一目を引いたシーンであり、それ以外はやはり互いのダイナミズムさが大味な感じになった気もして、最後は強引に力で竹下が鷹木を認めさせたという風に感じました。ううむ……これは悔しいですね。

続く相手は石井智宏。番人であり、ある種の最後の砦もあるわけですよ。それにしてもNEVER王座、流出しちゃいましたね。竹下は何度も見たいベストレスラーではありますが、最強の外敵、危険な外来種だなという評価に変わりはないです。でもそれはあくまで新日視点の話ですからね。世界の目で見ればそんな瑣末なジェラシーが吹き飛ぶぐらいのワールドワイドなスケール感。竹下はモノが違います。

◼️第6試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
DOUKI vs エル・デスペラード

中村獅童を帯同しての入場は歴代の1.4入場の中でもベストに入る出来であり、DOUKIがしっかりと「主役」として扱われてることに感動しました。それだけに場外へのDOUKIボムによる負傷。レフェリーストップ決着は非常に残念で、当人の心中を思うとやりきれなさが伝わってきます……。ただ、即座に止めた新日の判断は素晴らしく、どれだけ悔いが残ろうが明日に繋がるプロレスであって欲しいという気持ちしかありません。試合後のデスペの台詞もファンに向けてというよりはDOUKI個人に向けた言葉という方がしっくりくる印象で、この二人の関係性を思うとああいう風な言葉になりますよね。こんな形でDOUKI政権が終わったのは心苦しいですが、この物語がまた彼を強くする。そう信じています。

◼️第7試合 60分1本勝負
IWGP GLOBALヘビー級選手権試合
デビッド・フィンレー vs 辻陽太

今大会のベストバウトの一つです。個人的には内藤vsヒロムは特別枠で、今回のドームは海野と辻の事実上のダブルメインイベントだと思っているので、それに相応しい激闘だったと思います。

辻のいいところは強者としてのスタンスを崩さない点にあり、以前も書きましたが凱旋帰国以降の期待感をいまだ切らすことなく維持し続けているのは何気に凄いことなのですよ。普通はどこかのタイミングで反転したり熱が持続しなかったりするものなのですが、大胆不敵に見えてその実恐ろしく地固めをしっかりしてて辻の如才のなさを感じます。久々に解禁したブエロ・デ・アギラのインパクトはいまだ健在であり、G1決勝の大舞台の経験値はしっかり血肉になっててドーム仕様のプロレスをできていましたね。

ただ、げに恐ろしきはフィンレーであり、そんな辻に対して脅威のカナディアンハンマー3連発。これ、吉江豊の得意技だったのもあって懐かしい気もするのですが、そんな気持ちを吹き飛ばすほどに壮絶で、現実でファイプロのような技連打を間を置かずにやれるフィンレーのパワー……「馬力」と言ったほうが正確ですかね。凄まじいものです。同じく放ったパワーボムの連発もフィンレーの得意とする処刑パターンなのですが、面白いのはどちらもフィンレーのスタイルには本来合わないはずのパワー系の技でありながらキャラクター性には非常にマッチしている点で、これ自体がまごうことなきオーバーキルなのですよ。

辻もバイシクルニーやカーブストンプといった足技で応戦し、この辺りの「トレンド感」もまた現代レスラーらしくていいです。最後は掟破りのパワーボムからの一度はニアロープを許したジーンブラスターを再度発射してフィンレーを轢殺。辻のスピアーは技へのセットアップがとにかく自然で、名手の多いスピアーではありますが、辻もそうした使い手たちに並んでも遜色ない使い手に育ったなと思います。

◼️第8試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
内藤哲也 vs 高橋ヒロム

組むのが5年遅かった。そう言いたくなる気持ちも分かりますが、コロナがあったとはいえ、今このタイミングで組んだことに間違いなく意味はあったと思います。やらないで夢で終わらせるより、単純な試合クオリティよりも組んでやることそのものに意味のあるカード。これは文脈依存かつ物語性が強いタイプの試合であり、内藤とヒロムの師弟関係に対しての解像度で評価が変わるタイプの試合だったように思います。

個人的には試合のクオリティとしてはそこまで良かったとは思いませんが、記憶に残る名シーンはしっかりとあり、それがあっただけで充分なんじゃないですかね。派手な技の応酬で脳内麻薬をドバドバ出す類の試合ではなく、一つ一つの絵と所作は何よりも雄弁で、向かい合って立っているだけでもたまらなく胸を打つものがあるんですよ。

見所はヒロムの掟破りのデスティーノであり、他の軽薄な剽窃と違い、ヒロムが繰り出すデスティーノの意味って非常に大きいと思うのですよ。内藤にそれを仕掛けられる関係性もさることながら、そこから挑発の意図を脱色して憧れとメッセージを込められるのはヒロムしかいないと思います。

