さら の うえ には あおいさら
↑先日アップした記事を読んだ吉田さんからツイッターで教えていただきまして。
↑かのヒゲの紳士のお店にたどり着くことができたのでした。
伊勢丹メンズ館の8階、イベントスペースに期間限定で展開しているデニムのお店。店舗を持たず、日本全国津々浦々を巡って、お客さんたちに品物を届けているお店。
それが、エブリデニム。かの紳士のお店でした。
店長さんたちが全国を巡って出会った人たちの生き方が綴られた手紙に囲まれて、そこから演繹された今を感じられるレイアウトの店内の真ん中に、
素材から考え抜かれたデニムが。
実は私、正直、デニムって嫌いなんですが。
あの、ゴワッとした無骨さも、強靭な生地と年輪のように風合いを増す美しい青も、私にはただ、重いだけ(湿気を吸うとさらに鎧のように動きを封じるあの感じ)・懐古主義の機能不全な服としか感じられなかったのですが。
来てみて着てみて、びっくりでした。
肌に優しくて、関節の自由度を封じない新しい素材を本物のインディゴブルーで染色。履き捨てが基本のチノパンよりも軽やかに使えそうで、これ着て・履いて、どこまででも旅立てそうなデニムパンツ。
履き捨てとか言いつつ、ユニクロのチノパンをチクチク縫って使っている貧乏性の私がこんなことを書くの、なんだかおかしな気分ですが、お値段も、思ったほど高くなくて(ユニクロ基準だとかなり高価ですが、大量生産品ではないのにこれは、結構頑張ってると思います)、人にオススメ出来る、デキルやつが並んでました。
ちなみに、お店の真ん中には、昔ながらの無骨なジーンズも吊ってありましたよ。こういう子が好きなら、試してみるのも大いにアリだろうなと思いました。
正直にジーンズが嫌いなんだと伝えたあとの店長さんのムッとした表情から、ジーンズ・デニムへの強い愛情を感じましたので(ごめんなさい)、多分、店長さんの好きを詰め込んだやつなら、往年のデニム好きたちも納得させるに違いない。
お財布が許せば、いろんなスタイルのジーンズを楽しめそう。
実際、来店中のお客さんたちは全部かよ!というぐらいたくさん、試着しまくってました。あんまり楽しそうだったので、僕もビビリながら上下を試着してみましたよ。いい着心地。
伊勢丹メンズ館のお店は期間限定で明日9/10までの出店予定。その後はまた、岡山の拠点を中心に各地で営業を続けていくつもりのよう。ネット販売もあるみたいです。
お店、行けてよかったです。
オススメ。