アルコール飲んだら罪悪感ゼロになる不思議
久しぶりにひどい二日酔いになった。
取引先に訪問して商談の後、そのまま近くの居酒屋に流れ込む。
事前に2次会のお店を手配してくれており、終電で帰宅。
決して舌が肥えているわけではないが、
格安居酒屋だったのでお酒の質が良くなく、
次の日になっても気持ち悪さが解消されない。
「お店のせいにしたけど(ごめんなさい)、もしかして20代の時よりもお酒が弱くなってる・・?」
と、時の流れに思いを馳せたが、
よくよく思い返せば、昨日は周りのおじさん達の方が遥かに飲んでいたな。
うん、シンプルに体調が良くなかったのだろう。
これまでお酒を飲んで記憶を飛ばしたことがない。
たまに「いや~、昨日飲み過ぎて記憶飛ばしちゃったよw」という武勇伝(で語られることが多い)を聞くたびに、うらやましく思う自分がいる。
お酒の場では何かと失態が多いので、忘れられたらどんなに楽だろう。
でも楽しいことも忘れるのは嫌だな。
ただでさえ失くし物が多いのに、一層拍車がかかりそうだな。
むしろ奢られる前提で最低限の荷物でいけば問題ないのでは・・・
そんなことをうだうだ考えながら、一日中家の中にいるのも罪悪感に苛まれるので、重い身体を起こして近所の河川敷へ向かう。
風に吹かれて、身体を伸ばしていると、少しずつ身体が軽くなる。
こういう時に自然に触れることの大切さを実感する。
川の流れを見ながら歩いていると、お腹が鳴り、ふと朝から何も食べていなかったことに気付く。
「食欲戻ってきて良かった〜。甘いもの食べたいな~」
あれ?
なんで甘いものなんだろう。
そういえば
お酒を飲んだ後はラーメンを食べたくなるし、
二日酔いだと甘いスイーツを食べたくなる。
そして珈琲は毎日飲みたい。これは習慣だから別か。
お酒を飲んだ後にお腹が空くのは科学的な根拠があるらしく、
肝臓でアルコールを分解する際、体内の糖分をエネルギーとして使うらしい。
急激に血糖値が下がるため、それを補おうと糖分を求めて空腹を感じるとのこと。
そんなエセ空腹感にダマされないぞ!
今日は食べ過ぎないんだ~!
飲む前にはいつも鋼のような決意で参加するのに
結局同じことを繰り返してしまう。
我ながらなんと意思が弱いのだろうと嘆きながら
今日もコンビニのロールケーキに手を伸ばす。
家に帰ったら珈琲を淹れよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?