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CS愛知予選ベスト32 紫黒ゼット デッキ解説
はじめに
はじめまして。
普段は主に西東京でワンピースカードをプレイしているモートと申します。 (Twitter ID: mort35onepiece)
ワンピースカードは9月上旬からプレイし始めました。
このnoteでは、2022年12月24日に開催されたチャンピオンシップ愛知予選で使用した、紫黒ゼットについて解説します。
参加者100人以上の規模の大型大会への参加は今回が初めて、noteの執筆も初めてですが、紫黒ゼットという比較的珍しいデッキでCS愛知予選ベスト32という結果を残すことができましたので、気になる方はご参考にしてください。
「そもそもゼットの効果って何だっけ?」
って人も多いと思いますので、一旦画像を置いておきます。
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混色リーダーなのでスタートのライフは4枚です。
しかし、その分効果はめちゃくちゃ強く、4ドン戻せば相手のコスト3以下のキャラ1体をKOした上に、パワーが+1000されます。
基本的には、最速で10クザンを立て、10クザンの効果でコストを-5した相手キャラをゼットのリーダー効果でKOしながら相手に殴り掛かっていくというデッキコンセプトです。
紫黒ゼットを使用した愛知CS予選の最終戦績
1.赤ゾロ 後攻○
2.錦えもん 後攻○
3.錦えもん 後攻○
4.錦えもん 後攻○
5.赤緑ロー 後攻○
6.錦えもん 後攻○
7.赤ルフィ 後攻○
8.錦えもん 先攻×
予選8位通過
決勝トーナメント
赤ゾロ 後攻×
ベスト32
戦績を見ても分かる通り、後攻での動きが強いデッキです。
じゃんけんに勝てば基本的に後攻を選択しますが、CSではじゃんけんに勝ったのは半分くらいで、負けても相手が先攻を取ってくれることが多かったのでありがたかったです。
(混色相手だと攻撃回数を増やしたいから、相手としては先攻を取りたいというイメージがあるのでしょうか?)
決勝トーナメントの試合は公式YouTubeでの配信で見れますが、正直このデッキの良さを全くアピールできませんでした。
しかし、このnoteを読んで、紫黒ゼットを試したい!と思う方が1人でもいたら幸いです。
CS愛知予選の環境予想
今回の愛知予選の環境において、母数が多いだろうと思っていたデッキはこちら。
Tier1
・錦えもん
・キッド
Tier1.5
・赤ゾロ
この3つが全体の半数以上は占めるだろうなと。
赤ゾロは対策が進んで上位層には減りつつも、引続き一定数はいると予想。
Tier2
・紫カイドウ
・イワンコフ
・白ひげ
・赤緑ロー
これらが全体の8割以上をカバーする想定でした。
なんで「紫黒ゼット」?
混色デッキってなんかかっこよくないですか?
みんなと違うデッキで勝って「すげー!」って言われたくないですか?
これは半分冗談で半分本気です。笑
実は私も本番3日前までは「錦えもん」か「紫カイドウ」のどちらを使うかで悩んでいました。
今の環境で勝ち上がりたいなら、上で挙げた環境デッキへの対策は必須です。
それに対する答えだと思っていたのが、2弾環境の中心に居続ける「錦えもん」or 直前の自主大会を優勝されていたインペルダウン搭載型「紫カイドウ」でした。
しかし改めて考えると、どちらも既に研究が進んでいる環境デッキです。
私の場合、他の方に比べて練習の質・時間共に圧倒的に不足している自覚はあったので、みんなに知り尽くされているデッキを握ったところで勝ち目はありません。
特に錦えもんを選んだ場合、いかにミラー対決の勝率を上げるかが鍵となりますが、そうなるとそれまでの経験、対策の差がもろに出ます。
・上で挙げたリストに載っていない
・仮想敵を広げすぎず、Tier1(+1.5)に安定して勝てる
・強い動き、パターンが決まっている
デッキで挑んだほうが、大穴を開けられるのでは?
という開き直った思考に本番直前に至り、デッキ探しの旅に出ました。
緑に強いのは?→黒!
でも黒単は手札管理がきつくない?→じゃあ混色!ガープかゼット!
旅は一瞬で終わりました。
ガープは単純にリダパラの絵がカッコいいという理由で第2弾発売直後に組んでいたのですが、アグロ赤ゾロの波に飲まれて挫折していたので、ゼットを試しに組んでみました。
すると、紫のドン加速と黒の除去能力のシナジー、4クザンとクイーン両方採用できることによる手札不足問題の解決、10クザンが着地できた後の安定感、お互いの痒いところに手が届く優秀なイベントカード等々、
「、、、これいけるんじゃね?」
という希望が見えてきました。
幸いにも直前まで錦えもんの練習をしていたので、緑デッキが相手にされたら嫌なことを頭の隅に置きつつ、
いかに天敵と言われる赤ゾロへの勝率を上げるか、という点にフォーカスしました。
デッキリスト
前置きが長くなりましたが、こちらが今回使用したデッキリストです。
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恐らく意外なカードは特に無いかと思います。
しかしTwitter等で探しても大型大会で結果を残したデッキがあまりなく、どのような構築にするか決めるのは非常に難しかったです。
結果的に不採用としたカードを含めたバランス調整について、これが正解だと胸を張って言うことはできませんが、上記の通り今回の目標は「錦えもん」「キッド」には安定して勝てる、「赤ゾロ」にも対等以上に戦える、ことだったので、時間的制約からも他のデッキへの対策はある程度の割り切りが必要でした。
それでも、他のデッキにも満遍なく戦える仕上がりかなと思っています。
(白ひげには若干不利、モビーディックを引かれるとキツい)
正直、このデッキで決勝トーナメントまで勝ち進めるとは自分でも思っていなかったです。
マッチアップを見ても分かる通り「錦えもん」に偏っていましたし、「運が良かっただけだろ」と言われればそうなのですが、そこは最初の目標設定が適切だったと捉えて頂ければと。
また、錦えもん・キッド・赤ゾロへの対策も基本的には全て一人回しでイメージを掴んだので、有利・不利の感覚に大幅なズレは無いと思いますが、他のデッキへの対策が手薄になってしまっていることは否めない点は予めご了承ください。
ここから先を有料記事とさせて頂きます。
まず採用カード及び今回採用しなかったカードの紹介した後に、上記環境デッキに対するリーダー別の基本的な立ち回りを解説します。
相手のハンドと盤面を完全に崩壊させた上に、こちらの盤面ではゼット先生の前に3大将が揃い踏み、なんて光景は圧巻です。
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ご興味があれば是非続きも読んでみてください!
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