もう一つはスターダストプレスを足を掴んで止めたシーンにあり、この試合のハイライトでもありましたね。解釈は人それぞれ、様々でありつつも、僕はシンプルにそれを出したら全てが終わってしまうから。これに尽きると思います。コンディション的に飛んで欲しくなかった。それもまた真であり、事実、今の内藤のコンディションで出せたかどうかも疑わしい。それ故のプロレス特有の虚実皮膜でもあるでしょう。しかしながら内藤のスターダストはプレミアム感はズバ抜けていて、出さずとも「そぶり」だけで盛り上がる以上、出す必要性があるかと言われたらそれもまた難しい。ただ、半ば封印状態のスターダストをその気になれば捨て石でも出す刹那性が内藤にあるからこそ、技に凄みがあるわけで、それを何よりも知るヒロムだからこそ「出せば終わる」ことを知っていた。このスターダスト・ストップは名シーンで、一つの技にこれだけの多様な解釈と重み、そして物語性を付随できた時点で、名勝負と言っても過言ではないかもしれません。

ハイテンションなヒロムに対比するように、内藤は物静かに師としてのまなざしのままヒロムの猛攻を受け止め続け、最後はデスティーノでピンフォール。お互いに感情を昂らせて限界スレスレの技の応酬をしたり、片方が片方を介錯するようなキャッチーな試合ではありませんでしたが、裏を返せばそれ以外の試合を作り上げただけで個人的には忘れられない試合となりましたね。

◼️第9試合 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合
ザック・セイバーJr. vs 海野翔太

セミに続いてこの試合もまた評価が難しい試合でしたね。海野はつい苦言を呈したくなる未熟さがあるのは理解できますが、ちゃんと青臭いことは評価しているのですよ。それに対して共有•.共感できないことを論うのは簡単ではあるのですが、若者の振る舞いに大人の理解があっていけないですし、まるで理解できないぐらいがちょうどいいとも思います。ドームのメインイベンターとしても、ぶっちゃけ同年齢だったころの棚橋や中邑と比べてもレスラーの力量的に劣っているとは思いませんし、あの年齢ならあれぐらいの仕上がりなんですよ。もちろん、かといって業界トップの新日を背負うにはそれじゃ困るわけですが……。

この試合は40分超えは少々長すぎたなと思いつつも、個人的にはそこまで悪い試合だとは思わず、挑戦するときの流れの軽さや海野に付き纏うある種の軽薄なイメージの先行を踏まえて、かなり意図的に試合内容を厳しく、重くした点は評価したいです。

海野はネームド技が多い反面、一撃がどうにも軽いのですが、この試合は首攻めの起点となる基調となる各種DDTはしっかりとブッ刺さっていましたし、単純なエルボーやストンピング、ザックの蹴りなど、試合の大半を支配したベースとなる打撃はどれももう少し出力を上げてもいいですが当初想定していたよりは強烈で、普段出しているような見てくれだけの技はこの試合の本質じゃないよということは、しっかりと伝えられたと思います。惜しむらくは試合時間が長すぎたせいか、そうした頻度の多い打撃がやや単調な印象となってしまった点にあり、そこの部分で間延びしたように感じた人も多いかとは思われます。

海野はややオーバーアウト気味で、この試合だと弱々しくエルボーを放ったシーンなどはさすがに過剰だなと思いましたし、そういう部分が鼻につくのは分かります。ただ、何度か見せた険のある表情はベビーフェイスとは思えないぐらい似合っていて、この感情の歯車の微調整と伝播、観客との共有が今後の課題なのかな、とも。

ザックは本当に厳しくも優しかったですね。技のエグさは相変わらずで、一番のハイライトはネックツイストの要領で足を捻ったレッグツイストでしょうか。一瞬で極めて畳んでしまっても良かった気もしますが、汗一つかかず、関節技で嬲りながらも過度に華を持たせることもなく、それでいて前述のDDTなどはしっかりと受け切って利点を引き出し、ちゃんと「重い」試合をした。そうした重さはニーズとはズレていたかもしれませんが、間違った成功体験を積ませないように責任を持って若い芽を摘んだと思います。そんな過酷な状況の中で海野も頑張ったと思いますよ。試合後に溢れかえった海野への賛否も含めて、目を引き、語られるのも一つの才能です。それにしてもザック政権の継続はファンとしては嬉しいわけですが、このまま防衛していくといずれ後藤戦があるんですかね?その時はどっちを応援していいか分かりません。心が二つある〜。





1.4の感想、ようやく書き終わったと思ったら次は1.5があるんですね。新年早々ハードですが書きたいことがある以上は頑張ります。


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