稼ぐ力の本質は?どうやったら稼げるか
教育者の藤原和博さんの講義(録画)を聞いて、今回の記事を講義まとめとして書きました。講義は古いですが、時代を問わず、本当に貴重な講演だと思います。
稼ぐ力の本質はなんですか?と聞かれた時に、すぐに答えが出てこなかったら、絶対この講義まとめを読んで頂きたいです。
私は、ここ数年キャリアに悩んでいたので、この講義に感謝しています。
キャリア形成に悩んでいる人や今の仕事に不満はないけど爽やかさに欠けると思っている方は是非読んでください。私と同じような境遇の方がいたら、そして、もしこの記事を読んで気持ちが軽くなったら、お互いこの一年頑張りましょう!
(動画 https://youtu.be/9VSx2PkoiEw)
まず、あなたの時給を計算してみてください
年収➗2000=??? おいくらですか?
1日8時間、週に40時間、年間50週、の計算で、年間総労働時間はざっくり2000時間です。
時給のレンジは?
高校生のバイト 800円位〜
フリーターITプログラマー 2000円位〜
サラリーマン・公務員など 3000〜5000円位 多くの人がこのレンジに入るそうです
エキスパート・職人と呼ばれる人たち 10000円位
売れてる弁護士 30000円位
マッキンゼーなどのシニアコンサルタント 80000円〜 (最安時給と比べて100倍高いです)
何が時給レンジを変えるのか?
大変さ?・・・マクドナルドの夜勤も大変です
年齢?・・・若いシニアコンサルタントもいます
技術力?・・・庭師エキスパートと、Javaプログラマーの技術を比較することはできません
正解は…?
供給が増えたら、必ず値段が下がります。
例:
高校生のバイト・・・日本語を話せる中国人に取って代わられます
フリーターITプログラマー・・・ITに強くて英語ができるインド人に取って代わられます
また、情報処理能力はコンピュータに取って代わられます
つまり、給料レンジを上げるのは、希少性、レアさです。正解は「希少性・かけがいのなさ」なのです。「みんな一緒」じゃ、だめなんです。
では、どうしたら自分をレア化することができるのか??
レア化とは何か?漠然としたものにしないように、また、はっきりと具現化するための指標として、1,000,000分の1の人材になりなさい、と。
ヒャクマン分のイチ!!
分野を問わず、ある程度の時間(10,000時間の訓練)その仕事をすると、100人に1人の人材になれるそうです。 (→これが武器1、右足)
次のステップで、10,000人に1人の人材になるために、(100分の1の)掛け算をしていく。例えば、経理から財務へ、広報から宣伝へ、販売から営業へ、というシフトをしていく。あるいは、マネージメントをするというのもいいですよね。 (→これが武器2、左足)
ここまでは、すでに経験されている方も多いと思います。10〜15年くらい働いていると、多くの人が、意識せずともなんとなくこのようなステージに入っているのではないでしょうか。
レア化にするにはもう一回(100分の1の)掛け算をしていく必要があります。ヒャクマン分のイチ、ゼロ六個。例えば、私企業から非営利へシフトなど。あなたなら何を掛けますか??給料が変わる大事なことなので、時間をかけて考えましょう。
掛け算がうまければ、999,999人に勝てなくてもいい
このヒャクマン分のイチという数はオリンピック選手と同じ程度のレア度なのですが、今から、オリンピック選手になる必要もないし、999,999人に勝って、敵を倒す必要はないのです。
今の仕事を徹底してもいいし、1つの分野でもいいし、似たような分野でもいいし、変わった分野でもいいから、どうやったら自分のレアネスが上がる掛け算になるのか、というのを考えれば良いのです。
あなたが今持っている武器1(右足)と武器2(左足)を軸にして、大きくもう一歩、どこに踏み出すかがとても大事です。
最後に、その一歩を踏み出すことで、ヒャクマン分のイチになることができればいいのだから、一時的に給与が下がったとしてもいいのです(例えば、私企業から非営利へシフトなど)
私はこの講義のお陰で、まず気持ちがスッキリしました。キャリア形成の筋道と視界がクリアになったので、今の自分の右足左足(武器)はどこにあって、大きな一歩をどこに踏み出すか、じっくりポジティブに考えられそうです。
包み隠さず言うと、これまでの私の意識は「キャリア形成=昇進」と言う感じで、ほぼほぼダイレクトに昇進が結びついていて、昇進するにはどうしたらいいか、どの分野が今必要とされているのか(上司の注目はどこか)といったことを気にしていました。昇進すれば給料は上がるので、決して遠回りではないのですが、そんなことは単純にワクワクしないです。キャリア形成ってこんなに肯定的なものだったのか、ともっと多くの人に知ってもらいたいです。同じように思っていた方が居たら、あるいは、この記事を読んで、小さい発見があったら、とても嬉しいです。
では、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?